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#教育
278/365 2010年『小さな哲学者たち』 3歳児が"哲学"について話し合う姿を見て "あなた"は何を感じますか? ジャン=ピエール・ポッジ監督 ピエール=バルジエ監督
フランスでは3歳から義務教育となり、ある幼稚園では3歳から2年間"哲学の授業"を設ける。
男女関係や貧富の差、人種問題などの社会的テーマと"生と死"についてをディベートし合い、子供達の成長と変化、教師や家庭に及ぼす影響を追ったドキュメンタリー映画。
ここで浮き彫りになるのは日本とフランスの教育の違い。
フランスはもちろん幼稚園に"哲学の授業"がないにしろ、中高で哲学の単位があったり、そこに映
279/365 1984年『ストレンジャー・ザン・パラダイス』 思考の呪縛を解くには"アート"に触れる事。 ジム・ジャームッシュ監督
個人的に一押し監督ジム・ジャームッシュ。
この監督の好きなところは別に大量に興行収入を上げてるわけでは無いけど、コンスタントに作品を出せるのは、映画業界の人間を脚本、画角センスで資金提供に協力してもらうなど、今で言うクラウドファンディングのシステムを80's90'sからやっていて、だからそれができるジム・ジャームッシュすげぇなって思ってます。
"出世しなきゃ、稼がなきゃ、いい暮らしをしなきゃ、
280/365 2019年『ロケットマン』 映画のダークな部分にこそ、"本当の意味"がある。 デクスター・フレッチャー監督
ようやくprimeで観れるようになったので。
映画『あの頃のペニーレインと』をキッカケに知ったイギリスのミュージシャン エルトン・ジョンの半生を描いた作品。
少年時代のエルトンって年代的にも50年代とかってまだゲイだと違法になる時だから、今となっては同性の結婚も法律で認められるようにはなったけど、当時の蟠りがこの映画のダークな部分で最も見所である部分だと思う。
それと家庭内問題も赤裸々に表現さ
282/365 2010年『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』 自分が感性で選んだものすら 誰かに植え付けらている価値観の可能性が高い。 バンクシー監督
バンクシーを追ったビデオ撮影が趣味な男を中心にバンクシーの人物像と、ビデオ撮影が趣味な男だった人物の変貌が何を表しているのかを迫ったドキュメンタリー作品。
バンクシーはご存知の通り世界で最も有名な覆面グラフィティアーティスト。
彼と接触した男が変貌していく過程で思ったのはアートってある種"ジョーク"であり"リアル"であって紙一重だなと。
バンクシーが本作の元々考えていたタイトルが『クソみたい
283/365 2016年『デヴィッド・リンチ:アートライフ』 "アートライフ"を捉えると見えてくる人生観。 ジョン・グエン監督 リック・バーンズ監督 オリビア・ネアガルト・ホルム監督
デヴィッド・リンチの頭の中を覗きながら彼の視点から"アート"という"アートライフ《芸術的人生》"を学べるドキュメンタリー映画。
リンチ自らナレーションをしながら、アーティストとしての人生に憧れながらも溢れる創造性を持て余した学生時代の退屈と憂鬱と、悪夢のような街フィラデルフィアでの暮らしから『イレイザーヘッド』に至るまでを語っている。
リンチの作品は苦難と恐怖からなる日常に起こりうるようなネガ
284/365 『YESTERDAY』 自分の"なんとなく"な部分が自分自身の層を厚くする。 ダニー・ボイル監督
終始ずっと胸糞の悪さと違和感を感じつつ、Beatlesの曲に癒された映画。
どこに胸糞と違和感かあったこと言うと、そもそもが"The Beatles"である必要性もだし、"好き"とか"良い"っていう感性を"なんとなく"で終わらせる人が多すぎて、作品の本質を捉えられない人が多い。
一つ例えるなら、一度は耳にした事のある"The Beatles"の曲”ALL You Need Is Love” 邦
285/365 1985年『ブレックファースト・クラブ』 結局"自分は何者か"なんて心のある大人ならわからないのが普通。 ジョン・ヒューズ監督
ジョン・ヒューズ監督の手がける80年代のティーンエイジャー向け青春映画を何本も作った内の一作。
『ピッチ・パーフェクト』や『スパイダーマン:ホームカミング』にしろアメリカの数多くの映画に引用されるなど、アメリカの映画において一般教養に近い映画。
当時にして革命的だった「スクールカースト」をテーマに描いたことで"いじめ"として排除されるわけでなく、単に似たタイプの友達とだけ固まってそれ以外とは距
286/365 2016年『全ての政府は嘘をつく』 政治に興味ないって言う人ほど政府の思う壺。 フレッド・ピーボディ監督
「すべての政府はウソをつく」とは、20世紀後半、地道な調査を重ねて国や大企業の欺瞞を暴いた米国人ジャーナリストI.F.ストーンの言葉。
ストーンの意志を受け継ぎ、政府と大手メディアが黙殺するニュースを伝えるジャーナリストたちの活動を追い、“真実”が政府と既成メディアによっていかに隠蔽され、埋もれていくのかをあらわにした映画。
あのオバマ大統領でさえも、あれだけカリスマ性があって政界の透明さを訴
287/365 2018年『ステータス・アップデート』 自分らしさを見失ってるあなたへ。 スコット・スピアー監督
第二のザックエフロンと呼び声高いロス・リンチに『ヘアスプレー』『17アゲイン』『glee』などの制作指揮をとったアダム・シャンクマンが製作にあたったティーンエイジャーものの映画。
本作は恋愛にテーマを起きながら、現代の若者文化のアニメやコスプレなどを取り入れ、"多様性"や"自分らしさ"と言ったジョン・ヒューズ監督作品を思わせる内容だった。
よくSNSを観てると"自分らしく生きる"って言いながら
289/365 2014年『ジョン・ウィック』 人生を変えるための最適解とは。 チャド・スタエルスキ監督
69年型マスタングを乗り回し、亡き妻が遺した愛犬と遊んだり、静かに隠居生活を送っていた伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。
退した凄腕の殺し屋の復讐劇を描いたアクション映画。
キアヌ・リーブスが主演兼・製作総指揮を務める。
全く無駄が無く確実に殺していく辺りが気持ちいい。
そもそも復讐って本来何も生まない。
だけどそれをもオーディエンス側が共感できるような演出が施され、誰もが楽しめる映画だっ
290/365 2018年『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』 "人生の主人公は自分だ"って言ってくる人には気を付けろ。 ステファノ・ソッリマ監督
前作『ボーダーライン』の主人公が続編に登場しなかった事でも知られる本作。
僕達はいつも「主人公」と聞くと、その人物が中心となって物語を能動的に切り開いていくものと考えがちだが、第一話でそのありきたりな概念をぶち壊し、彼女の存在を「何も知らない一人の常識人」として位置付けたわけである。
多くの人は主人公補正のフィルターを通して映画を観て、自分の人生もあたかも主人公のように思ってるけどそれって果た
291/365 1996年『ミッション:インポッシブル』 応援されたければ、応援するしかない。 ブライアン・デ・パルマ監督
1966年に始まったアメリカの人気テレビドラマシリーズ『スパイ大作戦』の映画化作品である。
秘密諜報組織「IMF」に所属する若手スパイの内通者の罠によって濡れ衣を着せられ、真犯人を捜すアクション映画。
まずブライアン・デ・パルマ監督ってだけで観たかったし『Pulp Fiction』でお馴染みのヴィング・レイムスか強面ハッカーとして登場し、ジャン・レノ、ジョン・ヴォイトも出演している。
普通に
292/365 2011年『ピラニア3D』 B級テンプレート映画のプロットだけど観てしまうワケ。 アレクサンドル・アジャ監督
1978年のアメリカ映画『ピラニア』のリメイクで、3D映画として公開された作品。
物語もB級映画の王道のプロットで、テンプレートのような作品に加えて、「ウェット・Tシャツ・コンテスト」っていうギャルのTシャツに水をかけて透けさせるイベントがあって、そこの人達が襲われまくるシーンなんかは地獄絵図で、結構人が襲われる映画にしては残酷描写のレベルが高い。
3Dという技術がピラニアはもちろん、そこも3
293/365 2003年『オープン・ウォーター』 自分の無力さに出会える極限シュチュエーション映画。 クリス・ケンティス監督
ダイビング中に手違いから海に取り残された夫婦の恐怖を描いており、実際の事件が元。
ドキュメンタリーっぽく見えたのも低予算から製作されたと知って納得がいく。
サメ映画の定番『JAWS』のようなデカいサメでもなく、サメの大群の中に取り残された恐怖感をスタントマンもCGも一切なしの覆われるときの表情が物語っている。
こういう極限状態シュチュエーションホラー映画を観る時って自分だったらどうするかとか