039 | リターン・トゥ PART1 展を見に行った



前回のノートの続き。

上野恩賜公園で上野名物「もんじゃまん」食べてから
春日通りから本郷方面に移動した。
(もんじゃまんもそれが上野名物なのも初めて知った)




「ここには駐輪しないで下さい」
建物から出てきたギャラリーの方から注意を賜る。
普通そーですよね、ごめんなさい
あの、こちらの展示を見に来たんです
などと弁明したらギャラリーの方は
私が歩道のガードレールに沿わせるように
MTBを留め置いた事をそれ以上咎めず
その駐輪を快諾して下さった。
ありがとうございます>< 決して長居はしません。

トーキョーワンダーサイト本郷に
「リターン・トゥ PART1」展を見に来た。
このトーキョーワンダーサイトが展開する
「クリエーター・イン・レジデンス」と呼ばれる
プログラムは、参加する内外のアーチストを
日本や海外に派遣し、展示を行っている。



私がこの時見たのは以下の4名のアーチスト。

谷 中 祐 輔 さん
案山子のようなヒトデのような
人体を簡略化したような
アイコン的な彫刻作品が並ぶ。
ワンダーサイト本郷の近所には
本郷給水所公苑なる場所があり
そこにきちんと使用申請を出し屋外展示した
模様も記録された映像で見れる。
身体表現と、パフォーマンスと、彫刻、
の関係を確認するようなインスタレーション。


地 主 麻 衣 子 さん
チリ出身でメキシコ、スペインに移り住んだ
小説家で詩人のロベルト・ボラーニョの世界を
なんとかして見たい、より深く見たい
という想いがマドリードのロケを敢行させた映像作品。
比較的長いけど暗闇の中で全編見てしまった。

花 咲 草 さん
共に島国の台湾と日本、
アジアンリゾートとアジアの先進国、
似ているところ決定的に違う側面。
それをある意味恣意的な?オブジェクトで見せていた。

Kyun-chome さん
タイ、福島、ドイツ、ウクライナ、生存、逃亡。
福島の人が、Photoshop操作の指南を受けながら
原発事故で立ち入り禁止になった地域の
バリケードや警備の人を画像上から消し去る作業を
収めた映像に引き込まれた。豊かな響きの方言の
おばさんやおっさん(と思える人)の声の
やりとりそのものは微笑ましいのだけど・・。
シリア難民の人と目隠ししながら福笑いで
笑顔を作る映像も見入ってしまった。




展示スペースは3階まであるギャラリーの
1部屋ごとにアーチスト1人が充てられるから
いわゆるグループ展のような集合感は薄い。
でも1階を見、階段上がりながら
中2階、2階、3階と見進めて見終わると
全体としての印象も組み上がる。


ふだん映像作品を全編見る事は多くないけど
ここではそれぞれ全編見てしまってかなり長居した。
ごめんなさい><。

http://www.tokyo-ws.org/hongo/




本郷給水所公苑にも寄ってみた。
こんなビルの谷間に公園があったのかー。