フォローしませんか?
シェア
藤田 淑子
2021年11月22日 23:20
あの時ああしていればとかこの年齢になってやっと気付くこと後悔はしないしたくないと言って生きてきたのに思わぬ事態夢よ幻よ「すごいこと」って何ですか私はそれ出来てますかアルファ波の力効いてくれ私を眠らせて窓の外は嵐すぐに「ズルい」なんて言う奴ほど他人の出し抜き方知ってるものさひらひらと手のひらをかざし今までの自分にさよならを告げる夜抗うことのできない繋がりを温かくも窮屈にも感じ
2021年11月19日 11:03
確かな熱量と惹きつける力があなたの絵にはある信じて君の描く花は猫は人間は幸せだろうその筆跡に抱かれできるなら君を明るく照らしたいもしも君が嫌じゃないのなら君の見つめる「どこか」を私も見ていたい同じ目線同じ気持ちで涙には何がうつっているの色とりどりの玉が輝くように心の揺れ動きこそ楽しめ面白がれ私を連れていって波が来る大きな感情の波私をどこまでも飲み込んでいく私の作品はいつ
2021年11月17日 21:22
あなたのこと考えながら売り場を往復して選ぶレターセットオーロラ色に輝く頂上何があるのそこから何が見えるのこの青のような青でないような色彩が君みたいそんな気がして手紙などこのご時世にしては古風けれどもそれでいいじゃないか軽やかに走り去っていきたいよあなたも知らない遠く遠くへこの想い届けてください小さな封筒に託す時夢膨らむシャボン玉君を写してふわふわと飛んで弾けて消えてゆく空
2021年11月16日 22:42
これらの言葉たちは一体どこへ行くそんなこと知らぬ構わぬ言葉遊びいつまで続く誰も止めることの無い暗闇で一人誰に届く何時届く私の想いここにたくさん溢れているお星さまお願い私を照らしてください明るすぎない光で暗がりが好きなんです安心できるんです放っておいておくれ横になり小さな音で気に入りの音楽を流す真っ暗な部屋見えないことは怖いこと?安心できること?答えなんか無いけどこんなに
2021年11月16日 11:05
君を逃したのは悪魔の手かそれとも私の心のずっと奥か遮られた部屋をこっそり覗いてああ見るんじゃなかった時よ戻れ風になびくカーテンよ不器用な私に生き方を教えておくれひらひらかわいい服を着ていたあの頃知らなかった山ほどのこと私のお腹の中にある知識大したものじゃない惜しくもない腹を壊し何食った?幸せのクリームでできたケーキをたらふく満足するまで食べさせてあげたい私の知らない君の好物
2021年11月15日 11:24
神様に一つお願いをするのならこの私に体力をください男は彼女を永遠に失い抜け殻誰か助けてあげて私には務まらないのだその役は私では到底駄目なのだ何を思って贈り物なんかくれたの机の上に置き去りのままあの日は私の誕生日だった今までにない誕生日だった私が放した白い小鳥は今どうしていますかあなたの元で女心は秋の空なんて馬鹿馬鹿しいとも言えぬ立場になり「あの頃」はもう大分昔私は見つけ
2021年11月15日 00:14
幾度も脳内で再生される君の穏やかな声足音しぐさ帽子から飛び出したくせっ毛の襟足に誘われ戻れずにいる気配り上手で優しいが無駄に褒めることをしない君が好きで正直者は報われるならあなたはきっと幸せになるかならず誰かを愛するも愛することを愛するも私の自由じゃないか他人の愛に口出しする余裕があるなら自分の愛を育め幸せが何かなど探し回るのはダサい突き離して夢を追えあなたの筆跡に見た
2021年11月14日 19:09
深い海のような星が瞬く空のようなブルーがこぼれ落ちる秋の新色予約注文だなんて自分のためなら多分しないあなたなら何を描くのでしょうかどんな世界を表すのでしょうか壊れるなガラスのように繊細じゃないと信じたい私の心壊れるのならいっそ引くべきか自らの手で破り終わらせるべきか何もしなければ尚更ガラスの破片は胸を切り裂くのだろう拾い集めた破片をアッシュブルーの空に並べれば寂しい音色
2021年11月14日 12:37
雲よ何故そんなに泣くの何か悲しいことでもあったの話して窓の隙間からやってきた風と戯れゆらゆらと揺れ昼が来るスチロールを削る音が部屋で密かに流しているジャズをかき消す東京にいた頃に生で聴きたかったと後悔するも季節は行く空の機嫌は直ったようだ明るい光がさしてきらきら輝くそのままゴキゲンでいておくれ午後には外に出る予定があるのだ好きじゃないが誰かがつけるので日々見てしまう君はテレ
2021年11月13日 17:28
365日で人は変わるだろうか今日も寝て起き食べる他人の誕生日を知っている当たり前が不自然と気付く時誰がいつ起きているかが筒抜けなこの世の心地良い気持ち悪さいつまでも無くならぬ飴舐めまわし何処にも行けぬと嘆いても無駄時の止まったハート型の掛け時計を眺めつつも行けない過去冷たいチョコレート冷たいコーヒー自律神経かき乱されて頭痛と熱ですこれは恋いいえ北風の到来です残念散歩に出
2021年11月13日 12:38
きみの住んだ街のことを知りたくてきみの話す言葉を知りたくて雨宿り揺れる心にもきらきらと水玉に濡れ輝く視界雨水を飲んで生きるも自由私は独り変わりゆく空を見るスピードを落として探すあなたの姿はゆらゆらと水溜まりに消えいつしか雪に変わるなど野暮なことを言い諦めもつかぬ気持ちお山の上は寒いですかそれでもきっと私の心は熱い枯れてゆく声に耳を澄まし目を瞑りあなたに会える日を待ちつつ
2021年11月12日 19:22
毛糸玉小さくなるのを目で追って編み込まれる日々数えて待つ夜夢心地想うだけでも幸せな愚か者ならいつでも飛べる雨降りは好きになれぬが嫌いにもなれない虹の橋を眺めれば寂しさと友達でいれば寒さとも仲良くできるかそうでありたい孤独なら退屈しのぎも悪くない神様の嘘聞く地獄耳赤い糸見えるか見えぬか目を凝らし鋏で切ったよ血が滲んでる鳥籠に楽しさだけを詰め込んで鳴かせて眺めて時は過ぎゆく
2021年11月11日 23:32
※20代前半に経験した絵の仕事に関するちょっとした騒動を下敷きにした十首。実在する人物・団体とは一切関係ありません。推測で生んだ不幸に共感を集めて売れても虚しいだけさ着飾って媚を売っても無駄だからお前にされた全てを忘れぬ優しさを踏みにじる時どんな気分あんたも味わえお気の済むまで人間を見下し蔑み楽しいかご自由にどうぞ空っぽ娘いつまでもどうせ満足できないさ劣等感と仲良くしてな