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作ったものやアイディアなどをまとめてしまっておくので、勝手に取り出して使ってください。
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記事一覧

推しが雑誌の表紙になるバッグを作ってみた。しかも海外に行く。

百円ショップSeriaで、旅行雑誌『地球の歩き方』のグッズが売られていることをご存知だろうか。これが私のツボにどっかんとハマり、パスケース、コインケース、バッグなどを勢いで買ってしまった。中でも手提げバッグが特に気に入っている。 もっと欲しいこの手提げバッグは、以前インテリアで使おうと思って2つ購入した。バッグとしてあまりにも素敵すぎるので、インテリア以外の用途は思いつかないが無駄にもっと買いたい。買いたいよな〜でも使い道がな〜どうしようかな〜欲しいな〜買い足そうかな〜と考

練り込みの器をアイスボックスクッキーで再現する

バレンタイン及びホワイトデー。これらは「普段作らないお菓子を手作りするイベント」である。かくいう私もこういうイベントは好きで、去年はチョコレートで猪口を作った。 割とクオリティが高く出来てしまったので、今年は何の器を作ろうか……と悩んでいた。そして一つの結論に至る。 (!)練り込みとは:色の異なる粘土を組み合わせて練り込み模様を作る、作陶の技法。写真のように裏表で同じ柄になっているのが特徴。器の表面に絵を描くのではなく、粘土自体に色が付いているのでこうなる。 (!)アイ

【徳利に酒以外をいれるやつ】とっくりカフェタイム【三回目】

前回、前々回↓ 徳利に日本酒以外のものをいれて飲む。これは過去に二回も記事にした企画だ。「もうやらなくていいだろ」と世界中の誰もが言わなくても私が大きな声で言う。「もうやらなくていいだろ!!!」うるせえ!!!やるんだよ!!!二度あったんだから三度目もあるんだよ!!!それが世界の理だろ!!! 世界の理には逆らえない。そういう人間もいる。 もう三回目ともなると、「徳利に飲み物をいれるとどうなるか」など既に知っている。徳利の形はマグカップよりも保温性が高く、ゆっくりと時間をか

【鞄内紛失防止に】どこに何を入れるか書いてあるバッグを作ってみた

在るはずのものを失くす天才がいる。その天才は私の友人である。小学生の時分から、どこかに出掛けては自転車の鍵を失くし、家の鍵を失くし、財布を失くし、いつも真剣に焦る。 「えっ、どうして!?なんで無いの!?」 洋服のポケットからカバンのポケットまでひっくり返して、それでも見つからない。「どうしよう」と震えるその人に、私は「もう一回、ちゃんと探してみなよ」と助言する。再度持ち物の全てをひっくり返すと、不思議なことに鞄の奥底から失くしたものが出てくるのだった。 いつも、在るはず

メロンのような伝統野菜「マクワウリ」を食べてみる

先日、初めて農産物直売所へ行った。そこで見つけたのがこれだ。 マクワウリである。商品名を見て「あのマクワウリですか!?」と思って、買った。私は器好きなのだが、江戸時代くらいの古い器へ楕円形に縞柄の瓜が描かれていることがあり、その正体はマクワウリらしいと知っていたのだ。「甘い瓜で人気があった」とだけ情報を得ており、それ以上の正体を全く知らずに生きてきた。その、マクワウリである。 昔は器に描かれるほど身近だったのに、自分が食べたことがないから現代では存在しないと思っていた。い

古着リメイクだけで全身コーディネートする

古着が好きだ。くたびれた生地、レトロな模様、宝探し感、独特の雰囲気。何より最高なのは価格が安いことだ。中にはびっくりするほど高いものもあるが、びっくりするほど安いものもたくさんある。その安さは1着数百円で服が買えてしまうほど。 さて、今回はその古着をまとめ買いして、さらにリメイクを施し、全身コーディネートを完成させようと思う。 実はリメイクは初心者である。これまでも古着リメイクをしたいと思っていたものの、大胆に形を変えるのは勇気がいるため、ワンポイント刺繍や裾直し程度に止

【新発想】家にある白磁の食器に白い食べ物をのせることでオールホワイトな食卓に

先日、白磁(模様のついていない真っ白の磁器製品)をたくさん買った。小皿をはじめとして、フォーク、ナイフ、カップなんかも集まった。そういえば元々持っている白磁も結構あるよなあ〜と現状持っている白磁を並べてみたら、これだけあった。 もはや食事に必要なものが一式揃っている。バターケースや箸置きまである。「いっそ食べ物まで白い食事をしたら面白いのでは?」と思いついて、もう一度持っている器を見渡したが、まず「白米」を盛るための「茶碗」が無い。終わった。食事に必要なものが一式揃っている

浮世絵を遊べるアクリルスタンドにしてみた

最近、アクリルスタンド(以下、アクスタ)なるものが流行っている。透明の板にキャラクターのイラストやアイドルの写真が印刷されており、ご飯や景色とともに写真を撮ったり、部屋に飾ったりして使うアイテムだ。令和を代表するグッズと言っても過言ではない。 先日会った友人が、ランチの際に推しのアクスタを取り出し、ご飯と一緒に写真を撮っていた。 アクスタの配置を決め、画角を調整し、ライトの反射を気にする。この「手間」を楽しそうにこなしていく。それを見てシンプルに「あ、私も欲しい。」と思っ

バレンタインなのでチョコで猪口(ちょこ)を作る

2023年2月14日 バレンタインデー ハッ…… これって、もしかして……? バレンタイン猪口だああああ!!! ○ 「チョコ」という単語を聞いて真っ先に思い浮かぶのは「猪口」である。チョコで作った猪口=猪口をこの世に存在させたい!だから作る!いや、作らなければいけない! やるぞ!!(勢いで全てがごまかせればいいなと思っている。) チョコレートで猪口を作るときに悩んだのは成形である。初めに考えた方法は3つ。 ③はあまりやりたくない。猪口だけを作りたいからだ。中身

生キャラメルミルクを知ってほしい。あわよくば飲んでほしい。

生キャラメルミルクを知っていますか? 生キャラメルミルクを初めて飲んで以降、どっぷりファンになった。あまりにもおいしい。おいしすぎる。これほどおいしいものが現世に存在する事が信じられず、最初一口飲んだ後に思わず「え?」とだけ発してラベルとまじまじと見てしまった。 具体的に食レポをすると「雲の上の太陽に向かって昇っていく感覚」が味わえる。瞳の奥に光が入り込んでくるのである。 別の言葉で説明すると「ほどよく甘くまろやかで、ミルクなのに後味がすっきりしている」。キャラメルとミ

柚子でウィークエンドシトロンを作る

冬至だからと柚子をもらった。うれしい。しかし、冬至だからといって柚子風呂に入る習慣は、生を受けて以来、私の人生には存在したことがない。だから普通に食べようと思う。 柚子ジャムにするには小さく、それではおかずに使うのが良いかもしれない。 ……いや!ここはお菓子にしよう。ウィークエンドシトロン(レモンケーキ)だ。レモンケーキの柚子版だ。「レモンが無いなら柚子を使えばいいじゃない。」「アントワネット、勘違いをするな。レモンが無いのではない。ここに柚子があるだけだ。」 というこ

レアチーズと洋梨ムースのケーキを作った

ケーキを作ることだけが決まっていて、何を作るか決まっていなかったため、とりあえずスーパーに行く。洋梨が百円くらいで安かったので、洋梨を一つ購入。小さいのを作るつもりだから一つで十分。洋梨といえばムースだろという偏見により、洋梨ムースが主人公になる洋生菓子を考える。 家にある食材を見て、普通のタルト台とレアチーズケーキと洋梨のムースで層にするしかないと結論が出る。うむ。字面だけでもうおいしそう。 忘れないうちに作るものをメモしておく。 タルト台にドライフルーツ入れたら美味

シュークリームに似合う皿を探すタイムスリップの旅

ああ、そうだ、シュークリームだ。シュークリームを食べよう。 私はシュークリームのことを「効率良く生クリームを食べるためのスイーツ」だと思っている。だから、甘いものを欲した時=生クリームが食べたくなった時にはシュークリームが一番だ。ありがたい食べ物である。 ありがたや、と見つめているとあることに気がつく。 シュークリームの色味、地味じゃない?写真を撮ろうとするとショートケーキに負けるというか。いやあ、いつもパッケージから取り出すや否や、皿に置くことなく食べていたから気が付

【器を買った理由集】人はなぜ器を買うのか。必要だからだ。

人はなぜ器を買うのか。必要だからだ。これを読んでいる人で、器を使ったことの無い人はいるだろうか。恐らくいないだろう。それほど器は生活において必要とされている存在なのである。 では、私はなぜ必要量を超えて器を持っているのか。それは未だ謎に包まれている。器はなぜ此処にあるのか。どうして狭い6畳のワンルームに置いてある小さな棚の中に入った収納箱の中に集められたのか。 それを確かめるべく、「器を買った理由」を一度振り返ってみよう。 ◯ ここ数年、美術展などでも「ヘタウマ」が人