午睡

読みたくなる本と行きたい本屋さんを求めて三千里。 あとは大抵寝ていたい。 旅は大抵ひと…

午睡

読みたくなる本と行きたい本屋さんを求めて三千里。 あとは大抵寝ていたい。 旅は大抵ひとり旅。 座右の銘は「いきてるだけでまるもうけ」 2023年11月~梅屋敷の葉々社にてひと棚本屋「あくび書店」をやっています。

最近の記事

今年の本ね。

元来が、ぼんやりと、のんびりとした性格なので、生活はルーティンを好む。同じ時間に起きて、炊き立てのお米とお味噌汁と納豆を毎日食す。 同じ時間に家を出て、バスに乗り、電車に乗る。もちろん同じ車両だ。そして、本を読む。 会社へ行く道にある、いつものコンビニで、いつもの昼ごはんを買い、 いつもの時間に自席について、仕事をして、同僚とたわいもない話をし、社内のビルを散歩し、いつものソファーが空いていれば、座って本を読む。 15時に持参したおやつを食べる。 帰りも同じ時間の電車の同じ車

    • 全国本屋巡り 夏と初秋編③

      放置し過ぎた。 そして、もう今年が終わる。そんな中、夏と初秋編を綴る。 大分県豊後竹田で一泊し、九州横断特急に乗車し 阿蘇の麓を経由して、熊本へ。 雄大!そんな簡単な一言しかでない景色を車窓から阿蘇を眺める。 2時間ちょっと、ゆっくりと熊本駅まで来た。 そして、目指した本屋は、「scene」さん。 セルフビルドの空間と、ゆっくりとした時間が流れる そんな気持ち良い本屋だった。 そして、潔く平台には「坂本図書」しか置かれていなかった。 棚には、Relaxのバックナンバーや

      • 全国本屋巡り 夏と初秋編②

        9月、暦の上では秋のはず。 関東地方はいつまで30度超えを更新するんだろう。 「疲れた。何処へ行こうか」ぼんやりとスマホで検索し 大分から阿蘇経由で熊本まで行こうと考えた。 そして、大分へ飛んだ。 大分空港から大分駅までリムジンバスで約1時間ほど。 由布岳と小さい棚田の景色に癒される。 先月の徳島の緑の蒼かったが、大分の緑も蒼い。 田んぼは、ほのかに黄金色。 大分駅でのお目当て本屋はBareishotenさん。 この本屋さんの棚の前に立つと動けなくなる。 特に岩波文庫と

        • 全国本屋巡り 夏と初秋編①

          8月から9月の終わりを一気に記そうと思う。 今年の夏は「もう暑くて何もかもが無理状態」だった。(暑さだけじゃないのだが。。。) 今までは日帰りでさっくり飛んでいたが、どう考えても「リフレッシュしないと無理」な状態だったので、「1泊してのんびりして読もう」にシフトチェンジした。 まずは、8月に徳島へ飛んだ。 目指すは、徳島県美馬市にある「泊まれる本屋まるとしかく」さん。 「1泊してのんびり読む」には最高の屋号である。 徳島空港からリムジンバスで徳島駅へ。 徳島駅から徳島線で

        今年の本ね。

          散文 しろい目

          あさは、ままはあたしといっしょにいてくれない。 おばあちゃんが、あたしをおこして、おばあちゃんが、ごはんをつくって、あたしとおばあちゃんは、いっしょにごはんをたべる。 ままは、「おしごと」があるから、あたしがおきるまえに、「おしごと」にいってしまう。 あたしは、おばあちゃん、ままとさんにんで、あさごはんをたべれるのは 「かれんだぁーのまんなかのひ」だけ。 「かれんだぁーのあおいひ」と「かれんだぁーのあかいひ」のどっちかは、ぱぱとままとおにいちゃんと「おでかけ」をするんだよ。

          散文 しろい目

          100円玉

          先日、社内にあるコンビニエンスストアへ向かう途中に設置されている 自動販売機の前で100円玉を拾った。 そのまま、何も考えずに拾い、コンビニエンスストアでいつもの 「ほうじ茶ラテ」を買い、レジ横の募金箱に拾った100円玉を入れた。 ここまで、無意識だった。 「100円落ちてる」→「拾う」→「ほうじ茶ラテ買う」→「募金箱あるから入れよ」 無意識と先に述べたが、実は、拾った瞬間「100円拾った!やりぶー!!」となったのは確かだ。 しかし、社内であるが故に「ここのコンビニに募金箱

          100円玉

          全国本屋巡り 備忘録4

          新年度がはじまった。GWはお久しぶりの国外脱出をキメる! なので、4月は近場の気になる本屋さんへ。 地元、横浜に2022年に開業した「像の旅」さんへ。 ハッキリと大きい声でいうが、私は土日は完全な引きこもり状態になる。 美容院の帰り道の土曜日の午後、横浜橋通商店街へ向かった。 (何かの予定のついでにしか、重い腰は上げられない人間である) 商店街は多国籍な雑多な感じで賑わっている。 しかも、コロナ関連の諸々が緩和された、花見の時期だったのでみなさん ご陽気である。そんな中、

          全国本屋巡り 備忘録4

          全国本屋巡り 備忘録3

          3月に入った。年度末だ!何処へ行こうか。 寿司の美味しい県を調べたら、福岡県が7位だった。 福岡へ飛んだ。 前回の富山訪問では、女1人でカウンターで鮨を堪能した経験に味を占めてしまったので、今回もちょぃと良い感じの店へ。 ランチコースとビール2杯と日本酒2合。 諭吉1枚と一葉1枚でお釣りがきた。飲み過ぎた。 この日の福岡は暑かった。アイスコーヒーを飲みながら、目指す本屋は 「月と犬」さん。古いアパートの1室にある。 「靴を脱ぐスタイル」SNSの紹介文のこのフレーズが気にな

          全国本屋巡り 備忘録3

          全国本屋巡り 備忘録2

          2月は何処へ行こうか。敢えて寒い土地へ行くのもアリだと思い、富山を選択。 何故なら、氷見の寒鰤の時期だから。 寒鰤を食べて、日本酒も飲もう! 富山へ飛んだ。 幸い、雪は積もっていなかったし、何なら履いてきたヌプシは暑かった。 富山駅前で、握りのランチ・甘海老の造り・氷見の寒鰤の造りと日本酒を2合。 カウンターでこれだけ、食べて飲んで、諭吉1枚でお釣りがきた。安い。そして何より、美味しい。ほんのり酔った身体に冷たい風が気持ち良い。 今回、目指す本屋さんは「ひらすま書房」さん

          全国本屋巡り 備忘録2

          全国本屋巡り 備忘録1

          今年から全国本屋を巡る旅を始めた。 コロナも落ち着きはじめた2023年1月、まずは広島は尾道へ。 目指すは「紙片」さん。たまたま、SNSで見かけて行きたい欲が沸き、小旅行がてら尾道へ飛んだ。 人1人しか通れないであろうゲストハウスの脇道を通り抜けると、一気に視界が広がり、そこにひっそりと本屋があった。 今で言うところの「映え」的な本屋なのだが、選書は硬派だった。 入店時は私1人、真剣に本棚と向き合っていたら、若いカップルが入店してきた。 男性が「写真撮ってもいいですか?」

          全国本屋巡り 備忘録1

          PACHINKO

          今年はよく本を読んでいる。 もともと読書は好きだが、ここまで読むことはなかった。 現在まで80冊ほど。月に2冊読了すれば良いほうだったが、3月頃から読み漁っているので、単純計算として月に8冊は読了していることになる。 80冊読んだ中で、なぜに本屋で平置きにならないんだろう? と思う作品がある。Min Jin LeeのPACHINKOである。某SNSで表紙の綺麗さにウットリしジャケット買いした。 上下巻合わせて700ページを少々超えるこの本を3日間で読み切った。 口コミサイト