連載小説 星のクラフト 12章 #4
宇宙には数えきれないほどの星がある。生命などいるはずがないと思われていた星にも、存在の痕跡が発見されることもある。地球に住む人間と同じ形をしたボディではないかもしれないが、生きて繁殖している可能性はある。
生命とはなにか。個体の中に確認され、成長し、繁殖し、進化するものだ。
恒星と恒星の間には、三次元物理的に数光年といった距離がある場合がほとんどだが、それぞれの星には必ず高次元が存在し、高次元同士であれば数日で移動できることもあるという。つまり、21次元地球の隣には21