東京乗りもの紀行 第2回/渡辺雅史
最近乗車した、変わった乗りものについてつらつらと書いております、放送作家&ライター集団リーゼントの渡辺雅史です。
今回も楽しい乗りものを体験してきました。
【渡辺雅史 プロフィール】
ライター、放送作家、節約旅行ライター。
ライターとして、集英社「週刊プレイボーイ」小学館「DIME」など執筆。
放送作家として、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」に参加。
節約旅行ライターとして、MONDO TV「鉄道ひとり旅 女子鉄編」、旅チャンネル「離島酒場」などの旅番組で交通費節約のアドバイスに関わる。
鉄道旅行が趣味で、国内の路線全線に乗車。所有する時刻表は500冊以上。
著書として、「銀座線の90年」(河出書房新社)「最後の国鉄直流特急型電車」(JTBパブリッシング)など。
バスの後ろにバスをつなげた長〜い車体を体験!
第2回は、連節バスです。
バスの後ろにバスをつなげた長〜い車体は全長およそ18m。一般的な路線バスより定員が1.5倍ほどある、利用者が多く見込まれる区間で運行されている車両です。東京都内では、虎ノ門・新橋と湾岸地区を結ぶTOKYO BRTや、八王子市のめじろ台駅と法政大学を結ぶ路線、町田駅から山崎団地へ結ぶ路線で活躍しています。
今回は1年半前に連節バスの運転が始まったばかりのTOKYO BRTに乗ってみました。
バスが出発するのは、東京都中央区晴海にある晴海BRTターミナル。近くの地下鉄の駅までは歩いて10分以上かかる場所ですが、近くにはタワーマンションが立ち並ぶエリア。停留所でしばらく待っていると、長いバスが車体をくねらせながら到着。バス停で待っていた数名が乗り込みます。
車内はご覧の通り。普通のバスの1.5倍のスペースがあるので、座席もゆったり配置されています。
定刻の14時38分、新橋へ向けて出発。
バスはターミナルを出発するとすぐに左折。東京オリンピックの選手村として使われた分譲住宅の晴海フラッグの入り口にある交差点を右折します。この晴海フラッグの入居が始まったら、TOKYO BRTも住宅地の中に乗り入れる路線を開業させる予定です。
右折してすぐのところにある運河を橋で渡ると、勝どきエリア。都営地下鉄大江戸線の勝どき駅から500mほどにタワーマンションが立ち並ぶこの場所にあるのが勝どきBRTというバス停。ここで5名ほど乗せると、バスは再び大きな橋へ。
橋を渡り、築地の旧市場跡地を進むと、長大なバスはニョロニョロと大きな交差点で左折。汐留のビル街に入ると右折左折とクネクネして、14時57分に新橋に到着。BRTは駅前広場ではなく、ゆりかもめの新橋駅の下。日本テレビの入るビルのあたりにバス停があるので、JRの駅へ向かうには3、4分ほど時間がかかりますが、タワーマンションが立ち並ぶ駅から離れたエリアと、都心部を結ぶ路線として、今後利用者が増えていきそうな路線でした。
料金は220円。TOKYO BRTの運行時間は6時〜23時。連節バスの運転は1時間に1本程度で、早朝便1往復のみ晴海BRTターミナル〜新橋〜虎ノ門ヒルズを運行。それ以外は晴海BRTターミナル〜新橋を運行。連節バスの車両点検日は一般型のバスになります。
今回も楽しい乗りもの体験でした。あなたもよかったらぜひ。
詳しくは、TOKYO BRTホームページへ。
次回は、自転車よりもラクチンな乗りものです。ではまた次回!
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