見出し画像

リヒロの本棚17

「ファシリテーション入門」堀公俊著(日経文庫)
文字通りファシリテーションに関する入門書です。

会議を進めていったり、プロジェクトを推進したりする時に様々な意見が出てきて上手く進まないことがあります。ファシリテーションの技術を使う事で、異なる意見やアイデアをまとめ上げ参加者の合意を得ながらあるべき方向に持って行くことが可能です。決してファシリテーターが思う方向と言うわけではなく、参加者の合意を得ながら進める所がポイントです。

僕は会社のファシリテーション講習を堀さん自らの講師で受講することができました。会議やプロジェクトだけでなく、計画を策定するためのワークショップの司会進行にも活用することができました。大手顧客を担当する営業チームの年間計画を作成するためにワークショップを開催し、営業・技術・サポートと言った異なる立場の人を集めて顧客の課題を理解し、そのために自社が貢献できる事は何かを議論していきます。ブレインストーミングから始まり、最後にはアクションプランまで落とし込むのは大変ですが、達成感の得られる仕事でした。

余談ですが、このスキルを東日本大震災で被災した地域でサッカーをする子供たち向けにワークショップを実施しました。自身サッカーの指導者や審判員の資格を持っていて、それらのスキルを活かして役に立てたことが僕の中での思い出の一つとなっています。

画像1


この記事が参加している募集

#コンテンツ会議

30,756件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?