『ご利用者様目線のサービスの追求』 一人ひとりのやりたいを叶えるために
こんにちは、人財企画ユニットの髙森です。
春の気候を感じたのも束の間、気温も一気に上昇しゴールデンウィーク明けらしい爽やかな季節になってきましたね^^
社内では半袖のユニフォームで過ごすスタッフも増えてきて、いよいよ夏がもうすぐそこまでやってきているようです!
1.変化の多い4月という1ヶ月を過ごしてみて
代表の柴田からは「4月に起こった多くの変化」について話がありました。
「新しい環境」で何かを始めることはワクワクする楽しさもある一方で、一定の不安や心配を引きおこすこともあります。そんな時に周囲の人からかけてもらった言葉や関わりが、その時の自分を救ってくれたという経験を私自身何度もしてきました。
相手の立場になり気持ちに寄り添うことで、一緒に働く仲間との関わりをより深め、信頼関係を構築していきたいと改めて思いました^^
2.中野事務所のepisode
今月は中野事務所から「ご利用者様目線でのサービスの追求」について、episode共有がありました。
81歳のOさんは、2020年9月からリカバリーで介入を開始しています。
訪問開始時は伝い歩きで屋内の移動ができ、屋外に関しては歩行器で短距離歩行は可能だったこともあり、リハビリスタッフをメインに介入していました。
2021年の1月頃、自宅内で車椅子生活をされており、トイレで排泄することはできていましたが、その後の入院なども経て徐々に基本的な動作能力が低下していきました。
2023年の6月末から1ヶ月ほどは、左かかとの手術で出来た傷に触れるだけで強い痛みを訴えるようになりました。
足を下ろし座る姿勢を保つことやベッドから起き上がること、また車椅子に乗り移ることが困難になり、常にベッドの上で生活をする状態になりました。
そんな中です。
左かかとの創部が治癒した矢先、胆嚢(たんのう)がんと肝浸潤(かんしんじゅん)が見つかり、すでに手術はできず、主治医からご家族にステージ2〜3、5年生存率は50%前後と説明されました。
O様は延命を望んでいらっしゃらなかったため、オペや抗がん剤の使用、セカンドオピニオンも希望されませんでした。
通院するとき以外は自宅にこもりがちとなりましたが、何とか気持ちを取り戻し、スロープなどをレンタルし始め、2023年9月末の訪問リハ時に久々に外に出ることができました!
ものを飲みこみ、胃に送る嚥下(えんげ)機能が低下してきたこともあり、医師からも嚥下訓練を勧められ、2024年1月からSTの介入もスタートしました。
「近所の公園に行く」というたった一つの願い
外に出れるようになったO様の次なる願いは、ご自宅近くの公園にいくことでした。
スタッフもO様のご希望を叶えるために、リハビリの際には車椅子の乗車時間を確保し、外気浴も取り入れました。
そして2024年春、念願の近所の公園に2回ほど行くことができました!
「この公園にはよく子どもを連れて遊びに来ていたんだよ」と最近はほとんど視力がなくなっているにも関わらず、自宅から公園までスタッフを率先して誘導して下さる姿がとても印象的でした^^
自宅のベットの上で過ごされる日々にずっと寄り添ってきたスタッフですが、ご家族のお話を自ら話して下さるほどの変化がただただ嬉しく、この数年間「もう一人のあたたかい家族」として関わってきた気持ちがO様に伝わったような気がした瞬間でした。
3.まとめ
発表の中で、満開の桜の木の下で嬉しそうにピースサインをして笑顔いっぱいで写真に映るO様、奥様の青空美容室でさっぱりと髪の毛を整えられて満足げな表情で写真に写っていらっしゃる姿もスライド共有されました^^
病気と闘いながらも、今出来ることに全力で取り組まれる前向きな姿勢、チャレンジし続ける姿がお写真の表情からよく伝わってきて、見ているこちらが勇気をもらいました!!
訪問看護ステーションリカバリーは「もう一人のあたたかい家族」になっていただける仲間を募集しています!
https://www.recruit-recovery.jp/
夏に向けてキャリアチェンジを検討されている方「体験同行」や「説明会」のエントリーも大歓迎です!!
ぜひお気軽にお問い合わせくださいね♬