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現代短歌 《青のような青でないような》

あなたのこと考えながら売り場を往復して選ぶレターセット


オーロラ色に輝く頂上何があるのそこから何が見えるの


この青のような青でないような色彩が君みたいそんな気がして


手紙などこのご時世にしては古風けれどもそれでいいじゃないか


軽やかに走り去っていきたいよあなたも知らない遠く遠くへ


この想い届けてください小さな封筒に託す時夢膨らむ


シャボン玉君を写してふわふわと飛んで弾けて消えてゆく空


あなたのところではもう息は白いですか焚き火はあたたかいですか


毛布の中でうずくまり北風が来て過ぎるのを待つそれだけの冬


ダークブルーの夜空を眺めあなたの街にも繋がっているのかと

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