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カボチャはまるごと食べる優秀野菜!?

いつもお読み頂きありがとうございます。前回は大根はまっすぐ根を伸ばしていく性格だということをご紹介しました。

今回は秋冬の季節にホクホクで甘く、おかずにもスイーツにもハロウィンでも大活躍のカボチャですが収穫は7月~9月の夏なんですよ。収穫してから少しおくことで甘味が増すそうで秋冬が食べ頃なんだそうです。
 生のカボチャは包丁で切るのも一苦労。女性一人ではなかなか難しいかもしれませんが、そんな時は電子レンジで熱してしまえば簡単にカットできます。


野菜くずの種からすぐ発芽

 うちの庭でもカボチャが出来ますが、カボチャをきちんと栽培しようと思ったことがこれまでありません。理由は、スーパーで買ってきたカボチャの種を野菜くずと一緒に庭で肥料にしようと埋めると驚くほどすぐ発芽していきます。私にとってこのカボチャの芽は他の野菜を育て居るのに、ただただ厄介者なんです。

ちょっと間を空けるといつの間にかツルがあこちから伸び始めます。それも大量に・・・。ですので、カボチャの種を購入したことがありません。

カボチャの芽

今年は土を休ませようと特段何も種を蒔かなかったら、カボチャのツルが伸び始めてしまったので栽培してみるとにしました。

カボチャのツルはどこまでも

カボチャの葉っぱは、意外と大きく人間の手を遥に越える大きさになります。

そして地味にトゲトゲしていて素手でさわるとかなりチクチクします。  
 そしてうどんこ病にも気をつけなければなりません。葉っぱに白い粉をふったような見た目になるうどんこ病。もとは菌類(カビ)ですが、あっという間に広がっていきます。生育や味などに大きく影響があるので注意が必要です。うちでは農薬を使わないので、発生してしまったらあきらめることにしています。これも自然の摂理かと。

うどんこ病(白い部分)

さて、元気なカボチャのツルはとにかくどんどん伸びていきます。気が付けば周囲の野菜に絡みつき、締め上げていく始末。畑が広ければのびのびと成長するのでしょうが、狭い空間だとストレスなんでしょうね。なんだか人間にも通じるところがあるなぁ、と思ったり。

伸び続けるツル

ツルの途中に雄花と雌花が咲いていきます。花は黄色くて大きく咲きます。雌花には花の付け根に丸い球体があるもので、これがカボチャの実になります。

雄花(上)/雌花(下)


受粉のコツとポイントは?

おしべとめしべと上手く受粉させないといけないのですが、これがなかなか難しい。なぜなら、雄花と雌花が交互に咲いてうまく授粉できないのです。ツルが伸びて畑を占拠するので、自分の手で雄花を摘み取って、雌花のめしべへ無理やりグリグリしましたがこれでは成功率が極めて低かったです。
交配の関係なのでしょうか、1株ではうまく受粉できない仕組みになっているようでした。
 そこで今年は3株(勝手に芽吹いた3か所)を放置してみることにしました。6月の梅雨の晴れ間にミツバチがたくさんやってきていい仕事をしてくれました。お陰で見事に受粉に成功です。
自分で授粉させていたあの苦労と手間はなんだったのか、自然に任せるのが一番だと感じました。

ミツバチの仕事っぷり
膨らみ始めたカボチャの実

組織作りの中でも、試行錯誤してもうまくいかなかったことが肩の力を抜き、自然な成り行きを見守っていたら上手くいくこともあります。そんな感覚に似ていますね。


カボチャは丸ごと全部食べられる

収穫間近のカボチャ

 カボチャの実は一気に大きくなります。虫に食べられないようにカゴを下においてありますが、たわんでいるのがわかります。カボチャの収穫の目安は茎がコルクの色に変色したタイミングです。収穫後は2カ月位涼しいところで保管して熟成させるとよりおいしく頂けます。

カボチャは緑黄色野菜の代表格で、βカロテンが豊富で抗酸化作用による疲労回復効果や免疫力を強化する効果も期待できます。カリウム、ビタミン類、鉄分などの栄養素も豊富に含んでいます。
もちろん食物繊維もたくさん含まれているのでお通じの改善にも役立ちます。また、皮が固いですが皮の方が実より栄養素を多く含んでいるので是非皮も調理して食べてみて下さい。

尚、カボチャは捨てるところがなく、種や種のまわりのワタも食べられます。最近はカボチャの種もおつまみとして売られています。ミネラルや良質な脂質もあり乾燥させてから、フライパンで炒って塩をまぶせばおつまみになりますよ。

昔から馴染みのある日本の代表食材を自分で育てて楽しんでみてください。
場所をとるのが難点ですが、何事もチャレンジです。ツル性植物ですのでネットを張ってグリーンカーテンで涼をとるのもいいかもしれません!

読んでくれた方々、お付き合いありがとうございます。また、別の野菜作りからの考察をしていきます。

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