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心の声を聴く、聴かせてもらう。

心の声を聴く、聴かせてもらう。

小説家は心の声を文字化できる人だと思います。しかし、なかなかそう上手く書けないものです。

画家や彫刻家は心に感じたものを絵や形として見える化できる人だと思います。しかし、そうなかなか上手く描けないものです。

音楽家、作詞家、作曲家、歌手は、心の想いを音楽で表現できる人だと思います。しかし、なかなか上手く音にできないものです。

これらは芸術といわれていますが、それ以外の分野で例えば、哲学、宗教学等もやはり心についての問いを考えているのではないでしょうか。更には民俗学は先人が心についてどのように考え、表現していたかを学ぶものだと、つい最近卒業した美大で学ぶことができました。


そして答えといいますか、形として千差万別があるわけです。

上手くできれば、誰かに感じてもらうことも共感してもらうこともできるのかもしれません。

また、自分の表現したいものと近しいものを感じた時に、心が動き、震えるのだと思います。

それが感動だ思います。皆さんも、ああこれだ、そうこれなんだと思わず叫びたくなるような嬉しさを味わったことはないでしょうか。


いろいろ迷って悩む工程、一人ではなかなか答えが見つからない、だからこそ学んだり、見たり、書いたり、作ったりするのだと思います。


五感を使って表現したい、でも上手くいかない。そんな時に、もう一つ、発するというのもとても大切です。そう話すことです。

実は話すこと、それも本音を話せることが、今は少なくなってきているのではないでしょうか。


私も学生時代に友人が自死をした後、本音を語ってもらえていなかったのか、察することができなかったのかとずいぶん悩み続けてきました。しかしだからこそ、自死による周囲の人への影響や辛さを身をもって知っていたことを、自分の家族に話すことで、思春期が来ても真っ直ぐに育ってくれたのではないかと思ったりもしています。今では、彼女は私にこのことを教えたかったのだ、だからいわなかったのだと思い、また私と共に私の心の中で、生きることを楽しんでくれてるかなとようやく思えるようになりました。


あなたの気持ちにつかえがあるとき、話すことで気持ちが楽になるかもしれません。


リ・そうるけあの役目は必要な時に、聴いて差し上げることです。


企業組合リ・そうるけあ

代表理事 高山和 たかやまあい