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選択するまで

今回は、こちらの記事の
続きです。   


下の子の妊娠がわかり、
様々な感情が沸き上がってから
考えたこと。

まずわたしは
どうしたいのか?

そう思う前に、すでに心は
決まっていました。
子供を産みたいと。

産まない選択は、
わたしの中ではありませんでした。
ずっと今まで
望んでいたことだから。

客観的にみたら、もし付き合って
いたことが周りに知れたら、
大変なことになる…
そうわかっていながらも。

そして、彼に話をしました。
この時点では、別れるとか、
そういう判断はできていませんでした。
まずは話をしようと。

彼には、産むことを伝えました。
驚いていましたが、そうなんだと、
わたしの話を全て聞いて、受け入れて
くれました。

そして、そこから1週間も
たたずに、彼から直接、
「別れよう」と言われました。

ショックで、別れたくない…と
思いましたが、現状を考えたら、
言われても仕方がないと、
そう思うしかありませんでした。

彼からは、
付き合って2か月くらいの間、
嬉しい言葉をたくさんもらって
いました。

「俺、今まで女性に対して不信感が
    あったけど、尊敬や憧れの 気持ちを
    抱いたのは、ゆきが初めてかもしれない」

「ゆきは、俺についている、 付属したものを
    通して、俺のことを みていないよね?
    俺そのものをみてくれてる。そうだよね?」
(名声や持っているもの、着飾っているものを
  みていないと)

「愛してるよ」

「俺とゆきの子供ができたら
    めちゃめちゃ可愛い子ができるに
    決まってる」

「もっと求めて」

「今まで、年の差カップルの芸能人とかを
    みて、どうせお金目当てかなんかだろうって
    思ってたけど、ひょっとしたら、そこに
    本当の愛とか、純粋な気持ちが存在してる
    のかもって思えた」

こんな風に、数えきれない言葉と態度で、
愛を示してくれました。

「愛してる」の言葉は、正直、2ヶ月しか
たってないのに、そういう感情って
沸き起こるの??と疑問でした。

軽く口にする男性も、たくさんいると思うので、
半信半疑でしたが、彼をみていて嘘だとは
思いませんでした。

信じたいって。

彼から「別れよう」と言われてから、
最後に少し話がしたいと伝え、
話をすることに。

約束をした日、わたしが運転をして、
後部座席に乗っていた彼が、
ポツリと…
「俺だって別れたくないよ、わかる?
だってこんな涙がでてるから」と。

「え?」と、バックミラーを覗き込むと、
彼の目から涙がつたっていました。
「俺、こんな風に涙がでたことないから」
と。

結局、その時点では、お互い別れを
選択しませんでした。

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