#71 人生日々勉強
究極の部下育成方法はなんでしょうか?
部下育成のコンセプトは「#58 青は藍より出でて藍より青し」で、部下には自分を越えてほしいという想いをもって育てていくという事をはじめにご紹介しました。
でも、部下から「あの人は仕事ができる」「仕事ぶりが本当にすごい」と尊敬してもらえるような上司にならないと、部下に色々アドバイスをしても、聞き流されるか、部下の心を動かす事はできないでしょう。
一方で、「あの上司は仕事ができて、本当に尊敬する」と周囲からも優秀と評価され、尊敬を集めるような上司のアドバイスは、それはそれで「そもそも私とは全然レベルが違う人の話」と、話す内容は理解するものの、自分には到底難しいもの、どこか自分とは違う世界の話と思われてしまう一面もあります。
上司だって最初から優秀だったわけではないのに、アドバイスを自分事として受け止めてもらえないのって、ちょっと寂しいですよね。
これまで辛酸を舐めるような経験や苦労もしてきたでしょうし、たくさんの課題を克服して今があるわけです。ですから、努力した結果こうなったというのはいやらしくない程度に話をしてもらいたいです。武勇伝を語ってほしいわけではなく、「努力は報われる事もある」という事を部下に伝えてほしいと思います。
究極の部下育成方法ですが、私は自分の背中を見せて、部下から「あの人みたいになりたい」と思ってもらえるような上司になる事と考えています。
その為にどうするか?
これは私の座右の銘の1つでもありますが
「人生日々勉強」
と、自分を常にアップデートしていく姿を見せていく事だと考えています。
これまで色々な仕事をしてきました。世の中に知られる商品も出し、それなりに成果を出し社会に貢献できたという満足感はあっても、毎日新しく知る事ばかりで、これだけやったからもう十分というレベルに到達した感じは一切しません。
たぶん人生を全うする最後の瞬間まで新しい事を知り、知識にしていくのだろうとすら考えます。
って、ちょっと大げさというか極端でしたね。
ただ、言いたいのはこれからも学ぶ事、学べる事があると思った方が、まだまだ自分には成長する伸び代、ポテンシャルがあると思えるので、私は「人生日々勉強」という言葉を大切にしています。
このnoteを始める前まで、SNSで積極的に情報発信する事をしてきませんでしたが、記事を書き、スキを押してくれるフォロワーの方がいて、コメントもいただき、サポートしてくださる方もいらっしゃる。note1つとっても、毎日学ぶ事があり、とても勉強になります。
もちろん、世の中には私なんて足元に及ばないぐらいたくさん社会に貢献したり、ビジネスを成功させてきた人がいるのも言うまでもありません。TwitterやInstagram、Youtubeを駆使して、世の中に情報を発信し、多くのフォロワーから人気を集めたりとまだまだ私にはできない事、知らない事ばかりで、もっともっといろんな事を通じて学ぶことはあるなとこの歳でも感じます。
そして、年下の人や、部下からも学ぶことはたくさんあります。
例えばメジャーリーガーの大谷翔平選手のように、曼荼羅チャートを使って、「8球団からドラフト1位」という夢と具体的な実行プランを立てて実践した話など、20歳近く離れているのに本当に尊敬に値します。このように年齢、立場に関係なく、いろんな人の良いところを吸収して自分のものにしていく。そして、成長のスピードは遅いかもしれませんが自分自身をこれからもアップデートしていこうと日々考えています。
「言いたい事はわかるけれど”勉強”というと真面目に机に向かって何か難しい事を学ばないといけないのでは・・・」と、重く、堅苦しい感じを抱く方もいらっしゃると思いますが、私は、もっと気楽な考えで良いとも考えています。
「明日の自分は今日の自分よりも1つでも成長している」と、それを楽しむというぐらいで全然かまわないと思います。
部下の育成の為にも、もっともっと自分自身をアップデートし、磨いていく事で、最終的には自分の背中を見せて「あの人みたいになりたい」と思ってもらえるよう、そんな究極の部下育成方法を目指してみませんか?
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ここまで、「❻部下の育成」として、部下とどう接したらいいのか?どう指導したらいいのか、育て方について私なりの考え方ややり方を紹介してきましたが、何か皆さんに役立つヒントがあったでしょうか?
次回からは、「❼上手な文章を書くために」と題して、ビジネスで意識しておくといい文章作成ノウハウをご紹介していきます。
引き続き、読んでもらえると幸いです。