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綾小路龍一
2021年3月8日 12:01
その後も、発作のように、苦しみが続いた。数ヶ月おきに辛い痛みと重みがやってくるも、1週間も経たずに消える。病院へは、行かない。発作的に起こるつらさは、回を重ねる毎に強くなっていく。しかし、どうせ病院に行っても意味が無いと思うと、行く気になれなかった。見せ損、掘られ損である。「見られても減るもんじゃない」という言葉があるが、目には見えない何かが、間違いなく減っているという手応えがある。時
2021年3月1日 12:39
ある冬の朝、いつもよりも少し早く目覚めた私は、前日のお酒と暖房により、乾燥しきった喉を一杯の水で潤し、トイレに向かった。便座に座り込み、力を入れる。体内の水分も抜けているのか、「確かに直腸内にあるもの」が動いてこない。ただ、確実に存在は感じるので、少し強めに力を込める。なんだか、少し降りてきた気がする。もう少し、もう少し……。徐々に力を強める。バリッ!!!!!突然何かが破けるような衝撃が身
2021年2月23日 12:01
メイド喫茶での出来事から1年ほど経ち、その間に断続的に複数の異なる違和感をアヌスに覚えるようになった。症状その1 痒み前述の通り、一時的に治りはしたものの、数ヶ月に一度くらいのペースで、突発的に発生する猛烈な痒み。人前だろうがなんだろうが関係なく、ムズムズ、ヌルヌルとしたとてつもない痒みが襲いかかる。間寛平による伝説のギャグ、「かい〜の〜!」ならば、人前でもごまかしながら尻がかけるか!?と
2021年2月22日 15:49
思えば、以前から前兆はあった。ことの起こりは、たしか8年近く前に女友達と秋葉原のメイド喫茶に行った時だとおもう。接客してくれたメイドさんから、テレビなどで見たことがある、「美味しくなるおまじない」をするように強要され、照れに照れてしまった私は、驚くほどのか細い小声で「美味しくなーれ、萌え萌えキュン……」と呟き、両手で胸の前にハートマークを作った。私のテンションが伝播してしまい、同行の女