Ken┃日頃の実体験を考察する人

キャリア哲学やビジネスを中心的なテーマに置いて、日頃の実体験を基に考察します。

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【人生敗北】総合商社に入社しM&Aアドバイザリー会社に転職した男のこれからの挑戦

皆さん、こんにちは。 いきなりですが、今の仕事楽しんでますか? 私は正直に答えると楽しめてません。寧ろ辛いです。初めに私の赤裸々な思いを綴りたいと思います。 私の経歴から紹介すると、2017年4月に新卒で総合商社に入社、2019年8月にM&Aアドバイザリー会社に転職(現職)といった感じです。現在、28歳です。 新卒では総合商社に入社しましたが、総合商社であれば正直どこでも良かったです。面接ではそれらしき志望動機をペラペラ話しましたが、正直な志望動機は単なる憧れです。

    • 『DIE WITH ZERO』を読んでみて・・・

      新しい人生のミッション自分が誇れる「思い出」を選択的に累加し、オンリーワンの人生を紡ぐ人が増やす 最近『DIE WITH ZERO』という本を読んだのだが、自分の人生の価値観が大きく変わる一冊であった。この本を読んで、自分が誇れる「思い出」を選択的に累加し、オンリーワンの人生を紡ぐ人が増やしたいという私の人生のミッションもできた。詳細について述べたい。 人生を振り返ると、最後に何が人生の価値として残るだろうか。 経済的資産、人間関係、名声、実績、社会的地位、思い出でしょ

      • EQという能力について

        最近「EQ」という能力を知った。 自分なりに色々調べてみたが、「結構大事な能力なのでは?」と思い、私が感じたEQの重要性について書くことにした。 そもそもEQとは何か EQとは、"Emotional Intelligence Quotient" を指す。日本語にすると、「感情的知性」「こころの知能」という意味だ。定義は以下の通りである。 一言で言えば、「自他の感情を上手く取り扱う力」と言える。 ふむ。このような概念が生まれたということは、感情を扱うのが上手い人と下手な

        • 教員離れが起きているとのこと

          「教員離れ」どう歯止め 授業に専念できる環境を : 日本経済新聞 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO64386500W2A910C2CK8000/ どうやら教員採用試験の倍率は、減少傾向にあるとのこと。採用倍率の減少傾向の背景として以下のように説明されている。 一言で簡単に纏めると、 教員の離職率の方が採用率より高いという見方ができそうだ。 結果的に育成コストが高まり、採用倍率も下がる。離職するリスクが高いと多めに採用するはずだ

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        【人生敗北】総合商社に入社しM&Aアドバイザリー会社に転職した男のこれからの挑戦

          これまでの人生を振り返って、これから社会人になる方に伝えたいこと

          「社会人」になるあなたへあなたは、自分の就職したい業界や会社に入れましたか? あなたは、やりたいことが明確になった上で、社会人デビューを果たせそうですか? あなたは、大学卒業後の未来に対して、ワクワクしていますか? それとも、 あなたは、希望の業界や会社に就職できず、落ち込んでいますか? あなたは、やりたいことが分からず、ただ社会の流れに身を任せている状態ですか? あなたは、大学を卒業せず、まだ学生でいたいと思っていますか? 上記質問に対して、「分からない」と答

          これまでの人生を振り返って、これから社会人になる方に伝えたいこと

          ベンチャー転職録⑴ 2ヶ月経って感じる大手とベンチャーの違い

          気付けば、ベンチャーに転職して神速の2ヶ月。 「ベンチャー転職録」シリーズも今後記事にしたいと思います。第一弾は、2ヶ月経って感じる大手とベンチャーの違いについて。 結論から言うと、大手との違いを感じる最大の違いは、日々の業務で課題を見極める機会の多さです。 大手に在籍していた時は、一定の標準化された型となる業務フローがあり、上司から振られる仕事を効率良く、正確にこなせば「優秀」とみなされましたが、今は違います。取組みべき仕事に値する「課題」を自ら見極め、周りを巻き込ん

          ベンチャー転職録⑴ 2ヶ月経って感じる大手とベンチャーの違い

          【大手コンサルからベンチャーへ】28歳、社会人5年目、2回目の転職

          人生は短いのではない。我々がそれを短くしているのだ。 これは、ストア派哲学者のセネカが残した言葉です。 とある本でセネカが紹介されており、名前は聞いた事ある程度だったのですが、彼の事を調べてみると、彼の思想は、私が以前別の記事でも書いた『生き方すら「商品化」された空虚な現代社会』(下記参照)と通ずるものがあり、個人的に親近感を抱きました(笑) 約2,000年前に生きた人の言葉に共感している自分に対し、時空を超えた神秘的な社会の循環を感じました。どれだけ社会が技術的・文化的

          【大手コンサルからベンチャーへ】28歳、社会人5年目、2回目の転職

          企業とは何か?労働者は企業とどう関わるべきか?

          先日、Change maker programといって、株式会社Energize Groupという人事コンサル会社が展開している研修プログラムに参加しました。本研修は、『奇跡の経営』を題材とし、組織マネジメントのあり方について考える事を趣旨としているのですが、本研修を通じて、そもそも企業とは何なのか、労働者と企業の関係はどうあるべきなのかについて改めて考えさせられました。 【ご参考】 『奇跡の経営』(著:リカルド・セムラー) 株式会社Energize Gr

          企業とは何か?労働者は企業とどう関わるべきか?

          「若さ」という武器の真意について

          「若さ」は武器なんだから、何でも挑戦してみなさい。 社会人1年目は、失敗が許されるから、何でも自ら手を挙げて動きなさい。 20代は、まだキャリアにおいて、色々挑戦できるから良いよね。 上記のような台詞は30歳未満の人であれば、必ず一度は大人から言われた事ないでしょうか(以下、「若者」を30歳未満の人、「大人」を30歳以上の人と定義します)。主体的に動いて欲しいという期待も込めての台詞だと思いますが、正直、私は鬱陶しいと思っていました(笑) さて、毎年冬に開催される全国

          「若さ」という武器の真意について

          生き方すら「商品化」された空虚な現代社会

          現代社会は物質的・技術的に豊かになり、社会保障も整備され、都市も発展し、ほとんどの人は安定した生活インフラを手に入れ、一定の安定した、特段不自由のない生活を送れるようになりました。しかし、どこか空虚感を覚えてしまうのは私だけだでしょうか。個々の生き方という観点から、私が感じる現代社会を覆う空虚感について考察したい。 まず結論から述べると、私が考える空虚感の原因は、生き方の「商品化」にあります。 現代人は、便利で自由な人生を送れるようになった事は間違いありません。職業的選択

          生き方すら「商品化」された空虚な現代社会

          【BE A CREATOR】100分de名著『資本論』を読んで

          最近読んだ書物の中でかなり印象深かったので、感想を共有したいと思います。『資本論』は言わずと知れた名著ですが、そのダイジェスト版として、かなり読みやすく、色々考えさせられました。 この記事では、私が本書を読んで印象深かった事や私なりの考察を書きたいと思います。印象深かったのは、労働者の「自由」についてです。資本主義社会において、マルクスは労働者は以下の通り、二重の意味で自由と指摘しています。 ①奴隷のように鎖に繋がれて強制労働をさせられている訳ではないという意味での自由

          【BE A CREATOR】100分de名著『資本論』を読んで

          結局「好き」には勝てない

          先日、久々に同じ職位の会社の同僚3人と会う機会があり、仕事に対する向き合い方など本音で話しました。 私含めて4人中3人は、今の仕事が特別好きではないが、M&Aアドバイザリー業務の経験はキャリアの観点から自分の為になる思いで働いている一方、1人は純粋にM&Aが好きで働いているといった状況でした。 その1人は7月末で退職して、PEファンドに転職するようですが、転職せずに残った場合、昇進していたようです。彼は、年齢は私の二つ上ですが、私と同じような経歴で、総合商社から未経験でM

          結局「好き」には勝てない

          【元総合商社・現職M&Aアドバイザリー】社会人5年目が自己分析してみた

          今で社会人5年目になるが、改めて自己分析してみたいと思う。就活時の自己分析は社会人経験が全くない状態であった為、仕事をするという実態が伴っていない。総合商社→M&Aアドバイザリー会社(現在)という職歴を経て、改めて自分と見つめ合ってみたい。 まず、好きな仕事と嫌いな仕事・好きな状態と嫌いな状態を整理したい。 【好きな仕事】 ①自らの考えを発信する仕事 例)新規ビジネス提案、新規M&A案件の提案など ②分析する仕事 例)市場分析、企業価値算定業務など ③建設的な議論 例)提

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          あなたは本当に会社から評価されたいと思っているのか?

          先日、上司との期中面談があり、下記の指摘を受けました。 「プロアクティブさをもっと発揮できる余地がある。プロアクティブさは若手にとって分かりやすい差別化項目となる為、プロアクティブさを発揮する事を意識して欲しい」 どうやら私は「こいつは主体性・積極性がまだ足りん!」と上司に思われているようだ。裏を返せば、「よりプロアクティブに行動すれば、あなたの評価は上がるよ」という指摘とも読み取れる。 さて、困ったものだ。 上司からより評価されたいと思っている自分もいれば、別にそこ

          あなたは本当に会社から評価されたいと思っているのか?

          【日本は変われるチャンス大アリ!!】就活・大学の意義から紐解くこれからの日本のポテンシャルについての考察

          最近はコロナのニュースばかりで、明るいニュースが全くないので、「これからの日本のポテンシャル」というかなり壮大なテーマですが、就活・大学の意義という観点から私なりに考察してみました。                大学を卒業したら就職することが当り前だと私は思っていました。そして多くの現在働いている人も同様に思っていたのではないでしょうか?実際、合同説明会などに多くの学生が足を運び、企業の紹介説明を一生懸命聞きます。私も同じでした。 一方、就職しないという選択肢も実はあ

          【日本は変われるチャンス大アリ!!】就活・大学の意義から紐解くこれからの日本のポテンシャルについての考察

          【ジャイアンとのび太の構図が資本主義の始まり?】資本主義から紐解くこれからの「人間観」 についての考察

          昨今は「働き方改革」や「テレワーク」などで従来の労働観が変わりつつあるが、改めて現代に至るまでの労働システムの変遷を確認したい。 現代の資本主義社会では、当たり前のように多くの人は何かしらの組織に属しながら働いています。組織の運営責任者を「資本家」、組織に属する者を「労働者」とすると、そもそもいつから「資本家」対「労働者」の構図ができたのか。 改めてですが、「資本主義」とは、一言でいうと個人が自由にお金儲けしても良いというシステムです。そして「資本家」とは自己資金や銀行借

          【ジャイアンとのび太の構図が資本主義の始まり?】資本主義から紐解くこれからの「人間観」 についての考察