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映画『キアヌ』感想

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過去の感想文を投稿する記事【79】

 本日8月8日は「世界猫の日」。人と猫の友情を深め合い、猫に安全な生活を提供することを誓う日なんだそうな。……素晴らしい記念日だと思います。
 そんな本日は、猫が魅力的な作品から一本、映画『キアヌ』の感想文を投稿しますー。だいぶ前に書いた感想文ですが、よければ読んでくださいー。

 ちなみに本項の中盤くらいで「orz」の記述がありましたが、この記述一つだけでも、この感想文が如何に古いかを知らしめてくれる気がします笑。「orz」って、今でも使ってる人いるのかな? あんまり見掛けない気がするけど……。



猫 ✖ 名作映画 ✖ ジョージ・マイケル 笑


 「犬派か猫派か」って話は誰しもが一度はしたことあるんじゃないかな、と。人間のパートナーとか親友と呼ばれる犬に対し、猫は恋人みたいな存在と呼ばれてきた印象がありますが、この映画で改めて再認識させられる……僕は間違いなく猫派です。(もちろん犬も大好きではあるけども)

 猫の魅力が詰まった作品は他にもたくさんあるけれど、ここまでのものはなかなか無い。それもアクション映画で、猫のアクション(?)シーンも描かれていることはなかなかありません。アングルも表情も文句なしの完璧な猫アクションは、何回撮り直しているのかと思わせるほどの仕上がり。普通、動物を使う時は外見が似ている個体を数匹用意して、動くシーン用や、じっとしている用などに分けるなんて話をよく聞きますが、僕が見た限りでは同じ1匹だけだったんじゃないかな? 激しい動きも大人しく待っているポーズも両方できるなんて、もし主演賞があるなら猫のキアヌに授けたい。



 作品全体としてはB級感はあるものの、おどろおどろしくデフォルメされた殺し屋、麻薬が横行するギャング集団などの登場人物たちとのギャップが、キアヌの可愛さを浮き彫りにして、存分に引き出してくれています。他にも『シャイニング』や『レザボア・ドッグス』風の写真を撮るシーン、玄関前でクラレンス(キーガン=マイケル・キー)を見上げる姿……、キアヌが顔を出す度に頬が緩んでしまいます(ちょっと欲張りですが、レル(ジョーダン・ピール)との会話の中でアポロ・クリードの話が出ていたから『ロッキー』風の写真も撮るもんかと期待してしまって……でも出てこなかった…ガックシorz)。


 本音を言うと「ジャケットに写っている猫がかわいい」という理由だけでDVDをレンタルしたので、内容自体にはそこまで期待していなかったんですけど、実はコメディとしても面白い。特にメインの2人のやりとりはまるで漫才を観ているようだったし、その上でアメリカのB級コメディっぽいというかハチャメチャな感じも活きているから、なんか新しい感じがして好印象。調べてみたら主演の2人はコメディアンなんだってさ。面白いのも納得です。


 麻薬、ギャング、殺し屋……。B級映画に好まれがちなワードが多く孕まれる内容の本作は、さすがにグロテスクとかバイオレンスな描写が行き過ぎると、いくら猫のキアヌが可愛くても中和しきれない気もして、どこか一抹の不安を抱えながら観ていたのですが、全体を通して引いてしまうような痛々しいシーンは見受けられませんでした。クライマックスも、スッキリする大団円とちょっとのユーモアで締め括られ、“猫好き”、或いは “映画好き” という単純な理由だけで人にオススメできる1本だと思います。



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