<Vol.84>指導者は指導のやり方を学ぶべき〜まずは知っておきたい基本型〜

  「うまく指導ができません…」「教えるって難しいです」

そんな相談をされることがあります。

人に教えるというのは、難しいですよね…。

セラピストにはセラピストの練習があるように、指導者にも指導者の練習があります。

技術指導には「一定の型(流れ)」がありますから、まずはここを理解しましょう。

少しでも指導の参考になれば嬉しいです。


<立ち位置>

指導をする際にはまず「自分の立ち位置(ポジション)」を明確にしておく必要があります。

相手が初心者なのか、中堅者なのか、ベテランなのかによっても、指導時の立ち位置は大きく異なります。

初心者であれば「知識・やり方を教える」必要がありますが、中堅者以上であれば「サポート=環境設定」の役割が大きくなります。

初心者への指導(いわゆる0を1にする作業)は、正解が決まっているのでそう難しいことではありません。

難しいのは中堅者以上への指導(いわゆる3ある能力を5へ、8ある能力を10へ引き上げる作業)です。

今回はこの難しい作業について、簡潔にまとめてみたいと思います。


<まず考えること>

最初に考えるべき点は2点です。

①それはミスか、エラーか
②それは原因か、結果か

それぞれを詳しく見ていきましょう。

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セラピスト特化型の人気コラムです。普段セラピストを教育する立場にある筆者が、セラピストとして大切なことをギュギュッとまとめてお届けします。

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