【就労・無期限 滞在許可】⑭無期限 無期限滞在許可の受け取り
はじめに
以前公開していた2023年2月の記事に
加筆、改訂を加えてまとめました。
ただし個人の経験をまとめた事項であり、
イタリアの行政規律は頻繁に変更されます。
今回の内容は通常の手続きとは異なる為、
最新の情報は
管轄区域の移民局へお問い合わせの上、
必ず各自でお調べ頂きますようお願い致します。
この ▶滞在許可の変更、申請手続きマガジン は、
就業→就労
無期限
の2部構成となっている。
申請
長期(Lungo perido)滞在許可申請方法について、
詳細は下記の記事へをご参照下さい。
長期滞在許可(≒無期限、永住権)について:
▶⑨ 無期限 長期滞在許可
▶⑩ 無期限 申請の流れ
参考サイト:
▶イタリア警察 公式HP
長期滞在許可申請の時系列
2022年11月下旬に
2ヶ月間放置された9月付の速達が届き、
即日データ添付にて必要書類を提出してから、
実は更に1ヶ月半、放置されていた。
2022年5月16日:書類作成、提出
8月11日:1回目の移民局招集。書類不備があれば、この時に指摘される(が、されなかった)
9月中旬以降:イタリア警察HP滞在許可証ページの進行状況トラッキングが機能しなくなる
11月22日:移民局から、書類不足として9月14日付の速達が届く。即日、必要書類をPDF添付メールで提出
12月14日:問い合わせ予約を取る為に10日以上電話(予約受付は電話のみ)するも、話し中もしくは回線を切られる為に繋がらない。進展が無い為、直接移民局へ行き事情を説明。一応対応してもらえたように思えたが、やはりその後放置されていた
12月28日:シエナの移民局にツテがある知人が催促してくれ、ようやく申請取り消し状態が解除される。1月15日までに受け取れるはずと回答を受ける
2023年1月17日:進展無し。政府サイトでは手続き中の表示
1月25日:滞在許可証完成、移民局での受取日連絡が届く
1月28日:無期限滞在許可証現物を、移民局窓口で受け取る
申請取り消しの詳細:
▶⑬ 無期限 書類不備の速達
こうして、ようやく無事に
長期滞在許可証を受け取る事が出来た。
有効期限
「長期(Lungo perido)」という名のこの滞在許可は、
実際には無期限滞在許可、実質、永住権である。
無期限滞在許可証現物には
有効期限も表記されているが、
これは
身分証として使用する場合の証明写真の有効期限だ。
身分証利用の場合、
今まで5年毎だった写真更新が
2022年2月1日以降10年毎の更新と変更された。
※許可証に印字されている有効期限は、申請日から10年。
この滞在許可証を身分証明書として使用しない場合、
写真を更新しなくても
ステータスは無期限なので問題無い。
詳細記事:
▶⑨ 無期限 長期滞在許可
イタリア国外での滞在可能期間
無期限滞在許可を所有していれば、
連続して最大12ヶ月間
イタリア国外に滞在する事が可能。
12ヶ月を越えてイタリアへ再入国する場合は、
無期限滞在許可が無効となるので注意。
参考サイト:
▶avvocatofrancescolombardini.it: PERMESSO DI SOGGIORNO: QUANTO TEMPO POSSO STARE FUORI DALL’ITALIA?
空港出入国審査でのメリット
これは無期限に限らず
就学、就労の滞在許可にも当てはまる事で、
イタリアでの滞在許可証を所有していれば
EU圏内空港での出入国審査(パスポートコントロール)は
EU諸国民と同じゲートに並ぶ事が可能だ。
アジアやアメリカ、その他の地域から旅行者は
All passportsのゲートに誘導され、
しばしば長時間、長蛇の列も有り得るが、
イタリアの滞在許可証があれば
国籍は日本であっても
EU諸国民と同様に短時間で出入国審査が完了。
その場合、
自国籍パスポートだけでなく滞在許可証も
出入国審査官へ提出する事。
現行滞在許可期限切れ/申請期間中は
イタリアから出国出来なかった(再入国不可のリスク)が、
無期限滞在許可を受け取ったのちは
日本への一時帰国や
欧州内外への旅行も自由である。
自国籍を保有したまま(イタリア国内では常に外国人の身分)
長期イタリア移住を目的とする方は、
条件や書類が揃えば
無期限滞在許可も視野に入れては如何だろうか。
この ▶滞在許可の変更、申請手続きマガジン は、
就学、就労、無期限を経て、本記事で完結とする。
▶在イタリア日本国大使館(ローマ)
▶在ミラノ日本国総領事館(ミラノ)
▶イタリア政府 公式サイト
▶イタリア警察 公式サイト
もしくはエージェント会社などに問い合わせる等、
最新の情報は必ず各自で管轄の移民局へご確認下さい。
▶本記事の出典元ブログ記事
▶元ブログ「シエナの坂道。。」
【滞在許可の変更、申請手続き】目次
▷▷就業→就労
① 目的変更
② 申請の流れ
③ オンライン登録
④ 県庁からの招集
⑤ 郵便局での支払い
⑥ 1回目の移民局
⑦ 2回目の移民局
⑧ 就労滞在許可の受け取り
▷▷無期限
⑨ 無期限滞在許可
⑩ 申請の流れ
⑪ 書類と支払い
⑫ 1回目の移民局
⑬ 書類不備
⑭ 無期限滞在許可の受け取り ←今ここ。
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