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システム刷新のヒントは"過去"と"想い"の中にある


本日、当社の主力サービスのシステムとプロセス刷新に向けた、俯瞰図ワークショップを半日かけて行いました。

テクノロジーのプロマネ担当と数名で年明けから諸々進めてきましたが、今後のマイルストン策定やAS IS - TO BEの仕上げにかかるべく、各部署から知見者を集い、洗い出しや短期・中期の目線合わせ。

本プロジェクトはMiroや他資料で細かく整理はしているものの、本日はあえてのオフラインでのホワイトボードを活用。

参加者は、30-40年もパイオニア歴がある方から、派遣社員の方をマネージして10年の方、カスタマーサポートの立ち上げ期からの方、最近入社したベンチャーやIT企業出身の中途社員メンバー、基本的には現場で仕事を推進しているメンバー中心に各所からの参加者で実施。

プロセスやシステムの刷新において、過去の経営方針や戦略やその時々の判断、組織変更などの様々な事情、それぞれの想い、最新テクノロジーを使ってきたメンバーの見解、議論が色々混ざり合います。

俯瞰的かつ、各論含め、同じ会社とはいえ普段見えていない業務からの共有による相互理解が産まれたように思えます。時に喧々諤々する時もありましたが、それだけ本気ということだと思います。

最近は便利なホワイトボードのツールを活用してWEB会議での進行も可能ですが、感染拡大の予防を行い、今回は対面で行いました。

元Chief Digital Officerかつ、普段は9割くらいリモートワークの私が言うのは棚上げで(笑)、持論ですが、対面による良さは、健全な喧々諤々が発生し、本気を引き出し、あるべき姿に向けて議論できると思ってます。WEB会議越しだけで伝えきれないエナジーは大切にしたいです。もちろんオンラインでも可能ではありますが。


あるべき姿を実現するにおいて、以下の現状理解は欠かせないと思ってます。

  1. 過去背景

  2. 想い

  3. プロセス

  4. システム

世の中には参考になるプロセスの事例やメソッドなどはたくさんあり、システムやツールも結果的におそらくそれなりに最新のものを選ぶことになるとは思います。

ただ、新しいシステムやプロセスになっても、結局人間が仕事をするのをゼロにすることはできなく、特に上記の①過去背景②想いがとても大事だと私は思ってます。

システムやツール、世の中に星の数ほど便利なものが増えてますが、これまでテクノロジーベンダー経験の長い私の原体験からすると、実際に使う社員の"想い""本気度"が宿っていないと、システムやツールというのは、良さをほとんど出しきれないと思います。むしろ形骸化すると思います。
(簡単に使えるツールは別ですが)

ちなみに、色々やるべき事も見えてきたので、後半参加者の表情の変化を感じられました。

ちなみに、私からは「やらない事も決めたいですね」とコメントさせていただきました。

成長中の組織において、色々やることもたくさんありますが、やらないことを決めるのが実はとても大事だと思ってます。

FY23が来月から始まりますが、来年の今頃が楽しみです。

こんな時勢で無ければ、ワークショップメンバーで打ち上げで飲みに行きたかったところですが、皆様良い華金をお過ごしください。

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