夏の体調不良と冷たい食べ物
暑い夏、冷たい飲み物や食べ物を楽しむことが多いですが、これが原因で体調を崩すことがあります。特に、氷入りの飲み物やアイス、かき氷などは内臓を急激に冷やしてしまい、内臓機能が低下してしまうことがあります。これにより、水分代謝ができずむくみが生じたり、食欲低下、体のだるさ、下痢、頭痛などが引き起こされることがあります。
夏におすすめの食材
スイカ
夏の代表的な果物であるスイカは、体の熱を冷まし、汗で失った水分を補う効果があります。漢方薬の白虎湯と同じ効果があることから「天然の白虎湯」とも呼ばれています。スイカの皮の白い部分も利尿効果が高く、むくみ予防に役立ちます。
メロン
スイカほどではありませんが、メロンも暑さを和らげ、利尿作用があり、体のだるさやむくみの軽減に効果的です。
バナナ
便秘改善にも効果があり、体の熱を冷ます食材として知られています。特に、ガスの匂いが強い便秘に効果的です。
トマト
夏野菜の代表格で、体の熱を冷まし、汗で失った水分を補います。加熱すると血を補う効果が強くなります。
きゅうり
水分が豊富で、ほてりやのどの渇きに効果的です。利尿効果も高く、むくみ解消に役立ちます。
苦瓜（ゴーヤ）
体の熱を冷まし、デトックス効果が期待できる食材です。皮膚や粘膜の炎症にも効果があります。
もやし
安価で手に入りやすいもやしも熱冷まし食材のひとつで、夏バテやむくみ対策に効果的です。
茄子
熱を冷ます効果や利尿作用があり、のぼせの症状にも効果的です。
もずく
酸味のあるもずく酢は、汗をかくことで失われた水分を補う効果があります。
緑豆
湿気のある暑い日におすすめの食材で、体の除湿と熱を冷ます効果があります。緑豆もやしや緑豆春雨としても利用できます。
まとめ
夏の暑さに負けずに健康を保つためには、体を冷やす食材を適度に取り入れることが大切です。しかし、食べ過ぎには注意し、冷房の効いた室内で過ごした後や冷たい飲み物を多く摂取した後には控えるようにしましょう。効率よく体の調子を整え、快適に夏を過ごしましょう。
参照
（執筆者：さとうあい、宮城県仙台市在住の料理家、フードコーディネーター、国際中医薬膳師）
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