038 | 東京藝術大学アフガニスタン特別企画展:素心 バーミヤン大仏天井壁画/流出文化財とともに
連休3日目、自転車でまた上野に出た。
壁画 仏座像の欠片。
太古のライオン。
推察を織り込んで復元されたトルソ。
“救出”された遺産。
顔がない仏様。
静かに怒っているかのよう。
東京藝術大学で学長を務めた平山郁夫先生も、静かにギリギリと怒っていたのかも知れない。お顔を破壊された仏像をガっツリ描いている。負の遺産として現状を丁寧に保存する事を提唱し、復元には反対したそうだ。
この、東京藝術大学アフガニスタン特別企画展:素心 バーミヤン大仏天井壁画/流出文化財とともに、でちょっと驚いたのは、同展が入館無料な上に撮影可だった事。“文化財難民” の修復・復元と(現地が平和になった折に)返還を目指す上でそういう事になったのかも知れない。メッセージ性が強い企画展。
http://www.bamiyan-hekiga.com