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#8 静的動作編 立位姿勢

利重力身体操作法 Utilizing Gravity Movement (U.G.M)

 人間の最も基本的な動作、それは「立位姿勢」
この立位姿勢が、正しくとれているか、否かで全てが変わります。では、「正しい姿勢」「良い姿勢」とはなんでしょうか?
よく言われるのは、壁際に立って腰に手がギリギリ入るくらい、とか耳たぶ、肩、股関節、膝の前、くるぶしが一直線上にある。とか、お尻を締めて、頭のてっぺんを上へ吊り上げられるように、等々と言われています。

本当にそうなのでしょうか?

「利重力身体操作法U.G.M.」で考える姿勢とは、正しい姿勢、良い姿勢とは? 結論から言いますと、「全く力を使わず立っている状態」です。

 「抗重力筋」という言葉があります。重力に抵抗する筋肉達のことを言います。人が立っている時には重力に引っ張られ潰れてしまうため、姿勢を維持しようと頑張る筋肉達の総称です。有名なところで言うとふくらはぎ、太ももの前、お尻、腰から背中の筋肉が抗重力筋にあたります。
 このように一般的には、重力に負けないように筋力によって姿勢を維持するという考え方が当たり前となっています。
 「利重力身体操作法」では、抗重力筋の筋力を使っている姿勢は「悪い姿勢」ということになってしまうのですが・・・では、全く力を使わないで立つことなど可能なのでしょうか?

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