わたしが自分を知る、にこだわる理由(メンタル編)
こんにちは、MANAです。
1年弱ジャーナリングを続けてきた結果、いろんなことがわかったというのは記事にしました。
こんな感じでジャーナリングってすごいなーっていうのを体感しているわけですが。わたしのメンタルが鋼と言われるのは、ジャーナリングの効果だけではありません。他にも実践していることがあります。
そこは割愛で。
今回は自分を知る、にこだわる理由です。
最近その大切さを本当に痛感したので、みなさんとシェアします。
わたしの職場で、とある20代の男性職員の部署異動がありました。
彼は10年近く準正社員を勤め、ようやく正社員の登録試験を受ける運びとなりました。しかし、『自分軸』というものを持ち合わせていなかった彼は、周りの『善かれ』と思われるアドバイスで、言われるがままに履歴書や社長への印象が良くなると言うアピールポイントを書いた書類を提出。
全くの未経験な部署への配属となりました。そこで待ち受けていたのは、正社員たちよりも権力を握る裏ボス、いわゆる長年そこに勤めているパートのおばさまたちですね。
立場上で言えば、正社員の男性職員の方が上です。
しかし、勘違いしている方って多いんですよね(悪口を言うつもりはありません)意識せずとも作業できることが、正社員だからと言って未経験の彼がすぐに覚えられるわけがない。それに加えて、彼は他の人よりも少し覚えが遅い傾向にありました。(わたしも同じ部類の人間なので気持ちはよくわかります)
だったら、彼に合わせた教え方、接し方があるのではと思います。
彼なりに努力してついていこうと思っているのに、なぜ出来ないんだと詰られる日々。彼のメンタルがすり減っていくのは誰が見ても明らか。
わたしは人伝にその話を聞いた時、あぁやっぱりかと思いました。
元々彼には、注意をされるとすぐにパニックになってしまうという所がありました。ちゃんと話を聞いてそれを直せば何の問題もないところを、注意された、と言うだけでもう内容ではなく自分が否定されている。どうにかしなければ、でも何をどうすれば良いのかわからない。そんなふうに見えました。
まるで数年前の自分を見ているようでした。
指摘された部分が頭に入ってこない。怒れているというところにだけフォーカスして、相手の機嫌を取らなければ。どうにかこの場を治めなければ。
そんなことばかり考えるから、問題がまったく改善しない。何度も同じことを言わなければならない、パートのおばさまたちの気持ちもわかります。
だから改善すべきはここです。
思考と現実を切り離す。
きっと彼の頭の中では、注意されたことによって自分の言葉で自分を責め立てるような言葉が頭を支配しているんだと思います。
もしくはどうしよう、どうすれば。そんな堂々巡りな言葉かな?
でも、聞くべきはおばさま達の指摘の言葉『現実』です。
それをメモするなりして分からないなら質問する。
これが出来ると、事態は変わっていくのではないかと思うのですよ。
おばさま達も、最初は優しく教えてくれてたと言ってたので。
本当かどうかはわかんないんですけど。
この時、頭の中の言葉に支配されないってすごく大事だなって思いました。
わたしも昔はそうでした。小さい頃、失敗するとすごく怒られました。
どんな小さな失敗も。ジュースをこぼす。転んで怪我をする。テストで少しでも悪い点を取る。朝寝坊する。失敗が怖くなる。そうすると完璧主義人間の出来上がりですね。
完璧主義って、完璧に物事を遂行したい人のことじゃないです。
極端に失敗を恐れる人のことを言うんだそうです。
社会人になって、親があまり自分に干渉しなくなってきても、その失敗すると怒られる『声』は止まりませんでした。
誰が言っている?もちろん『自分』です。
失敗して誰も自分を怒る人が居なくなっても、今度は自分が自分を責め続けます。これが現実とくっついてしまうと、周りの人がみんな怒っているように見えたりするわけですね。だから思考と現実の切り離しって大事なんです。一度自分の頭の中の声を疑うんです。それって本当に正しいのか?って。
その繰り返しで、どこまでが思考でどこからが現実なのかの区別がつくようになります。これはスキルです。
ただ、一生役に立つスキルだと思ってます。
わたしは彼と同じ職場で、部署は違いますがやはり心無い余計な言葉を言う人はいます。そういうときは無視します。ニコニコ聞いているふりして。
だって何の役にも立たないんですもん。
今度、彼と、わたしの上司(彼からしたら元上司)と一緒に食事に行くのですが、一回試しにこれをやってみては?と提案してみようと思います。
思考と現実の切り離し。
自分のメンタルを守るために必要だと思うので。
そんなに辛いなら仕事辞めても良いと思うんだけどね。
いつでも辞められる、逃げられるって思うだけでも心の負担って違うと思うんですよ。体の不調と違って、心の不調って本当に自覚なく突然現れますから。ありがたいことにわたしは一度もうつ病などになったことはありません。でも周りでそうなった人を何人も見てきました。
みなさん共通していたのは、だんだんと目から感情が失われていくことです。そして遠くをじっと見たまま動かない。突然涙が出る。
でも体は動いてしまうから出勤する。わたしに出来ることはただいつも通りにその人に接することだけでした。
何が辛いのか。自分はどうしたいのか。どういう状態になりたいのか。
今何が問題なのか。これは自分のことをよく知って、価値観と擦り合わせていかないとでない答えです。
ずっとこれをやってきてわかります。しっかりと価値観を明確にすることは、自分を守ることだと。
毎日に追われてそんなことをしている余裕はないと言われて仕舞えばそれまでなんですけど、今度の食事会で話してみます。
嫌なこと言われても「すいません覚えるの遅くて」「自分、褒められて伸びるタイプなんですよー」って言える自分は随分強くなったなーと改めて思います。彼もそんなふうに言えるようになってほしいな。そしたら今の職場じゃないところに行ってもきっと飄々と楽しく生きていけると思うから。
もし人間関係で悩んでいる方がいるなら、そして書くことが好きならぜひ、ジャーナリングやってみてください。
自分を助けてくれる武器になると思います。
今日はこの辺で。また次の記事でお会いしましょう!
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