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(レシピ)チョコレートのカヌレ徹底解説【Raluのパティシエ講座】#56「Chocolate canelé」


さて今回はみんなの憧れのお菓子、カヌレです!!


カヌレは焼成で失敗しやすいお菓子ですが、生地作りは意外と簡単。


コツをしっかり掴めば大丈夫!!!

カヌレは奥が深いですが、徹底解説していきますので、

安心してついてきてください。笑

(教室、試作合わせて去年だけで1000個を超えるカヌレを焼いた女がここにいます🙋‍♀️笑)


大丈夫!カヌレは、怖くない!(笑)


※そしてこのバレンタイン教室、ご好評をいただきまして

3月13日(土)9:00~13:00

3月13日(土)15:00~18:00

3月14日(日)9:00~13:00

のみですが追加で開催いたします。カヌレも入っています。

まだ席に若干空きがあるので参加希望の方は
①お名前、年齢
②参加希望日と時間
③参加人数(ご友人様のお名前)
④電話番号
こちらをhappiestcakes@gmail.comにご連絡ください♪♪




ということでまずはカヌレってなんなの?なお話。


カヌレとはフランスの伝統的な洋菓子です。

カヌレには正式名称があり、「カヌレ・ド・ボルドー(cannelé de bordeaux)」というのが正しい名前。

表面はカリッと、内側はしっとりしています。ずっしりと重みのある洋菓子です。

そんなカヌレの発祥は、ボルドー地方のワイン造りがきっかけだったのだとか。

ワインの澱(おり)を除去するために卵白を使用していたため、卵黄ばかり残ったそうです。

卵黄を捨ててしまうのはもったいないので、何か美味しいお菓子は作れないだろうか・・・と、上手な卵黄の利用方法を考えた結果、

なんとこんなに美味しいカヌレを作り出すことに成功したそうです!!✨


カヌレ(cannelé)は「溝の付いた」という意味を持っており、見た目の形状そのままのネーミングだということがわかります。

工場の部品をモチーフにして作ったのだとか。

(しかし、フランス人はカヌレと言ったらこのお菓子のカヌレしか連想しないそうです。)


カヌレを作る際には専用のカヌレ型があり、これを使用するケースがほとんどです。

銅やテフロン、いろいろな型がありますが家庭ではテフロン加工のされたものが使いやすくてお手頃なのでおすすめです!!

お手入れが大事になってきますので、ゴシゴシ洗わないように気をつけてくださいね。


私が動画で使っていたのはこちらの型になります。

カヌレは焼成温度が高いためか何度も使っているとテフロンの滑りが良くなりすぎるのかうまくやけなくなってしまうことがあります。

なので、長い目を見ると銅を購入する方がおすすめです。

(でもね、めちゃくちゃ高いんです!笑)


こちらのテフロンの型は教室で何度も何度も使っているうちに焼き色が悪くなり、

型も消耗品なのだということを知りました。

(これに気付くまでに200個ものカヌレを焼いてカヌレの夢まで見ました。泣)

↓↓↓(その時のツイート)

なので、型の劣化にはお気をつけください!!!

そして焼く前の大切な準備としては

✔️型に薄く油脂をを塗っておく。
✔️オーブンは天板ごと250度に予熱する。
✔️生地を室温に戻しておく


【失敗しないコツ】
✔️粉類を入れてから混ぜすぎない。
✔️生地はしっかり休ませる。(最低12時間)
✔️焼く30分前くらいにボウルを常温に出しておく。
✔️生地はすべて均等に入れる。
✔️気泡が入ってしまったら机の上に型を軽く叩きつけて気泡を抜いてから焼く。
✔️焼き始めて7~10分でグツグツと沸騰させたいため、なるべく構内の温度が下がらないようにオーブンに入れる。
✔️テフロン加工のカヌレ型はお値段もリーズナブルで型離れが良いため、初心者でも扱いやすいです。


この事前情報を踏まえた上で、レシピを・・・!ご覧くださいませ!


【材料】(12個分)
550ml    牛乳 
40g         ミルクチョコレート
35g          無塩バター
70g          卵黄 
70g          全卵 
10g          ココアパウダー
70g         薄力粉
50g        強力粉
200g     グラニュー糖
60g        ラム酒


【作り方】
①鍋に牛乳と無塩バター、ミルクチョコレートを加えて火にかけ、鍋のふちがふつふつとするまで温度を上げ、その後60℃まで冷ます。

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②①のチョコレートがしっかりと溶けるようにブレンダーで攪拌する。

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③全卵、卵黄をボウルに入れ、グラニュー糖を加え混ぜる。

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④③に薄力粉と強力粉をふるい入れて混ぜる。(※なるべく泡立てない!混ぜすぎない!)

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⑤②とラム酒を加えて混ぜ合わせる。

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⑥シノワで濾し、一晩冷蔵庫で休ませる。(12時間以上)

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(保存する時は空気が触れないように落としラップをする。)

⑦生地を冷蔵庫から出して室温に戻す。

(粉類が沈殿しているので全体が均等になるように優しく混ぜる。)

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⑧オーブン250℃まで温める。

(銅の型を使う場合は型に蜜蝋を入れて溶かし、薄く塗る。テフロンの方の場合は何も塗らなくても大丈夫です。型離れが気になる方はバターを薄く塗って下さい。)

⑨濾した生地をカヌレ型の8分目まで生地を流し入れる。

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⑩250℃に予熱したオーブンに入れて230℃に温度設定をし直し、
15分焼いたら温度を下げてアルミホイルをかぶせ、190℃で約45分焼く。

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ポイントが多いお菓子ですが、ぜひ挑戦してみて下さい❤️

健闘を祈ります!!!


Ralu


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