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”楽”をやるとお金が入ってくる 【“深く考える人”が幸せになれる 仕事の辞め方ガイド 2-5】


「お金を稼ぐことは楽なことではないよ」

苦労して仕事をする日々が続き、
そんな考えが頭の裏側まで浸透しきっているからこそ、
辛くてもなかなか仕事をやめることができないのかもしれません。

しかし本当にそのように自分の思考を縛り付ける必要はあるのでしょうか。

特にこれを読んでくださっている”深く考える人”たちは、実は人が普通はしないようなことが当たり前にできたりするので、
自分を解放して”楽”にした途端にお金も稼ぎやすくなった
というようなことが大いにあり得ると思います。

今回は、そういった「”楽”だとお金が入ってくる理由」や、
「具体的にどのようにすれば”楽”をやれるか」という話をしたいと思います。

この記事はこちらの連載の一部ですが、単体でも読めるものとなっています。




”楽”をやると、お金が入ってくる理由


結論から言うと、自分が一番エネルギーを放出できる状態なので、
”楽”をやるとお金が入ってきやすくなる傾向にあります。

好きなことはいくらでもやれてしまえる、という経験がある方もいるでしょうし、
自分にとって楽だからこそ、無駄にエネルギーを消耗しないので、
長くたくさん続けられる、あるいは短時間で高い成果を上げられる、
ということもあると思います。

「ゾーンに入る」とか「フロー状態になる」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、その状態に近いものがあるので、
自然と高いパフォーマンスを発揮できるのですよね。

さらにそれに正しく価値がつけば、「お金が入ってくる」という結果をもたらします

世の中にはこの「正しく価値をつけてもらう」ためのメソッドはたくさんあふれていますが、
そもそもその価値を生み出すにあたって、まずはどういった場所を通ってきたら良いか(”楽”なのか)、ということはあまり語られることがありません。

”楽”は人によって違うのですから、当たり前と言ったら当たり前ですよね。

なので、自分にとっての”楽”を知り、それを実践することが大切です。

そう、楽にしていていいんです。
むしろそれがいいのです。


これはスピリチュアルでよく言われる「引き寄せの法則」の話にも似ていると思われるかもしれませんが、
決して魔法のような話をしたいわけではないんです。

自分が発揮した高いエネルギーが、結果としてお金を引き寄せている、という形になっている(目を思いっきり細め、引きで見ればそういう形が浮かび上がってくる)だけです。
でも、そうなってるっちゃなってる、ということでもあり、嘘ではありませんよね。

なので
「”楽”がお金を引き寄せるんだ」と思うとなんだか大きなエネルギーが動く感じがする方はそうした方がいいですし、
「もう少し具体的に解釈したい」という方はそうした方が良いと思います。
好きな方で大丈夫です。

具体的に解釈したい場合は、この「ゾーンに入る」とか「フロー状態になる」ということがいかに高パフォーマンスを生み出すか、ということに気がつくとかなり腑に落ちると思います。

(「好きなことを仕事にできると思うなんて甘い」と言う人はこの力をかなり甘くみていると思います。)

自分の過去を振り返り、実際にそのような状態になれた瞬間はなかったでしょうか。思い出してみてください。

また、これはあくまで「価値を生み出す」までの話であり、
そこからさらに「お金に変える」には、やはり「正しく価値をつけてもらう」ためのメソッド(マーケティングや、こうしたら売れる、という工夫)はある程度必要になると思います。

ただそれも、自分にとって”楽”だからこそ、そのメソッドが生きてくる、という流れはあります。
なので、結果として「”楽”をやると、お金が入ってくる」と言えるんですね。

ここでお気づきの方もいるかもしれませんが、
今の仕事を辞める、ということは、まさに”楽”への第一歩だったりします。


"楽"は2種類ある


そうは言っても自分にとっての”楽”がわからない…
そういう方もいるかもしれません。

そもそも”楽”ってなんでしょう。

あくまでここでの定義ですが、”楽”には2種類あります。

①自分が楽にできてしまうこと
②自分が楽しいと思えること


自分が楽にできてしまうこと

例えば、他の人よりすごく細かいことに気がついたりだとか、人に合わせるのが得意だったりとか、
マニアックなのだと、分類分けが得意です(整理整頓とか)という人や、数字に色が見えます、みたいな人もいると思います。

なんというか、すごくラフにしていても難なくやれてしまうことだったり、
別にしようとしなくても「やってしまう」ことだったり。

案外自分では気づけず、人から指摘されて初めて気付く、なんてこともあると思います。

「これがなんの価値になるの?」と思いそうですが、それだけを単体で行う仕事はなくても、大いに生かせる仕事は探せばあると思います。

「楽にやれること」の探し方ですが、1-2の記事でもお伝えしたように「自分について知る」ことは効果的だと思いますし、
「自分にとっての当たり前」をただただ挙げていく、というワークも効果がありそうです。

前に私がやったワークを貼り付けておきますね。何か参考になったら幸いです。


自分が楽しいと思えること

絵を描くのが好き、ピアノを弾くのが好き。教えるのが好き。パズルを解くのが好き。人と話すのが好き。

純粋に、好きなことであったり、自分が楽しいと思えることですね。
やっていると幸せになれることです。
脳内で、ドーパミンや、セロトニンが出るようなイメージです。

「楽しい」というプラスの気持ちと「フロー状態」が掛け合わさると、多くの場合、最高の結果をもたらします

見極めるコツとしては、「楽しい」と「好き」はちょっと違うということを意識することです。

「好き」でもあんまりやらなかったら「楽しい」ではない可能性もあります。
ただし、そのやらない理由には「恐れ」が隠れている可能性もあったりするので、
見極めが難しいのですが、実際にやって確かめてみることはとても重要です。


このように、“楽”には「自分が楽にできてしまうこと」「自分が楽しいと思えること」の2種類ある、という話でした。
自分の中で混乱してきたら、これはどっちにあたるのだろう?と考えてみるのもいいかもしれないです。
(どっちにもあてはまるものも、あるかもしれません。)


すごいことをしようとしなくていい


考えても考えても、自分にとっての”楽”が見つからないんだけど??
「自分が楽しいと思えること」がそんなにない。
あったとしても、そこまでのめり込めない。
そんなに「エネルギー大放出!」みたいな生き方は望んでいないよ…。

そんな方もいると思います。
それでも大丈夫です。

ただゆっくりと「生活」を楽しみながら、ちょこっとだけ好きなことを頑張る日もある、
そんな生き方だってもちろんありだと思います。

何も自分が楽しいと思えることだけで生活費を賄うことのみをゴールとしなくてもいいんです。
前の記事でもお話ししたように、自分のしたい生活を送るため・本来の目的を邪魔しないために適した稼ぎ方を選んで生きていく方法だってあります。

それを「『好きなことで生きる』に失敗した状態だ」と言う人がいるとしたら、偏った見方をしすぎだと思います。

”楽”にしていることで、お金が入ってくるだけでなく、
「お金に困らない」状況、バランスの取れた状態になっていく
こともできます。

ベストな状況になるまで、それなりに試行錯誤は要するかもしれませんが、
探ること自体も結構楽しいものです。

そうしているうちに、自分のエネルギーがお金に変換される比率が増えて、
意図せずお金持ちになってしまう可能性もあります。

何事も、過程でしかないのかもしれません。
ということは、どれだけその過程を「ただの仮の姿」としてではなく、自分のものとして楽しむか、も重要になって来る気がします。


ある程度時間はかかる。けど…


「”楽”をやるとお金が入ってくる」とは言いましましたが、
この「お金が入ってくる」を、
今まで会社からお給料をもらってきたようなイメージ
(定期的に、そこそこ常識的な額が与えられる、みたいなイメージ)
で捉えてしまうと、ちょっと辛くなるかもしれません。

最初から充分な収入が得られないことも多いですし、
それにより、別の収入で補助が必要になる可能性も大いにあり得ます。

これは「現実は厳しいんだよ」と言いたいのではありません。

好きなことで生きていこうとしたことがない人は、
こうした側面だけ見て「そんなこと言うのは甘いよ」「難しいんだよ」と言ってきたりします。

ですが、仕事を辞めてオリジナルの道に進もうとしている私たちにとっては、そもそもあまり関係のないことなんですよね。

そういう意見を変に真に受けて、「じゃあ自分には無理だ」と諦めたり、「相当の覚悟が必要だぞ」と過剰に力んだりする必要はあまりないのではないかと思います。

別の収入で補助が必要になるのならば、前記事でお伝えしたように「楽な働き方」をしつつ、本質の目標に向かっていけばいいだけです。

これを「厳しい生活」と捉える人もいるかもしれませんが、
当の本人がそうは思わないのなら、思わないままで全然いいんです。

「自分は何かとんでもないことをやろうとしているのではないか」
という考えがよぎるかもしれませんが、普通に、やっていいことです。

思うようにいかなくても、それは「失敗」ではないです。
何かを諦める理由にしなくていいです。
ただ、落ち着いて軌道修正し続ければいいだけです。


筆者もそのようにして歩んでいる最中ですので、
金銭的に「勝利した」わけでは全然ありません。笑

しかし、自分の本質を見据えて手探りで進んでいくことは、
まさに自分の人生を歩んでいるようで、
生きているな」という感じがします。

本質的な”楽”に向かってゆく、航海の旅のようなものです。
しかも、毎日自分と向き合う時間のある。

この状態は、お金の不安がなくても日々に忙殺されて自分を見失っていた会社員時代より、ずっといいです。

ここだからこそ言えるのですが、仕事を辞めてよかったな、と心から思っています。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


2章「どうしても気になる、お金のこと」はこれでおしまいです。

次の3章からは、実際に退職をするにあたってすべきことをお話しします。

が、その前にこれまでの振り返りとして、まとめの記事を書きました。
「ここまで読んで、頭では仕事を辞めていいと理解したけれど、どうも実際に行動に起こせない」という方におすすめです。


このマガジンの全体の目次はこちらです。
他の記事もぜひ読んでみてください。


↓こちらのマガジンを書くにあたっての思いを書いた記事です。


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