新入社員に必要な基本スキルとマインドの考え方~新社会人として押さえておきたい5つのポイント~
『新社会人としてデビューする春の時期ー。期待と不安に緊張しながら初出社。』
これから社会人として会社に勤める新入社員は、いろいろな社会経験を身に付けていきます。初めの頃は何をしていいか分からないし失敗もあります。
しかし働いて給料を貰う以上、仕事を覚えて会社に利益をもたらす人財にならなければいけません。そこで社会人として身に付けておきたい考え方とポイントをまとめました。
コミュニケーション
基本を確認して基礎を身に付ける
素直さ
失敗を恐れない
メリハリ
もちろん、パソコンの知識やプレゼン能力、発言、自発的に動いてほしいという物も求められますが、まずは仕事をする為の能力スキルではなく、それをこなすためのマインドの考えが必要です。
それでは理由を一つずつ解説していきます。
新人に必要な5つのポイント
コミュニケーションは最重要項目!
コミュニケーションは会社にとって不可欠です。例えば教えたことに対して「はい」「いいえ」「わかりません」などのアクションがないと意思疎通がとれずうまく仕事ができません。
自社での事ならまだしも、営業先やお客様に対してこのような対応だと、相手にされないどころか怒りや苦情さえ受けてしまいます。
『Z世代だから』など、意味の分からない理由は通用しません。実際に挨拶すらできない新卒が入社した時があり「大丈夫?」と心配したこともあります。(なぜそんな感じで入社できたのか謎。)
コミュニケーション不足を解決するには?
入社したばかりで緊張している、もしくは人見知りがちだとしても挨拶だけはしっかりする事を念頭におく事が大事です。話題がなくても初めの挨拶があれば何とかなります。
新人君 : 先輩!おはようございます!
先輩 : おう!おはよー。新人!ところで最近天気いいなぁ。
新人君 : 天気いいと言えば、明日出かけるのでこのまま続くと嬉しいです。
先輩 : おう!そーか!?どこ行くんだ?
このように挨拶一つから広がる会話もあるので、基本的なワードを使いコミュニケーション能力を高めていきましょう。
おはようございます。こんにちわ。お疲れ様です。(挨拶)
はい。いいえ。すみません。わかりません。(返事)
教えてください。どうすればいいですか?(質問)
ありがとうございました。(お礼)
当たり前で、超初歩的な事ですが意外とできていないのが現実です。特に感謝の言葉『ありがとうございます。』は、分かっていても言葉に出ていない時が多いです。
社会人としてコミュニケーション能力は最重要項目です。
基本を確認して基礎を身に付ける
先輩から仕事を教わるときは基礎をまず押さえる事です。ありがちなのが、教わった事に対して手順を踏まず自己流や応用をやってしまい失敗する事です。
【基礎】知識や技能を身に付けさせるもの。
【基本】認識や価値観を確かめ、確認していくもの。
自分の中で『こうした方が効率がよい。』『ここは面倒な部分だからとばそう。』という考えは捨てて、言われたことを実行するのが鉄則です。
なぜかというと、先輩社員は経験からの理由があって仕事を教えているのでまずは従うべきです。手間がかかる理由。時間をかける理由。先輩社員に尋ねると納得する答えがあります。
新人君 : 先輩!A社からの仕事、見積り以上に利益が見込めそうなのでOKしました!
先輩 : まじ!?A社の仕事?そこの与信は確認できてる?
新人君 : いえ、売り上げめっちゃ出そうだったんで受注しちゃいました。
先輩 : A社は資金繰りが良くない噂もあるし、以前取引した時も入金が遅れたりトラブルあったから与信は必要だと教えたじゃんかー!!
先輩から基礎と基本を学び、ある程度実力がついたら自分の考えを出していく。そうする事で結果を出せる人財になっていきます。
素直さを取り入れる
素直さとは何か?それは言い訳をしない事です。例えば、間違った事や失敗は誰にでも起こりうる事ですが、下手に言い訳をすると怒られるばかりか、信用も失います。
素直に非を認めて改善することが余計なトラブルを生まない事にもなります。
失敗を恐れてはいけない
新人で会社に入ると失敗はつきものです。なぜなら、分からないから当然です。失敗から学べることはたくさんあります。先輩社員も元は、新人からスタートしているので気持ちもわかるはず!?
失敗のスキルをこれからの仕事に活かし、自分が成長したら後々後輩も入ってくるので、ミスができるチャンスは今だけです。憧れの先輩になりましょう。
子供は遊ぶのが仕事。新人は失敗するのが仕事。(失敗しすぎは問題ありかも~。)
メリハリで心身を正常にする
新入社員にとって心の問題はつきものです。記事の初めに『期待と不安が・・・』と書きましたが、不安の方が圧倒的に多いです。
『上手く仕事をやっていけるか?』『人間関係』『家族や恋人との時間』など、ストレスが多くなりがちです。
こういった問題は本来、会社の上司が新人のメンタルを気にして対応するべきですが、現実的に難しく人の内面は見にくいのが現状です。
一番のストレスは『失敗の不安』と『やるべき事、覚える事の多さ』だと思います。少なくとも新人の頃の自分はそうでした。
メリハリをつけるには、やはり仕事と休みの『ONとOFF』を切りかえる事です。休みの時は、仕事を忘れ自分の好きなことに集中すれば気分を変える事ができます。
他の事に意識をかえることで、長いストレスから一時的に解放されリフレッシュ(気持ちを入れかえる)ができます。ずっとストレスにさらされてしまうと、メンタルが壊れてしまいます。
例えば、ノンストップで山登りの頂上を目指したとしたら、スタミナの低下からくる疲れ、ケガ、高山病などのリスクが高くなります。休憩を取る事で体調の回復ができ、ムリなく山頂を目指す事ができます。
新入社員に必要なスキルとマインドのまとめ
最近では、すぐに辞めてしまう新人やZ世代と言われる若者が話題になったりします。その仕組みや、フレーズを作っているのは上の世代の人たちです。責任はそこにあるかもしれません。
しかし、責任だけを追及しても自分の為にならないので勉強して賢く生きるのがベストです。そして、スキルとマインドを考えて行動すれば、すばらしい人財になれます。
会社に入って仕事や人間関係を学び、いずれ教える立場になる事を考えたらこの考え方は必須です。合わないと感じたら転職や離職して改めるのも良いですが、まずは自分の価値観を見直してみる事から始めましょう。
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