長編小説 コルヌコピア 二部 ここまでのあらすじ
内田アユラはアーティスト養成プロジェクトのオプションツアーから戻ってきたところだった。月尾チェルナが間違って隣の島に渡ってしまったことが心配だったが、連絡があるのなら大丈夫だろうと本部に言われ、しばらく様子をみるつもりだ。
帰宅したところでアユラの住んでいるアパートの大家に声を掛けられ、大家のところにアユラ宛ての郵便物が届いたと渡された。大学時代の知人であるトウジョウマキオからの手紙で、大家宛ての封筒の中に、さらにアユラ宛ての封筒が入って届いたらしい。内容は、《トウジョウ