クリエイターとSNSの向き合い方
【Roadroller Sound Studio】(@RBYYYYYYYYYYYYY)です。
現代を生きるクリエイターの生活必需品と言って良いほどのSNS。
このSNSとの向き合い方を考え直した方が良いクリエイターの方々というのが世の中には一定数います。
この記事を読んでいるクリエイターの方が…
・同じ趣味の人と交流したい
・趣味でモノを作っているだけ(絵を描く、音楽を作る...etc)
・SNSにUPするのは承認欲求を満たしたい、モチベーションを上げたいだけ
こういった理由でSNSを活用されている場合は特に問題ございません。
逆にこの記事を読んでいる方が…
・将来プロのクリエイターになりたい
・フリーランスでも食っていけるように知名度を上げたい
こういった理由でSNSを活用されているクリエイターの方は少し立ち止まってみても良いかも知れません。
(時代の流れというモノももちろんありますが)僕の知る限り、SNSで成功されるクリエイターの方々は驚くべき発想の持ち主か、その時点で一定以上の実力を持っている方です。
個人的に一番心配なのが、下記の2つに該当する方です。
・人気コンテンツに寄り添いながらプロを目指すクリエイター
人気コンテンツのイラストや音楽でモノ作りをしていても、その時点で一定以上の実力を持っている方が、あくまで知名度を上げるためのキッカケ作り、通過点であると最初から目標がしっかりしている場合は特に問題ありません。
一番大変なのは世間から実力以上の評価を受けたことを真に受けて、それを自分の実力だと勘違いしてしまうクリエイターの方です。
人気コンテンツから離れてオリジナル作品を発表した時に初めて本当の実力というものが露呈しますが、実際に実力のない方はその時の甘美な想いが忘れられず、いざ本当の自分と向き合うことになると、そのギャップに苦しむことになります。
そうすると…
1. 事実を受け止め、これをバネに頑張る方
2. そこで腐ってしまう、諦めてしまう方
3. その時その時の人気コンテンツにしがみ付く食えないクリエイターになる方
大抵この3つのルートに分岐します。
・SNSの「いいね(スキ)」稼ぎに夢中のクリエイター
個人的にはこれが一番問題だと思っていて、結論から言うと本末転倒なんですよね(笑)
クリエイターになりたいのか、インフルエンサーになりたいのか分からないわけですよ。
自分が目指すべきクリエイターになるための必要な技術を磨かずに、どうやったら人に見てもらえるか、聴いてもらえるかばかりを考えるようになります。
そのため、SNSに張り付く時間が一日の中でどんどん多くなっていき、将来的に何の役にも立たない「いいね(スキ)」に振り回された結果、何者にもなれない自分が待っているというオチです。
よほどズバ抜けた才能をお持ちか、ズバ抜けた作品を産み出す方であれば、いずれ世間に見つかるとは思いますが、それ以外のクリエイターにとってSNSはやはり現代では必要不可欠な存在です。
アイディア次第、使い方次第ではとても便利な武器となりますが、プロを目指して活動中のクリエイターにとっては、一歩間違えると諸刃の剣にもなり得る存在です。
偉そうなクリエイター論を語ってしまいましたが、これを読んで少しでも何かを感じ取って頂けたクリエイターの方は少し立ち止まって、SNSとの向き合い方を考える時かも知れません。
P.S. プロのサウンドクリエイターを目指している方々へ
お洒落なDTM部屋の写真をUPする前に、自身の音源が世間にどれくらい評価されるのかを確かめておきましょう。
この落差が激しいほど、世間のあなたに対する興味と評価は低くなります。
明らかに一定のクオリティー(商品として販売されているレベル)に達していないと自分でも判断できる場合は、可能な限り音源のUPは控えましょう。
厳しいことを言えば、この判断ができない方はおそらくプロのサウンドクリエイターになるのは難しいかと思われます(音源をUPしてみないと気付かないことも確かにありますし、判断は難しいところですが)
元サウンドクリエイターだった人間から、知識も技術も必要ない今日から実現可能なアドバイスとなります。
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