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真・司法試験の雑感

こんにちは、ちょま林です。
さて、先日、司法試験の雑感と題して記事を執筆したのですが、なんかコイツ肝心なこと言って無くない?と感じられた方も多いかと思います。

それもそのはず、ヤバヤバ情報(試験、あるいは試験準備のやらかし)やどういった戦略をもって中位合格をねらっていたのか一つも記事中に書いていないからです。

というか、全体公開の記事ではあまりに、その、何と言いますか、受験生に与える悪影響の方が多いであろうということで公開していない情報が多かったからです。

そこで、真・司法試験の雑感と題して色々と情報公開(ペレストロイカ)をしたいと思います。前半の中位合格の戦略部分は無料公開とさせていただきますので、こちらを参考にして頂ければと思います。
後半の、ヤバヤバ情報は、正直何の役にも立たない情報ですし、やらかし自慢みたいになってしまうので、有料記事に設定します。私のことをあざ笑いたい人だけがお読みください。一応、こういう人もいるのか程度に思っていただければ幸いです(本当は、公開する必要もないのですが、あきらかに前半の記事だけだと誠実さにかけるというのと、私もこの話をどこかで供養しておきたいので執筆しました)。

中位合格の戦略(ちょま林編)

まず、私が中位合格といって一体何位だったんだと思われている方もいらっしゃると思います。具体的情報を公開するわけにはいかないので、500番台ぐらいだと思っていてください。本当の中位です。

私が、加藤ゼミナールの過去問攻略講座を受講していたことは再三述べていますが、過去問攻略講座では令和の最新過去問に加藤先生作成の中位答案(完全解)がついてきます。(なお、加藤先生はこの答案例を100位~200位に入る水準だと呼んでおり、それは上位なのでは?とおもったのは秘密です)。

この答案例、出題趣旨、採点実感、辰巳のぶんせき本などを分析していくとその年に出題された大論点を網羅しているか、一つ落としているぐらいで問題の所在、条文、規範、それなりの当てはめができれば500位よりは上の答案になるなという気付きを得ました。
なんなら、1000位ならばもっとひどい答案でも取れるのだろうという確信をも得ました(実感でいう一応の水準を満たせば超えるのでしょう)。

もちろん、答案は上位のものを書くぐらいのつもりではないとなかなか中位には収まらないので、事前準備としては上位答案を目指すようにしました。
これは、加藤ゼミナール受講生なら、論証集や先生の答案例を活かして余裕をもって準備できるはずです(今年の刑事系なんかは上位数%以内に入っていたので逆にありがたかったです)。

しかし、実際の現場では、準備していたことでもなかなかフルで力を発揮することは難しいものです。
それゆえ、どこまでダウングレードさせた答案でもどれほどの順位になるのかその肌感覚を準備の段階でつかんでおくことは非常に重要です。
問題を解いている最中に、この論点に気付いているけど規範をド忘れした、処理するには時間が足りない、そもそも小論点に気付けていない、それどころか大論点をすっ飛ばしたなどいくらでも事故理由はでてきます。
もちろん、超上位合格者はそういったこともないのでしょうが、正直300位~700位ぐらいの中位者は、そういった事故をその場でどれぐらいしなかったかで順位が毎回変動するレベル帯だと思います。

つまり、なんとか耐える答案を8科目揃えればいいわけです。この肌感覚は実際に、過去問を解き、出題趣旨、採点実感等を分析したことがないとなかなかつかめないものだと思います。

私が、予備校講師ならば言語化することに努めますが、そういうわけではないのでこの程度でご容赦ください。

結論、どれほどの答案なら何位ぐらいになるのか、耐えられるのかを準備段階で相当詰めてやっていたのが私の中位合格の戦略です。
後は、その戦略を具体化する形で、とりあえず上位答案を目指してインプットするが、現場ではダウングレードした記述でも後悔なく書き進めるトレーニングを積んでいたことが狙い通りの順位を取れた理由なのだと思います。


ヤバヤバ情報

さて、何の役にも立たないヤバヤバ情報のお時間です。
友人からは、これは一定数アンチを生む勉強法だなと言われました。
まぁ、多分、正解。これは司法試験受験生がしていいやり方ではありません。

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