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手ぬぐい大好き


手ぬぐいとの出会い

またしても、前回からのつながりでございます。
イラストレーターのmizutamaさんがインスタライブをする時に、マグカップの下にかわいらしい布をよく敷いていたのでした。
それが手ぬぐい。

mizutamaさんがよく言っていた「経済を回している」を合い言葉に、文房具を買い込む自分のことも肯定していた私(笑)
インスタライブを見ながら「手ぬぐい気になるな」「でも、集めたらこれまた危険なやつじゃないか?」と思っていたのですが・・・。

1つ買ったらやっぱり沼ってしまいましたね!
使ってみたらいいことばかりの手ぬぐい。
では、手ぬぐい沼もいっちゃいましょう!

まず、手ぬぐいとは

顔や手・体などを拭くために使う、木綿の平織りの布のことです。

諸説ありますが、奈良・平安時代から使われていて、もとは祭礼の装身具などに使われる神聖な布だったそうです。
江戸時代頃には庶民も使う時代となり、暮らしに溶け込むようになりました。

でも、現代では使っている人はまれなのかなぁと思っています。

お手入れについては、基本的には水で手洗いするのが望ましいと言われています。
(洗濯機で洗う方もいますから、面倒ならそれで大丈夫だと思う)

端が切りっぱなしになっていることで、タオルよりも速乾性があり衛生的。
干して乾いたら、ほつれてきた横糸部分をハサミでチョキっと切る。
(縦糸は切らないでね)
何度か洗って整えているうちに、端がフリンジ状になりほつれが止まります。

手ぬぐいのはしっこ


私がよく使っているものは「注染」と言われる技法で染められたもの。
染料を注いで糸の中まで染め上げるので、表も裏もおんなじ柄。
裏表を気にせず使えます。
そして何より柔らかい。

糊に染料を溶かした色糊を表面から擦り付ける「捺染」という技法や、現代では機械でプリントしているものもあります。
細かい模様を表現するためには、こちらの技法が最適。
それらの物も少しは持っていますが、私はやっぱり注染のものに惹かれます。

てぬぐいの使い方の例

【手や体を拭く】
シンプルに気持ちよく使いやすいです。

長いので、手を拭いたら別の面を表に出すように折ると、バッグの中に入れた時に他の物が濡れません。

子どもとのお出かけでよく手を洗う時は、バッグに縛ってそのまま遊んでいると乾きやすい。

温泉に行ったらボディウォッシュ用のタオル代わりにして体を洗い、男性ならそのまま絞って体を拭き上げることも可能だとか。
タオルと違って、絞るとかなり水分が切れます。

【食器を拭く】
私はあまりキッチンで使わないんですけど、食器を拭く方は多いみたい。
ランチョンマットやカトラリーケースにしたりもするらしいです。
おしゃれですね。

【日よけや暑さよけ】
頭に被ったり肩にかけたりして日よけに。
かわいい色柄の手ぬぐいをアクセントで首に巻くと、ポイントになったりも。

私は真夏は保冷剤を間に入れて巻いています。
水で濡らして巻いておくだけでも、気化熱で体温が冷やされるらしいです。

【敷いたり掛けたり】
置物や花瓶の下に敷いてみるとおしゃれ。
私はいたるところのケースやカゴの上に掛けて、ほこりよけにしています。

【壁かけ・ファブリックボード】
専用の棒を使って壁にかけています。
額に入れてピシッと飾る方も。

手軽にトライできる美術品みたいな感じに。
薄めの箱に巻くとファブリックボードにもなります。

ミナペルホネンかけてみた
ズボラだからしわのままです(笑)
ファブリックボードに

【ブックカバー】
ブックカバーの折り方がYouTubeに上がってたりします。
私が不器用なせいなのか、すぐに外れてしまうのでざっくり巻いて本の保護に使ったり、クリップで端を留めて読んだりしたこともあります。

【服や物をまとめる】
糸で縫わなくても、折ってポーチのような小物入れを作る方法もあります。
あとは旅行時に数枚の服にクルッと巻いてまとめたり。
ペットボトルに巻いて持ち手付きのペットボトルホルダーにしたり。

【発熱時の解熱や応急処置】
保冷剤を巻く時にタオルだと厚くて不便だけど、手ぬぐいならしっかりと巻けるし、冷気が伝わります。
子どもが頭をぶつけた時にも活躍しました。

防災面でも使えて、手ぬぐいを包帯や止血に使ったり、口に巻けばマスク代わり、足に巻いて靴下代わり・・・など、様々な使い道があるようです。

他にももっと使用例はあると思いますが、このへんで。

手ぬぐいの好きなところ

まずは様々な色や柄があってかわいいところ。
手ぬぐいって和物のイメージですが、私は圧倒的に洋風の柄が多いです。

定番の「かまわぬ」の手ぬぐい
注染とは思えないほど細かい柄もある
「にじゆら」の手ぬぐい
バンダナやスニーカーから着想を得て
デザインされた
「スゲーテキスタイル」の手ぬぐい
パタゴニアとかブランドものもあるよ

洋服では柄物って取り入れるのが難しく、シンプルなものを選びがち。
前職ではエプロンを着用していたのですが、Tシャツがボーダーとかだとエプロンの柄とケンカしがちなので、柄の服は避けていた。

でも、手ぬぐいを使い始めて、柄物が好きな自分に気付きました。

柄がいっぱいすぎると難しいけど、シンプルな中にポイントで入っているとなんだかおしゃれ。
私服でも、部屋の中でも。

色や柄って見るだけでテンションアップします。

そして、最初は通年使える柄物を主に買っていたのですが、そのうち季節物の柄やキャラクターなどにも手を出し、どんどん増えていきました(笑)
手軽に季節感を感じられてステキなんですよ。

お雛様
ハロウィンとクリスマス
キャラクターもの


あと、旅行や遠出した時の自分へのお土産は、手ぬぐいがメインになりました。
ご当地ものを探すのが楽しいのです。
他の物をあまり買わなくなりました。
軽くて荷物の場所を取らない、最適のお土産です。

横浜の赤レンガ倉庫

そして、何より好きなところは、洗ったり使ったりするたびに少しずつ色がフェードしていき、ふわふわの手ぬぐいになることです。

タオルって、使うと次第にゴワゴワになっていくものが多くないですか?
手ぬぐいは、使うたびに確実に柔らかくなります。
生地も少し毛羽立つんだけど、そこがいいんです。

この色と質感を育てていく感じがたまりません!
植物や野菜を育てるのが下手な私には手ぬぐいがちょうどいい(笑)

結構な枚数があるので育てきれていませんが、日々どれを使おうかと考えながらお出かけするのが楽しみ。
季節や天気、その日に行く場所やすること、服装などに合わせて柄を選ぶと毎日楽しいですよ!

ハンカチ代わりに使っていますから、その日のお気に入りをバッグやポケットに忍ばせて、使う度に癒やされています。

ふわふわの布を持っているだけで、安心感にもつながります(用もなく出して触ったり眺めたりすることあり)
PEANUTSのライナスの気持ちもわかる。

のちに知ることですが、水で洗ったり糸を切って整える行為は心も満たせる行為であったこと。
五感を使って感じること好きなものにふれること・・・やっぱり大事。
詳しくはまたいつか。


手ぬぐいに興味をもった方、まずは1枚買って使ってみてください!
新発見があるかもしれません。



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