カラフルな世界で生きる世代

皆さんは今の働き方に満足していますか?

時代の変化にちゃんと気付けていますか?

頑固な上司のご機嫌取りで日々消耗していませんか?

団塊の世代というのは各企業で働く戦士たちが一つのものに対して全力で熱意を注ぐような時代でした。例えば社長が「赤」といえば社員全員が赤色になる。それが正しい働き方で、実際に高度経済成長を成し遂げました。

しかし今の時代はどうでしょう。1990年代にインターネットが誕生してから、瞬く間に世界の環境は変わりました。世界の常識が一瞬にして変わったのです。社長が「赤」といって社員が赤色になった途端に、世界はすでに青色に変化していた、なんてことが常日頃から起こるというわけです。

これは社長の采配が悪いわけではありません。経験則から予想していては変化のスピードについていけないほど、世の中の動きが目まぐるしく変わっているということです。

では私たちはどのようにして、この変化に順応していけばいいのでしょうか。その答えは「カラフルになる」です。

個人がカラフルになるのではなく、チームでカラフルになるということです。社長が作るべきチームは「赤青黄緑ピンク」などそれぞれが強みを持ってそれをいかんなく発揮するチームです。

先程は、赤色と社員に言ったら世の中はすでに青色になっていたと話しましたが、実際はもっと複雑で世の中の変化自体がカラフルなのです。「柔軟に動ける組織」と一言でいっても難しいですが、要は「それぞれの強みを活かし弱みを互いに補い合う組織」ということです。

しかしここで課題があります。日本という国は最初に話した団塊の世代の「単色」での働き方の成功例を今も引きずっています。

上司の言うことを聞いていればいいという働き方、一つの企画書を通すのに何人もの印鑑をもらわなくてはいけない環境、そしてそれが理由もなく却下されるのが当たり前のような状況、あらゆることが「カラフル世代」を作ることの邪魔をします。

では私たちはどうすればいいか。その答えは「自分たちで会社を作り上げる」です。いきなりスケールが大きい話に聞こえるかもしれませんが、今や会社を作るのは簡単です。ネットで調べるだけですぐに起業の仕方は出てきます。

なぜ起業までしないといけないかというと、既存の会社の価値観を変えるよりも未来を担う下の世代を育てた方が遥かに価値があるからです。

私も40代以降の方と仕事をする機会が多くありましたが、残念ながら人は歳を重ねるほど頑固になり、自分の価値観を変えることに異常に拒否反応を起こします。

しかも日本は昔から年功序列を重んじる文化。年下の人間に「世の中はこういう風に動いているので対応していきましょう」と言われようものなら「若造が知ったような口を聞くな」と敵視される可能性もあります。

もちろん世の中には時代の変化に対応している先輩方も多くいます。しかしその方達と仕事ができるのは一部の優秀な人たちや自分がいる会社に運よくそういう素晴らしい先輩がいた場合です。ほとんどの若い世代はこの頑固世代を先輩に持っているのです。

飲み会を断ると「ゆとり」だと罵ってくる先輩、定時までに仕事を終わらせて帰ろうとすると「先輩がまだ会社にいるのに帰るのか」と嫌味を言ってくる先輩、こんな人たちのために消耗する必要は全くありません。

世の中の人はすでにこういう人たちがこれから淘汰されていくということを少しずつ感じています。つまり動き出すなら今です。この時代の変化に気付いている人たちでカラフルなチームを作り信頼関係を築いておく。そうすれば時代遅れの会社が淘汰された時には何の被害もなくその時を乗り越えられるでしょう。

そんな新しい世代について書かれている本があります。

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本書のテーマは豊かな生活が完成された世の中で生まれ育った「乾けない世代」。私のような乾けない世代は、ものがなかった団塊の世代やそのひとつ下の世代とは価値観が違います。そんな世代間の違いを説明してくれており、これからはどのような時代になり、どのような働き方になるのかを教えてくれています。

私たちと先輩たちの間でなぜ価値観の食い違いが起きるのか。それがこの本を読めばわかると思います。そこを分かった上で自分たちがどのようにこれから働いていけばいいのかを考え、さらには起業していくという選択を生み出すことができれば、あなたの人生は常に時代の変化に対応できる綺麗な虹色に輝いていくでしょう。

今ならKindle Unlimitedで無料で読めるので、先輩との価値観の違いに悩んでいる人はとりあえず読んでみてください。

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どうか皆さんの人生が読書でさらに豊かになりますように。

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