はるやそらや

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    マガジン

    • 「8K画質の未来映像」作家ジョーの画像がヘッダーの小説たち

      ジョーこと鈴木 穣氏の未来映像を使用した小説たち ジョーさんの高度技術にはかなわないが 、日々ヘッダー画像に合う小説を開発思案中

    • 「今日の文豪さん」

      愛すべき文豪・詩人・活動家たちの私生活を勝手に書いた二次創作作品 文豪さんのパートナーさんも登場したりする

    • むかしおわり語り

      里村で起こる盆の夜の出来事 言い伝えや信仰背景にあるもの

    • 「たぶん、恋愛小説家」

      売れない恋愛小説家の女と、ちょっと年下の男の子の恋愛ごっこ物語 本物の恋なのか、寂しさゆえの遊びなのか 恋は貧しさに勝てるのかを問う

    • わたしのうた

      詩のまとめ

    最近の記事

    ザ・杞憂・・・😂

      • 「虎ブルーの夜に」

        怖かった 珍しいぜ 蜂のす、蜂っこには慣れたあたいが 一匹の蜜バッチに恐れをなすとわ ちょっと怖くてコーチョク 全身黒でPUMAンを背中に入れていたからか 左側ブンブン近付いて飛んでる 嫌な予感てさ、当たるから 弱気で蜂スピリチュアルググった 「トラブルから逃げなさい」で、いいの? 追いかけられてんじゃなくて 「チャンスは今だ、逃すんじゃねぇ」じゃなくて 自分に向かって来て飛んでるんだよね 刺されそうな恐怖が大きいほど、トラブルも大きいか きっと仕

        • 「星鏡の橋」序

          けんちん汁の旨い季節である 幸い、ここ田端には大根と里芋は豊富にある たとい、大根と里芋をくれてやったとしても、そのまた明日にはその家の畑の大根と里芋が戻って来る・・ けんちん汁と言えば、寺の精進料理にも挙げられる 肉や魚がなくとも、少量の菜種油で炒めると言うのは、ただ煮るだけでくったりするのではなく、コクが出て香ばしい 昼はけんちん汁ではなく くず野菜の端やありものの、かき揚げだった そんな中、風呂敷三つを抱えてやって来たのは 「おや、田端さん」 田端さんは

          • 蛙ちゃんが冬眠するためか風呂場から消えた その代わりではないが 母屋の軒下にタヌキが棲みついた タヌちゃん😳 どうも栄養失調らしい お尻のほう体の毛が抜けてしまっている 顔をちょっこり出して可愛いかった 冷凍のパンの耳を温めて軒下に置いた 咥えて奥に隠れた さみしい私への贈り物

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          • わたしのうた
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          • 「この人は誰」
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          記事

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            「FUZIKO.Y」

            ごく、極々微量の毒も 細心の注意を払い、濾過をかければ妙薬となる ワクチンに女の名前をつけるなら 私は「FUZIKO」 もしかすると銀座で歌っています プアゾンはCOOLなバイオレットのイメージ 致死に価するのではなく 永遠に魅了して痺れさせる毒 ホリゾンをタブレットを噛むように飲んで迷走する いい子は夜の8時にはおやすみしてる 不眠症の大人は 大人になっても夜更かし悪い子 もちろんそんなもの飲みはしない プロだから 不死 死にはあらず 不二 ふたつとはあら

            「モルグ」⑥

            河川敷を一面覆っていた、人の背丈ほどもあろうかの雑木たちが、一掃されていた 週を挟みながら、数日かけて行われたようだった 丸裸にされたようにぽつねんと建つ小屋と、押しやられたズタズタのブルーシートが際立って見えた 小屋はさらに小さく所在なく見えた 一斉伐採は、これが目的だったかのように思われた ブルーシートが絡まる小屋は、二三、点在していた 小屋同士、決して歩み寄れるほど近くはなかった 衆人環視の中でいたたまれず、時代に取り残されたような小さな砦は、撤去を待たず

            「本日も強風なり」

            「お疲れ様でした。」 昨日、地震があった 正確には、村人が感じたもの それも山側の者が感じる 地震と言うよりは地鳴り その入口と出口には すなわち最初のT字路は、入口と出口を兼ねている 穏やかな昼下がり 電柱に止まる烏が鳴いていた 強い不安めいたものは感じなかった 明けて、今日の天気は気がくるくる変わっていた 生暖かい風と言う人 暑いと言う人 陰った曇り空と晴れ間 バラバラバラと雨粒が打つ サアッと地面を一瞬濡らす雨 後は静かな止まった空気の中

            「日々ツレツレと日記」

            さっきまで、雨はぱらりぱらりだった 傘を二本持ってバス停へ 知らないうちに雨降りになっていた 時刻表より二分早くバスが到着 ツレ、帰る 傘を差し、二人ではしゃぎながら家路につく 狭い旧県道の路肩スレスレを、車がいぶかしげに見ながら二人を避けて通る気配を感じている 気にしないふりをする その間三分ほどなのに雨足が急に強くなる ちょうど馬力さんの石碑はT字路のカーブにある T字路や十字路は、往来凶とかいうのがあって その位置に家屋敷があると災いが敷地に入って来

            「霧の書」

            「誰か」が遺した記憶の書 「誰か」の残した足跡 ふだん 「誰も」そんな処に行こうとは思わない 疲れた心に忍び込む虚 影に誘われるように迷い込む森 木立を縫って 木の肌に手をかけて 抜け出そうか 帰らずか 答えを欲しそうに空を見る 木々の丸窓の空はこんなに小さかったのか ここまで来ればこんなに近い 近いようで遠い森 遠いようで近い森

            「自分、どこに向かっているのだろう」

            お久しぶりです 先日、三連休を前に会社まで行き、休むと行って帰って来ました 立って歩けたのですが、早朝4時頃から頭痛と左腕の違和感が連日あったので、血圧も200越えていたので様子を見ました もちろん次の日は出勤しました 翌日、脳外科にMRIの結果を聞きに 私は左右に脳動脈瘤があります 右は変わらず2㎜ほど 左がなぜか育っていて4.53㎜ほど 後頭部の後ろのほうで、遠くて難しい場所なので、カテーテル手術になりそうです 年末に発育状況を見るのに、脳MRIを撮り、即時結果教えてくれ

            「七日帰り」

            それは叔母の家に出かけて行った姉からだった 母親の口調から、電話の相手は姉であると思われた 時々、通電の際に受話器の向こうから、派手に相手の声が大きく漏れてくることがあった 今日は聞こえて来ない 遮るように、叱咤するかの母の声 顛末を聞きたかったが、母親と話すのは面倒でしかないので、そのまま階下に降りて風呂に入った 姉はその夜、帰宅しなかった 出かけて行ってから、姉が明日帰ると言った日は、ちょうど一週間目だった 七日帰り 人が死んでから七日七夜 初七日と同

            私の考える自給自足 昔は、なくていい仕事はない、と言う風潮だった 人は平等だからの意味で 私は要らない仕事に溢れていると思う 消費者はそれがないと困るから それで困るのに消費者は違うナニかを、違う消費者に作るかして疲弊する どんな思いの工程か知らずに そしてこの世には毎日ゴミの山

            「赤と青 または藍より深い青」

            【踊り子号殺人事件(仮)】 幼なじみの相棒、桶川拓斗の暗示のような言葉で、いつも江戸川土我こと、ドガの日常はなぜが殺人事件へと巻き込まれてゆく 少女アリスが、ぶつぶつ呟き白うさぎが横ぎって、追いかけて行った先は鏡の国だったように・・ なぜか桶川拓斗の周辺で事件は起こることに気付いたのだ 拓斗によってもたらされる数々の不協和音 事件を呼ぶのは わたし、変り者JKの江戸川ドガだけの問題じゃないような気がしている、今日この頃 拓斗の闇を感じつつも見たくないふりをする だって

            恋愛小説 冬の恋人

            廃倉庫の監禁場所に向かう、重たい鉄の扉を押し開けるように 逆光の人影と、もう帰れないあの扉の向こう側の世界の光りが、わたしをのぞきこんでいる でもわたしは繋がれてはいない ただ遠い目でその人影と光りを眺めている 手足の自由がないわけではない 例えばロングデニムスカートの スリットの上のクロスのしつけ糸 あんまり見事な縫い取りなので 鋏を入れたくなかったのよ ヒールの高い足首の隠れるブーツだった わたしはそろそろと 小さな部屋の中で隠れ住む TOMIZのココア