見出し画像

マンボウって意外とプルプルしてる

何かと言うと、食感が。

呑み屋での初遭遇。

それは普段遣いの呑み屋でのこと。
いつもどおりふらりと立ち入って、今日の日替わりメニューを見るのが普段の流れ。此処は定番メニューと日替わりメニューがあり、日替わりメニューはその日の仕入れによって全く内容が異なるのである。

日替わりはだいたい鮮魚で、鯛刺しの日もあるし、マグロのヌタだったり、アン肝の日もある。

で、今日はしれっと書かれていたのだ。
『マンボウの肝和え』と。

ちなみに、南国とかで釣れるアカマンボウは一部が見た目も味も非常にマグロの赤身に近いことで知られている。というかアカマンボウは部位によって全然肉質も味も違うらしいが。

だが、普通のほうのマンボウはそもそも食べるイメージがなかった。だって、マンボウだぜ?原始時代のおれが釣り上げたら多分食えない扱いでリリースすると思う。

とはいえ、ここのご亭主の出す料理はほぼハズレはない間違いのない奴。
であれば挑戦しないのは損である、日替わりなので次があるかもわからないしな。というわけでサクッと注文、380円(税込み)なり。

画像1

出てきたのは白身のぷりぷりした切り身にアン肝を思わせる肝がトッピングされ、ポン酢で和えられた一品。当然ながら切り身だけではあのマンボウなのかはさっぱりわからないわけだが……まんをじして、実食あるのみ。

ん、んんん!?魚を期待していたら全然違う。
思いの外ぷりぷりコリコリと歯ごたえのある感触で、さほど味はないがほのかに甘さが舌に残る。派手さはないが上品な味わいだな。

肝はアン肝の味わいに非常に近く、たんぱくな味わいの身に反して非常に濃厚な味わい。肝単品でも相当良いアン肝の味だ。

肝と身にレモンをまぶしてまとめて口に放り込むと、コリコリした歯ごたえに肝の濃厚さが絡んで絶妙なハーモニーとして襲いかかってくる。なるほど、肝和えはマンボウの正解だ。禁酒でなければ日本酒がほしくなる組み合わせ。

食べ始める前の不安もなんのその、さっさと口に運んであっという間に食べ終えてしまった。ごちそうさまでした。

身近な食べ物でいうと鳥のたたきが一番近い様な気がするが、生鶏肉より一段歯ごたえがあり、味自体はたんぱく。レモンとポン酢がよく合う刺し身だった。マンボウ肝は実に美味い。調べてみたところ、身体に見合った肝が取れるらしく新鮮な物はステーキサイズのレバーソテーにできるらしい。そっちも実に美味そうだ。

もっとも、合わせて調べたところ水っぽいとか無味とかいう感想も出てきたので俺が食ったのは相当鮮度が良かったのかもしれない。お試しの際はご留意いただきたい。魚介類は鮮度で全然味が変わるもので、初体験でうまかったのは運が良かった。

戦場へ

マンボウ、美味しゅうございました。
多分肉質からすると焼きや煮でも美味そうなのでちょっと出す店を探してみようか。

今回はここまで、またな。

現在は以下の作品を連載中!

弊アカウントゥーの投稿は毎日夜21時更新!
ロボットが出てきて戦うとか提供しているぞ!

#コラム #毎日Note #毎日投稿 #毎日更新 #エッセイ #料理 #マンボウ #刺し身

ここから先は

0字

パルプスリンガー、遊行剣禅のパルプ小説個人誌です。 ほぼ一日一回、1200字程度の小説かコラムが届きます。 気分に寄っておやすみするので、…

ドネートは基本おれのせいかつに使われる。 生計以上のドネートはほかのパルプ・スリンガーにドネートされたり恵まれぬ人々に寄付したりする、つもりだ。 amazonのドネートまどぐちはこちらから。 https://bit.ly/2ULpdyL