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reina
2021年5月28日 17:06
原田マハさんの描く印象派画家たちの人生。マティス、ピカソ、ドガ、セザンヌ、モネーー画家本人ではなく、一番近くで愛を持って見守っていた人々の目線で描かれる彼らの本質。だからこそリアリティに溢れているのだ。画家は、自らを語らない。いや、おそらく言葉では語れない。自分自身のあらゆる側面を、幾たびも目の前のキャンバスに写し出してきた。それを見ればわかるのだ。彼らの描く絵は、彼ら自身であり、本質な
2021年5月19日 10:37
一枚の絵画を見て、あぁきれいだな、で終わらせず、どこからそう思う?そこからどう思う?と思考を深めていく。それは過去・現在・未来をつなぐ自己探究のような、他者とのつながりを感じることができる行為だ。絵の横の解説を読むよりも、断然面白いのだ。本書は、美術の歴史を追いながら、少しずつ歴史背景とともにアートの変化・変容も学べる。美術とはなんぞ?むしろ美術は苦手…という人にこそおすすめしたい。