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「オレがもし具合が悪くなったら、君たちに助けてほしい。」あるご夫婦とした忘れられない約束

こんにちは!リカバリー採用担当の広瀬です。

本日は6月のオールスタッフミーティング(ASM)の様子と大田ユニットのエピソードをご紹介していきます。

1.新入社員の紹介


6月は看護師さんが1名経営管理部にも1名、合計2名のお仲間が増えました!
今月も、社内サイトの「リカマル」で、自己紹介を投稿してもらいましたよ^^

社内サイト「リカマル」のロゴ


2.大田ユニットのepisode

今月は大田ユニットの発表です。
「みんなが笑顔になれるチーム」が大田ユニットの今年の目標のようです。

スタッフのお誕生日会の様子

写真からも笑顔や明るさが伝わってきますよね^^

休憩中のおしゃれランチの写真もシェアしてくれます^^

そんな大田ユニットより、
弊社理念の「もう一人のあたたかい家族」にちなんだエピソードの紹介がありました。

・・・
大田ユニットでは日々「もうひとりのあたたかい家族」として利用者さまだけでなく、ご家族にも寄り添ったケアを実践しています。

“あるご夫婦の最期”に立ち会わせていただいた事例について発表します。

奥様のAさんがサービス開始となったことが、そのご夫婦との最初の出会いでした。
Aさんは食事が進まず、大きな褥瘡(床ずれ)をつくってしまい、連日訪問をし対応していました。

その時、Aさんの傍でずっと声を掛け続けていたのはご主人のBさんでした。
Bさんは人一倍Aさんの回復を祈り、いっぱいいっぱい愛情表現をされていました。

Bさんは少し認知力の低下が見受けられましたが、いつでも笑顔で私達を迎えてくれました。
ケアのときはずっと傍で見守って、時に手を握り励ましている素敵なご主人でした。

娘様も懸命に介護されていて、お孫様もご自身の勉学で忙しい中、
おばあちゃんであるAさんのことを気にかけていました。

Aさんですが、食事が進まないことの影響が大きく、少しずつ衰弱しご逝去されました。

ご逝去された日、最愛の奥様を亡くされてご主人のBさんは混乱状態になっておられました。
混乱状態のBさんでしたが、Aさんの体を拭いたり、エンゼルケアを一緒にしてくれました。

そして、退室する時に

「オレがもし具合が悪くなったら、ぜひ君たちに助けてほしい。本当にありがとう。また、助けてくれな。絶対だぞ。」

とBさんから声を掛けていただきました。

「そんなことにならないくらい元気でいてくださいね」と握手を交わし、サービスを終えました。

時は流れて一年半後。
新規サービスの依頼で、よく知っている住所の同じ名字の方の情報が入りました。
なんと、一年半前に固く握手を交わした、ご主人のBさんへの訪問依頼でした。

数日前まで元気に一人で散歩をしていたBさんでしたが、突然の腹痛で腸管穿孔が発覚。
大腸がんの末期診断を受けて最期の時間を家で過ごしたいと退院されてくるところでした。

娘様より
「あのとき父が、“自分が具合悪くなったらリカバリーさんに見てほしい”って言ってたから。父の気持ちを大事にしたかったんです」

とお話がありました。

久しぶりにお会いしたBさんは、話す元気もなくなってしまい、奥様に熱心に声をかけていたときのような声は聴けませんでした。

しかし、娘様が
「じーじ、ばーばの最後をおくってくれた看護師さんだよ」
と話しかけると、ゆっくり頷いてくれました。

元気いっぱいだったBさんとは思えないほど衰弱されており、退院後2週間ほどでご逝去されました。
大好きな娘様とお孫様が家にいる時に旅立たれました。

深夜のご逝去となりましたが
「大田のいつもの看護師さんにエンゼルケアをしてほしい」
と依頼をいただき、対応しました。
・・・

大田ユニットでは、Aさん・Bさんご夫婦への関わりを経て、
改めて「もうひとりのあたたかな家族」について考えさせられました。

“自分の大事な人を自分と同じように大切にするスタッフ達の姿”
Bさんに”自分も看てほしい”と思ってもらえたのではないかなと思います。

大田ユニットの目標は”みんなが笑顔になれるユニット”です。

利用者様も、ご家族も、スタッフ自身も、関わるみんなに笑顔が届けられるよう、これからもチームの力で頑張りたいと思えたエピソードでした。

3.おわりに

大田ユニットのエピソード、いかがでしたでしょうか。
発表を私もリアルタイムで聴いていましたが、思わずウルっと涙ぐんでしまいました。
素敵なエピソードの共有ありがとうございました!

大田ユニットでは、「もう一人のあたたかい家族」を一緒に目指してくれる看護師さんを募集中です!


大田ユニットは、とにかく明るくてみんなの笑顔が素敵なチームです^^

みんな良い笑顔


体験同行や説明会でその雰囲気が伝わると思います。
「楽しくチーム力で頑張りたい」「患者さんに寄り添った関わりをしたい」
そう思う方は、是非お問合せくださいね。


ここまで読んでいただきありがとうございました^^