racines_ラシーヌワイン

2003年よりフランス、イタリアを中心にワインの輸入をしています。ワイン好きの皆様に、…

racines_ラシーヌワイン

2003年よりフランス、イタリアを中心にワインの輸入をしています。ワイン好きの皆様に、今飲んでほしいワイン、もっと知ってほしい生産者についてお届けします◎

記事一覧

ラシーヌ流ワインの考え方 その9

唾液(つばき)をめぐる会話 グラスに入ったワインって、なにか、よい飲み方があるのかしら? ――味を悪くしない飲み方があるよ。 グラスのなかにツバキが入らないようにす…

ラシーヌ流ワインの考え方 その8

ジョージアのワインを読むついに出た、オール・アバウト 《ジョージアン・ワイン&フード》。 世界で最古のワインの産地ジョージア。 本書は、寄りすぐりの生産者や畑のこ…

ラシーヌ流ワインの考え方 その7

ラベルをはがすボトルの表面を飾っているラベル類は、 とかくワインの味わいに微妙な影響を与えがち。 エチケット(表・裏のラベル)、インポーターシール(輸入者表記)や…

ラシーヌ流ワインの考え方 その6

手が、決め手どちらの手で、ワインを飲んでいますか? もしかして、無意識のうちに利き手を使っていませんか。 利き手がつねにワインの味をより良く引きだすとはかぎりま…

ラシーヌ流ワインの考え方 その5

ビン口についてビン口、ちゃんと拭けていますか? ワインの飲み方は簡単。栓を開け、グラスに注いで、飲むだけです。 が、ボトルの口元周辺、約5mmの範囲を、きつく念入…

ラシーヌ流ワインの考え方 その4

ラシーヌ流ワインの考え方 その3

ワインが日本に到着するまでワインは生きものだから、温度が命。 ラシーヌはワインが蔵元から日本に着くまで、 徹底した温度管理に努めています。 今回のテーマは、ワイン…

ラシーヌ流ワインの考え方 その2

倉庫についてワインの品質は、厳密な定温管理の賜です。 そのためにラシーヌは、専用倉庫を特注しました。 ラシーヌが契約している倉庫は、年間を通して一定した厳密な温…

ラシーヌ流ワインの考え方 その1

試飲室ワインのインポーターにとって試飲室の中心的な機能は、《輸入されたワインの品質とコンディションを、正確に判断できること》です。 そこでは、ワイン本来の持ち味…

ラシーヌ流ワインの考え方 その9

ラシーヌ流ワインの考え方 その9

唾液(つばき)をめぐる会話

グラスに入ったワインって、なにか、よい飲み方があるのかしら?
――味を悪くしない飲み方があるよ。
グラスのなかにツバキが入らないようにすればいいんだ。

ツバキってカラダには必要なのに、ワインに混じると悪さをするの?
――口のなかは雑菌の巣なので、菌にまみれたツバキがグラスのなかに流れ入ると、
ワインの味が変わってしまう。
ワインのなかで、悪玉菌がすぐ繁殖するのかもし

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ラシーヌ流ワインの考え方 その8

ラシーヌ流ワインの考え方 その8

ジョージアのワインを読むついに出た、オール・アバウト 《ジョージアン・ワイン&フード》。
世界で最古のワインの産地ジョージア。
本書は、寄りすぐりの生産者や畑のこと、クヴェヴリ製法、プライベートな素顔など、わかりやすくまとめた一冊です。
選りすぐりのワインと生産者プロフィール、産地別ブドウ品種、クヴェヴリの製法など、情報満載。現地取材と輸入経験をふまえた、世界に類がない一冊です。
合田泰子と塚原正

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ラシーヌ流ワインの考え方 その7

ラシーヌ流ワインの考え方 その7

ラベルをはがすボトルの表面を飾っているラベル類は、
とかくワインの味わいに微妙な影響を与えがち。
エチケット(表・裏のラベル)、インポーターシール(輸入者表記)や
飾り物などです。
ラベルの材質や形状、デザインや色などの組み合わせが、
ヒトの気持ちだけでなく、
生きているワインの味わいに対してデリケートな作用をするとしても、
不思議ではありません。

ひと口味わっておかしいなと思ったら、余計なもの

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ラシーヌ流ワインの考え方 その6

ラシーヌ流ワインの考え方 その6

手が、決め手どちらの手で、ワインを飲んでいますか?

もしかして、無意識のうちに利き手を使っていませんか。
利き手がつねにワインの味をより良く引きだすとはかぎりません。
いつもとは反対の手でワインを試飲して、違いを較べてみましょう。
味わいがより深くおおらかになり、心地よく感じる手が、「あなたの手」なのです。

グラスをもつ手の緊張は、なぜかワインに伝わるようです。
筋肉の緊張をほぐすようなもち

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ラシーヌ流ワインの考え方 その5

ラシーヌ流ワインの考え方 その5

ビン口についてビン口、ちゃんと拭けていますか?

ワインの飲み方は簡単。栓を開け、グラスに注いで、飲むだけです。
が、ボトルの口元周辺、約5mmの範囲を、きつく念入りに拭きあげてください。
ここに汚れが付着していると、澄んだ味わいは濁りはて、見る影もなくなります。
口元の汚れは、必ずしも目に見えないので、油断しないこと。
清潔な布やティッシュペーパーなどで、力を込めてこすり取るのです。
その際、ビ

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ラシーヌ流ワインの考え方 その3

ラシーヌ流ワインの考え方 その3

ワインが日本に到着するまでワインは生きものだから、温度が命。
ラシーヌはワインが蔵元から日本に着くまで、 徹底した温度管理に努めています。

今回のテーマは、ワインが海外の生産者から日本に届くまでの温度管理です。
ワインの品質を至上課題とするインポーターにとって、ワインの温度管理*1はもっとも重要な責務です。
その目的を実現するため、ラシーヌはフォワダーと協力し、定温輸送に努めています。

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ラシーヌ流ワインの考え方 その2

ラシーヌ流ワインの考え方 その2

倉庫についてワインの品質は、厳密な定温管理の賜です。
そのためにラシーヌは、専用倉庫を特注しました。

ラシーヌが契約している倉庫は、年間を通して一定した厳密な温度・湿度管理を実現するため、清和海運(株)が川崎に保有する倉庫の2階部分を、全面的に改修していただきました。厳密な温度管理装置、純水を用いる加湿機とサーキュレーターを組合わせた、ラシーヌ特注の重装備な倉庫です。そのほか、電磁派対策も工夫し

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ラシーヌ流ワインの考え方 その1

ラシーヌ流ワインの考え方 その1

試飲室ワインのインポーターにとって試飲室の中心的な機能は、《輸入されたワインの品質とコンディションを、正確に判断できること》です。
そこでは、ワイン本来の持ち味が歪められずに発揮され、望ましい状態でワインのプレゼンテーションができます。

それでは、ワインの味わいを妨げているものはなんでしょうか。
光、音、振動、空気の汚れ・臭いと汚染物質、容器(材質と汚れ)、それに金属と電磁波、電場、磁場の《ワル

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