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「どっちでもいいよ」は「それはやめて!」という意味

今日は
メンタル系の話なのかというと
若干違うとは思うんですけど

コミュニケーションの話の一つ
と思って
読んでもらえたらと思います。


◯「どっちでもいいよ」は「それはやめて!」という意味


皆さん
人と決め事をするときに

Aにするか
Bにするか

というとき
あるじゃないですか。


たとえば
友人や恋人と
ご飯を食べに行くとき

ラーメン屋に行くか
定食屋に行くか

と決めなきゃいけないときに

相手に対して

「どうする?ラーメン屋か定食屋、
 ラーメン屋にする?」

と言ったときに

「あぁ、どっちでもいいよ」

という時
ほぼ確実に相手は

「定食屋に行きたい」

と思っているものです。


逆に考えてみてください。


ラーメン屋と定食屋で
ラーメン屋がいいなぁ
と思っていた場合

相手から
「ラーメン屋にする?」

と言われた時

「どっちでもいいよ」

とは言わないじゃないですか。

「ラーメン屋?いいよ!」

と返すでしょ。

「ラーメン屋?どっちでもいいよ」

と言われた場合は

「定食屋の方が行きたいなー」

と思われているんですよね。



こんな話を
何でしているか?
と言いますと

結構ここに気付かずに

「どっちでもいい?
 じゃあラーメン屋にしよう!」

と言っちゃって
事故ってる現場を
よく見かけるんですよね。


結構文字通りに
相手の言うことを
受け取ってしまって
相手の真意に気が付けない
ということが
コミュニケーションミスを
生んでいることがあるんですよね。


◯人は思っていることを言えているわけじゃない、という前提でいる


たとえば患者さんに

「大丈夫ですか?」

と問うたときに

「…大丈夫です」

と返されたとき

「あ、大丈夫なんだ!」

と思っちゃいけないってことです。

返答する前の

をどれだけ拾えるか?

が大事なんです。


みなさんも経験ありませんか?

自分がキツくて苦しくて
助けて欲しいときに

「大丈夫か?」

と聞かれて

「めっちゃきついんで助けてください!」

とか言えないでしょ?


「まぁ…はい…そうっすねぇ…」

とかこんな感じでしか
言えないじゃないですか。

相手に対する気遣いであったり
自分の弱さを曝け出せなかったり

そもそも人は
自分の思っていることを
そのまま伝えられる程
強くはないんですよね。

「だって相手は
 どっちでもいいって言ったし」

「行きたいところがあるなら
 言えばいいじゃん」

と言いたくなる気持ちもわかるし
当然自分の主張したいことは
うまく言語化できるように
なるよう努力した方が良い

とは思うんです。

ただ
世の中の人が皆
それができるわけじゃないし

それを求めてしまうと
お互いに行き違いが
生じてしまうんですよね。


自分も含めて
人は皆
言いたいことを言えるわけじゃない

という前提で
人と関わってみると
相手の言葉にならない
意思にも
目が配れるように
なるかも知れませんね😌

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