293/365 2003年『オープン・ウォーター』 自分の無力さに出会える極限シュチュエーション映画。 クリス・ケンティス監督
ダイビング中に手違いから海に取り残された夫婦の恐怖を描いており、実際の事件が元。
ドキュメンタリーっぽく見えたのも低予算から製作されたと知って納得がいく。
サメ映画の定番『JAWS』のようなデカいサメでもなく、サメの大群の中に取り残された恐怖感をスタントマンもCGも一切なしの覆われるときの表情が物語っている。
こういう極限状態シュチュエーションホラー映画を観る時って自分だったらどうするかとか考える。
でも今作の場合大海原のど真ん中でサメがウヨウヨしてるところに放置されたら何も出来ないだろうし、無力だなって思う。
男が妊娠の立ち会いの時に無力さを感じるように自分の無力さを痛感する事で、自分という者の輪郭がくっきりしてくるんだろうなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?