見出し画像

ちょっと怖かったロダン美術館【パリ旅】

パリの【ロダン美術館】に行ってきました。
ロダンは『地獄の門』や『考える人』を代表作にもつフランスの彫刻家です。(『考える人』は『地獄の門』の一部らしい…)


もちろん、『考える人』を見てきました。

この美術館を通して彫刻の≪本物≫の概念を初めて知ったのですが、『考える人』の彫刻の≪本物≫は日本を含め世界中にあるらしいです。

パリのロダン美術館でも2体の『考える人』を観ました。
写真だと分かりにくいのですが、サイズが違います。
最初の写真が大きいサイズの『考える人』で、お庭にあります。こちらは、小さいサイズの『考える人』で、お屋敷の中で観ることができます。

この写真、少し怖くないですか?
私は、この展示をロダン美術館に入って始めに観たのですが、「え?ロダンってこんな感じなの?怖い。」そう思いました。
いろいろなポーズをした人型の彫刻が無機質な部屋に置かれたり、集められたり、吊るされたりしていたのです。

他の展示を観るべく、屋敷に移動したときにも庭に同じような彫刻が展示されていました。
「え?私、ここで彫刻にされないよね…?」
不安になりました。怖くて、この展示はあまりしっかりと見られなかったです。
後で思い返してみれば、『考える人』とさほど変わらないことに気づきましたが。
展示の方法で印象が変わるんだなと思うことにしました…。

屋敷の中に入ってしまえば、「あぁ、美術館に来たんだった」と思える空間が広がっています。
彫刻はもちろんですが、ロダンが書いたスケッチや、『考える人』がモチーフの絵画なども展示されていました。

ロダンの代表作の一つである『地獄の門』もしっかり見てきました。
迫力を感じましたね。
この作品の前にベンチがあるのですが、私はそのベンチにしばし座ってこの作品を見るという贅沢な時間を過ごせました。(閉館間際に行ったからか、お客さんは少なめでした。)

この作品、実物を見るのは初めてだったのですが凹凸が結構あって驚きました。近くで見れば見るほど物々しさを感じます。
実物を見て感じるってこういうことかと学びにもなりました。

展示物とは全く関係ないですが、お庭では一羽のウサギを見かけました。遊んでもらおうと近づいたんですけど、逃げていかれました。『地獄の門』を見た後だったので、すごくほっこりした気分にさせてもらいました。

ロダン美術館は、ルーブル美術館やオルセー美術館に比べて小さな美術館です。
そのためか、彫刻が自然に展示してあり、より間近で感じることができたように思います。

ただ、最初に見た彫刻のインパクトが強すぎ、私の中で怖い美術館になってしまったのは否めません…!


この記事が参加している募集

旅のフォトアルバム

【読んでよかった!】思って頂けたらサポートよろしくお願いします。