見出し画像

苦味のある食べ物の効用

苦味のある食べ物は苦手な方は、多いでしょうか?

苦味のある食べ物とその効用について、書かれている文書がありましたので、その現代の健康志向と東洋医学の観点から、私なりに少しまとめてみたいと思います。

苦味は一見避けがちな味わいですが、実は私たちの健康にとって重要な役割を果たしています。

緑の野菜に多く含まれる苦味成分は、ほうれん草、大根の葉、瓜類など、特にこれからの季節、晩春から初秋にかけて旬を迎える食品に豊富です。これらの季節に合わせて摂取することで、体の中から健康を支えることができます。

現代社会では、腎機能の低下や心臓疾患が増加傾向にあります。東洋医学では、苦味のある食べ物や薬草(百薬草など)が、心臓の機能を活性化し、心機能を向上させることにより、これらの疾患の予防や改善に役立つとされています。特に、心臓疾患における急性発作を鎮静化させる効果があると言われています。

また、苦い薬は消化力を促進し、胃腸の健康を支えるとも考えられています。この理由は、苦味が心機能を強化し、その余裕から消化力が生まれるからだと言われています。例えば春の時期に辛みの食品を過剰に摂取し、肝機能に負担がかかると、筋肉痛や筋のひきつり、その他の痛みが生じやすくなるといわれますが、このような症状が出た時に苦味のある食品を摂取すると、痛みが速やかに和らぐと言われています。

これらの知見は、私たちが日常的に食事を選ぶ際の貴重な参考になります。苦味のある食べ物を意識的に取り入れることで、心臓や腎臓の健康をはじめとする体全体の機能をサポートし、日々の健康管理に役立てることができるのです。

苦味は味わいの一つとして楽しむこともできますが、それ以上に私たちの体にとって必要不可欠なエッセンスであることを忘れずに、バランスの良い食生活を心がけたいものです。旬の野菜を積極的に取り入れ、東洋医学が教える苦味の効用を実感してみてはいかがでしょうか。

参照
東洋医学講座2 小林三剛著 P.240より

#健康
#健康管理
#ヴィーガン
#ビーガン
#野菜
#緑黄色野菜
#苦味
#東洋医学
#食事




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?