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”破竹の勢い”の本質を考えてみた

私の千葉の実家の庭の端っこには、子供の頃、竹藪がありました。

竹ってすごいんです。わずか1日で1メートル伸びることも珍しくなく、ときには3メートル伸びることもあります。

ついつい竹の成長に目を取られがちですが、竹の特徴はこれだけではありません。

竹の根、正確には地下茎と呼ばれるものを横に伸ばしていきます。この地下茎は四方八方に伸びていき、その根からまた新たな竹が生えてくるのです。そのため、いくら表面上の竹を切っても根があるかぎり減っていきません。

なので、庭の端の方に生えていた竹なのに、家の方まで竹の根っこが伸びていて、筍とかが家の近くに生えてくるんです。


勝手な解釈ですが、『破竹』って、根っこがしっかりしてるから、突き抜けるくらい、いくらでも四方八方に伸びると思うんです。

話は変わりますが、昨日は当社(パイオニア)のFY22最終日でした。
関わる皆様、同じ組織で共にした皆様、ありがとうございました。

B2B事業のWEBアクセス数推移

このグラフは当社のB2B事業のWEBアクセス数推移のグラフです。

3月に入ってから自然検索流入がまさにグラフの如く破竹の勢いで伸びてきてます。テレビCMや過剰な広告投資も行っていなく炎上などは勿論していません。

マーケティングの主要目標のFY22の達成率


上記の数字はマーケティングの主要目標のFY22の達成率です(上記のWEBアクセス数とは違う、もう少し売上に近い指標です)

達成率だけを客観的に見ると108%なので、着実に達成したという印象ですが、実はFY21から290%超えの成果です。FY20対比も280%超えです。

期初に私がこの目標を掲げた時、非現実的な雰囲気を醸し出してましたが、必ずやれると思ってました。

今年やってきたことを一部抜粋。

  1. 期初(4-5月)に年間計画から逆算したプランニング

    • 本当は期が始まる前にやるものであって、私が4月着任だったので出遅れました。FY23は2ヶ月前くらいの2月から新生チームがプランニングし始めてます

  2. 年間目標に対して、主体的に120%のストレッチ目標と計画を立てる

    • 目標というのは達成しなければいけないので、ショートしては意味がないと思ってます。100%を目標にしたらリカバリープランやストレッチもできない。なので私は120%以上のストレッチ目標を立てる癖があります

  3. 資源(ヒト・モノ・カネ)は基本は有限なので、どうやって最適な効果で最大化するのか、月次で振り返り軌道修正。とはいえ資源は周囲に適切に説明をすれば増えるので、資源も増やしていく。

  4. ウェブサイトをパワーのあるドメインへ引越し

    • 地味ですが大事です、私と同時にマーケティングチームにジョインしたデジマ担当が主体的にプランしてガシガシ進めてくれました

  5. 社内で首尾よく動けるようにCMS導入

    • これまで外部委託メインでウェブサイトを変更してたので、ドメイン変更にあわせてデジマ担当がガシガシ進めてくれました。

  6. 使いこなせてなかったMAツールを身の丈に合ったツールに再契約し、きちんと活用する

  7. ウェビナーを始める。二の足踏んでいたようなところもあったので、まず開始してみました。

  8. WEBサイトのUI/UXをできるところから改善する(これはまだまだですが)

  9. 判断者が曖昧だったものを巻き取り、契約し続けてた保守運用的な業務委託契約を見直し(断捨離)

  10. インサイドセールスを強化、パワフルなパートナーさんと熱量を持った立ち上げを行う(以下Unite様のnote)

  11. ペルソナとカスタマージャーニーを再設定

    • そもそもあまりできてませんでしたが、1月から参画したマーケティングマネージャーの大野さんリードで再設定。時流によってもペルソナやジャーニーは変わりますよね。

  12. 全リードソースをダッシュボードで見える化し、デイリー、ウィークリでボトルネックを把握してPDCAを回せるようにする。もうExcelでの報告は無くなりました。マーケター自らダッシュボードを作ったりしています。

  13. 指標やKPIを関係者の認識再統一、再整理

    • 案外、指標やKPIの解釈が曖昧だったり、異なっていたりします。解釈がズレると、活動もズレるので、見直しました

  14. 成果が出たらみんなで喜び、褒め合い、感謝する

    • これが大事だと思います

上記、粒度の異なることを箇条書きしてしまいましたが、何も特別なことはしてないと思います。

他にも色々やっており、僭越ながら当社のマーケティングチームのコミット力、実行力、チームワークには感服です。

基本の連続があるからこそ、非連続の成長があると思ってます。

家も足場があるからしっかり立つわけであり、
人間も骨格があるから活動ができる。

非連続的成長をしていくには、基本や固定概念を取っ払うことも時に必要になってくると思いますが、基本が無いのに一足飛びとかは、そんな横着でうまい話はなかなか無いと思ってます。

タイトルの『”破竹の勢い”の本質』、「破竹」という言葉の響きは個人的に好きですが、なぜ破竹の勢いになるのか、自分なりに考えてみました

『基本を最速で行う』ことかな、と思ってます。

最速で実行すれば、失敗しても、立ち直るタイミングも前倒しできますし、大抵の失敗はかすり傷みたいなものなので。

逆に、温めて、温めて、時間をかけて熱くしすぎて大火傷するくらいなら、どんどん実行して、転びながらも前に進んだ方が良いと私は思ってます。

マーケティングチームも昨年10-12月は停滞期でした。そういう時期もあると思います。

スピードが全てではないとは思いますが、早いに越したとはないと思います。

これはマーケティングに限らず、仕事に全てにおいて言えることだと、私は思ってます。

実家の庭の竹は、たしか親が根っこを枯らしたか何かで処分して、今は無くなってしまいましたが、当社のB2Bマーケティングチームは、今年は根を張り巡らせはじめたので、来年はもっと成果を出してくれると確信してます。

ちなみに、通期を通して管掌していたマーケティングチームだけではなく、期中から管掌しはじめたコマーシャルセールスや、カスタマーサクセス、カスタマーサポート、ITシステムと業務プロセス刷新プロジェクトも根を張り巡らせ始めてます。

昨年11月後半から立ち上げ開始したコマーシャルセールスチームの右肩上がり具合


カスタマーサクセス、カスタマーサポート、ITシステムと業務プロセス刷新プロジェクトはまた毛色は異なりますが、チーム一丸となり色々進化しています。

今後のパイオニアに乞うご期待を。
破竹の勢いと言われるよう、有言実行で引き続き楽しみながら成果を出して、チーム一丸で邁進します。

本日はエイプリルフールなので、嘘にならないように(笑)頑張ります。

FY23もよろしくお願いします。

FY22に意識したこと、振り返りはまた別途したいと思ってます。

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