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自由な人も不自由になりたがる

自由な生き方や
自由な働き方
自由な時間の使い方に
人は憧れる傾向に
あると思うんです。

誰だって奴隷にはなりたくない
と思うでしょうし
何にも縛られない方が
自由度高く生きていける気がして
幸せなんじゃないか?

と思いますよね。


ですが
実は自由って
案外不自由だし
不自由に見える生活の方が
人は求める傾向にあるかもよ?

というお話をします。


◯自由になった奴隷の8割は戻ってくる


「アルスラーン戦記」という
元々小説で
Netflixでアニメ化された
作品があるのですが

その作品の中で
主人公のアルスラーンが
国を取り戻した時に
王子としてやりたいことが

奴隷を解放すること

だったんですね。


アルスラーンは
理想を掲げ
奴隷を解放することが
できたんです。


しかし
その後、奴隷の主人である
ホディールが死んで
自由になったことを奴隷に伝えると

奴隷たちは喜ぶどころか
「この略奪者め!」

と思わぬ反発を喰らってしまうのです。


その後、軍師のナルシスも
過去に領内の奴隷を解放した際に


しばらくすると
そのほとんどの元奴隷が
領内に戻って働き出した

という話をするんです。


1年分の生活できるだけのお金を
与えたはずなのに!

と言うと元奴隷は

「元主人は優しかった」
「追い出したりしなかった」
「寛大な主人の奴隷であること
 これほど楽な生き方はありません」

と言うのです。

自由に生きて良い
と言われても

自由というのは
恐怖でもあるし
疲れることでもある。

自由は決して楽ではないんですよね。


◯あなたは何の奴隷ですか?


とはいえ
必ずしも不自由であれば良いかというと
結局はバランスの話で
完全な自由も目指さなくて良いし
某隣国のように
国民に一切の自由を与えないことを
肯定するわけでもありません。


言い換えると
人は何かしらの奴隷である
と言えると思うんですよね。


サラリーマンであれば会社であり
家庭を持っていれば
家庭に時間やお金を捧げないといけないし
それが趣味や人間関係であるかもしれない。

つまり
自分は一体
何の奴隷になりたいだろうか?

と考えると良いのかなと思うんですよね。


結局人って
自由だとすると
毎日仕事を探して
毎日やるべきことを
見出さないといけないから
生きていくのは大変ですし

それが本当に楽しい生き方なのか
やりがいを感じられる生き方なのか
人に必要とされる生き方なのか

というと
そうではないですよね。


実は
多少不自由な方が生きやすい
ってことなんだと思います。


誰のために
何のために
不自由になるか

と考える。


私なら
まずは家族の奴隷と言えるし
今の職場の奴隷でもある。

でも
今の家庭や職場に
自分の自由を捧げても良いか

と思えるかどうかなんですよね。

もちろんそれが嫌なら
趣味のバンドや
フラワーガーデニングでも良いし

何かしら自分の自由を
捧げないといけないとして

何に自分は自由を引き換えにしているか?

と考えると
整理できると思うんですよね。

闇雲に自由さを求めて
ストレスを感じる必要もなくなるよね

という話でした😌

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