全裸の呼び声 -26- #ppslgr
「ここらドブヶ丘にゃー、住人にとって厄介きわまりない害獣どもがごまんとおる。住人も慣れちゃあいるが、だからといって無害ってわけじゃあ、ねえ。ちょっと路上呑みで吞んだくれて、そのまま寝込めば翌日には仏さんよ」
「害獣がいなくても逝く気はするがな……」
レイヴンのつぶやきをあっさり聞き流すと、次郎長は続けた。
「どうせお前さんがたがドブヶ丘をうろつくなら、自衛のためにもそいつらを狩るはめになるだろうよ。絡まれ次第、始末してくれりゃいい。大物がくたばれば、そりゃそこらの奴らか