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後輩や部下に伝える時の注意点

微妙な差ではあるが
すごく大事なことだなと感じていることなので
書いていきます。

たとえば
上司が部下に伝える時
親が子供に伝える時など
何を伝えるか?より
どう伝えるか?が大事だと思っているのですが
具体的にどう伝えるべきか?という話です。

私は相手に指導する際
まず相手に考えてもらうスタイルなんですが
案外そういう指導が
今はスタンダードな気もするのですが
「自分で決めなさい」
と伝える時に意識していることがあります。

「自分で決めていくことが楽しいことである」と伝える

私も小さい時、親から
「自分で決めろ!」と
口酸っぱく言われてきたのですが
少し怒られながら言われてきたんですよね。

自分で決めないといけない
周りの言う通りに行動するな
指示待ち人間になるな

と半ば叱られながら
自分でやることを決めてきたのですが

それが結構ストレスだったんですよね。

決めないとちゃんとした大人になれない。
親に怒られるから自分で決めなくちゃ。

と、自由に決めて良いはずが
全然自由ではない感覚がありました。

これって大人になっても同じで
たとえば患者さん自身で
リハビリをするか
横になって休むか
患者さんが自由に決めて良い、と伝えるだけでは
相手は正解を出そうとするばかりで
自分が今やりたい事は何か?
という視点が無くなっている。

後輩の指導もそうで
「自由に決めていいよ」とだけ伝えても
無難な選択しかしないものなんです。

なので
ちゃんと責任は俺が取るから
好きなようにやりたいことをやっていいよ!

と伝えるのでは受け取り方が変わってきますよね。

「自由にしていいよ」
と伝えると、言われた側はストレスなんですよ。
答えを探そうとするから。

「自分がやりたいようにやっていいよ」
とちゃんと伝えて
自分でコントロールできるということは
それがもし成功しようが失敗しようが
ストレスが最もかからないんですよね。
〝自由にしていい〟は
正しい事を選択するのではなくて
やりたい事を選択するということを
伝えなければいけません。

具体的な指示の場合は相手にどう思うかを最後に確認する

とは言え仕事や教育の場では
相手の自由にして良いことばかりでもなくて
こちらから提案することもあります。
その時は必ず
「◯◯がいいと思うよ」
ではなく
「◯◯が良いと思うけどどうかな?」
と相手の意見を述べる言葉を付け加えた方が良い。

アドバイスや指示をする時は
言いたいことや正しいことを言うのではなくて
相手が腹落ちすることが最も大事で
相手が
「ちょっと納得いかないなー」
と思う状況を極力減らした方が良い。

そのためには一方通行なやりとりではなく
必ず相手の意見や感想を言う機会を作る。

もちろんそれで相手が思っていることを
全部言えるわけではないんだけれど
相手の理解度や受け取り方を
把握することもできるし
コミュニケーションミスを減らすこともできる。

ちょっとした差でしか無いんだけれど
ここを意識して後輩や部下に指示することを
私は意識しています😌

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