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#81 文章もダイエット?

【私の仕事術:❼上手な文章を書くために】
たくさん書いて、たくさん削る

Twitterだと140文字以内、就職活動や転職活動でWEBのエントリーフォームに書く自己PRだと1,000文字以内など、文字数が制限されるシーンというのは、よくあります

そのように書ける文字数が制限されている中で、上手な文章がかけるようになる為には、どうしたらいいでしょうか?

それは

「とにかく量を書く!」


まずは文字数なんて関係なく、思いつくまま書いていくのが良いです。

書き終えてから「あー、あれも書いておけばよかった・・」と後悔する経験、皆さんにもありませんか?

最初から文字数を意識すると、本当に自分が伝えたかった事が出ないままになり、後悔する事もあるので、最初はとにかく頭に思い浮かんだものは文章でも単語でも全部書き出しましょう。

私もnoteを書きながら、頭に思い浮かんだ単語やキーワードは、忘れないよう、空いてるところにその言葉だけ書くなんてこともしています。


思う存分書き出したら、次は、読み返して文章を削っていく作業を行います。文全体を振り返り、ムラやムダになってないか気になる部分を中心に削り落としていきます。

ここで、文章をどのように削っていくか、私なりの方法をご紹介します。

❶同じ内容を繰り返し書いているものを消す
「#72 同じものが3回出たら要注意」の回では、同じ言葉が3回以上登場したら最初の1つを残して、あとは削除するというのをご紹介しましたが、これの応用版です。

読み返して、同じような事を書いていると思った場合、強調して言いたいぐらいに大事な事は何度も書くのはありですが、そうでない場合は、思い切って削除してしまいましょう。

伝えたい大事な事は、最後の締めに持ってくると読み手の印象にも残りやすいので、それ以外の部分は削除してしまうというのもありです。

❷例えや比喩がくどくなっているものを消す
読み手にわかりやすくしようと丁寧に説明する時や、相手に誤解されないように注意を払う時に、起こりやすいパターンです。

例えば、このような文を書いたとします。

「20代女性を意識した商品のキャッチフレーズを考えていきます。この商品は基本的に男性は彼女へのプレゼントでもない限り購入しないので男性目線は一切考えず、20代半ばの会社勤めの女性にターゲットを絞って考えてみました。」

読んでみて、いかがですか?

男性目線で考える必要がない事を強調しなくていいのであれば「この商品は基本的に男性は・・・、一切考えず、」のくだりは、いらないですよね?

極端な書き方をしましたが、読み返した時に「ここまで言及しなくていいかも?」と思う部分は削除してかまいません。


❸全部消して、まったく違う表現で書く
Twitterのように少ない文字数で伝えないといけない時、文字を削っていっても限界がある場合があります。

少ない文字数で、情景や雰囲気まで伝えるのはとても難しいです。

そのような時は、「自分が伝えたい事は何か?」という事を考えて、それまで書いていたものを一旦全部消して、一から書き直す方が良いかもしれません。

どうしても目の前のものに意識がいってしまい、発想の幅が狭くなる事があります。リセットするように全て消してみると、まったく違った表現方法がひらめく事もありますので、お試しください。


上手な文章を書くために、まずは「たくさんの量を書く」事に専念し、その後、読み返して「たくさん削る」作業をしてみると、洗練された文章に近づきますので、ぜひ参考にしてもらえると幸いです。

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