【HIF2022】–ごめんけど、2022年はインドなしには語れない–
みなさん、こんにちは!
今回のnoteは、2022年9月にインドで日印国交樹立70周年企画として開催された「Hack the Innovative Future」についてです。
まず、メンバーそれぞれのバッググラウンドを、次にHIFについてを、最後に各自がインドについてを発信していこうと思うので、楽しんで読んでいただけたら嬉しいです!どうぞよろしくお願いします!
※こちらは共同マガジンとして運営しています
1.自己紹介
はじめまして!夢と希望と現実と、どれも欠けてはいけないと信じてやまない、瑠璃子です!
今回は、日印国交樹立70周年企画「Hack the Innovative Future」に参加した一人としてこのnoteを書かせていただいております。
まず、私は将来ビジネスパーソンとして、「日印の架け橋になる」という夢を持つ大学2年生です。今までの人生における、最大のターニングポイントは、なんといっても、16才の時に、インドの経済の首都と言われるムンバイに留学したことでした。
そして、インドの虜になったことでした。「インドに行ったら人生変わるよ?」なんて話はそれこそ「インドあるある」として聞いたことがあると思いますが、実際に自分がそうなるなんて思ってもいませんでした。そして、バリバリの当事者になって、はや5年になります笑
趣味は、スポーツ観戦とレコード収集。
特技は、空手とバイオリン。
大学では、漠然とした憧れがあったラクロス部に入部し、始発で向かう部活と朝から夜まである授業、そして大量に出る課題に取り組むことが、私の大学生活といった感じです笑
日々色々なことがありますが、全ての行動の原動力は「インド」。とにかく「インド」。そんな人がこのnoteを書いているんだな、と思っていただければ嬉しいです笑
2.「Hack the Innovative Future (HIF)」とはいったいなんなのか?
HIFとは、日印国交樹立70周年という記念イヤーに、今後の日印関係構築に両国の若者を巻き込んでいこうよ、というような意図が込められたプログラムだと言えます。
一応HPから抜粋した文章も貼っておきます!
また、3D Benefitといって「Dive into Diversity」「Discover Yourself」「Develop your Career」という、今回の旅の三つの目的も提示されていました。
デリーからバラナシという900kmに及ぶ距離を日印40人の仲間と共に横断し、さまざまなプログラムや企業訪問を経験し、最終日のアイデアソンで各チームが作り上げたビジネスモデルを発表するというものです。
応募資格は18-25歳で、2022年度の締め切りは渡印の約2ヶ月前の7/17でした。そしてこのプログラム、なんといっても驚くべきは、参加費が無料、0円という点です。これがデカい。デカすぎる。これがもし無料でなかったら、仲間の中には応募しなかった人も確実にいたはずなので、出会えてなかった未来を考えるだけで恐ろしい、、。
とにかく当時無料を目にした時の感想は、「インドに無料で帰れる、こんなにすごいことはなくね?!」といった感じでした笑
これがざっくりとしたHIFの基本情報です。
3.なぜHIFに応募したのか
さて、なぜHIFに応募したのか。HIFをまず知ったきっかけは、私がインド大好き人間ということを知っていた父親が、インド駐在員からHIFの存在を聞き、「こんなプログラムあるけど、瑠璃子にピッタリじゃない?」とリンクを送ってくれたことでした。
後でメンバーに聞いてみると、研究室・大学・サークルから案内があったという人が多く、自分にはそういった機会が全くなかったので、父親がリンクをくれなければ、プログラム自体すら今も知らずにいたと思います。父感謝。
リンクからプログラムの概要を読み込み、すぐに応募しようと決心しました。というのも、言及したように、部活と勉強が中心の日々で、インドに帰れるのはまだまだ先だと思っていたからです。何より、日印の架け橋になってビジネスをしたいとずっと夢見ていた自分には、もってこいのプログラムでした。というか、私の夢を知ってたんじゃないかぐらいドンピシャでした笑こんな絶好の機会はもうないっしょ!と確信し、ここだけの話課題そっちのけで応募の準備をすぐ始めました笑
4.選考内容(一次審査、二次審査、最終面接、エントリー内容、倍率)
一次審査は書類で二次審査は面接などといった明確な流れの表記がなかったため、何次審査まであるかもわからなかったし、書類だけで決まるかも不確かでした。とにかく、Apply Nowを押して出てきた、名前・大学・英語のレベルを入力し、将来について(200字)・志望動機(300字)を埋めるというエントリーシートの入力に専念しました。今なのでわかりますが、これが「一次」で「書類審査」というものに当てはまります。
私の場合、将来についての項目では、インドでの留学中、ダラヴィというスラム街ツアーで、ボランティア活動などの直接的支援だけでは、どうにもならない固定化された階級・格差・概念を目の当たりにしたことから、将来は日印両国の経済活性化に貢献したいと思っているということを書きました。そして、これらを解決するためには、国や企業単位で日印をより深く繋げその絶対数を増やし、お互いの長所を掛け合わせ相互補完していきながら、経済を盛り上げていくことが必要であり、長期的には教育・生活環境の改善にも影響を与えていきたいと伝えました。
志望動機に関しては、インドは自分のアイデンティティが何かという問いと懸命に向き合った場所であり、どのように生きたいかを確立した場所であったことから、インドは自分にとって二つ目の ”my country (祖国)” であるとし、インドでしか出会えない自分の常識を否定する存在と出会い、将来ビジネスというフィールドで必ず再会するであろうインド人メンバーと、自分達だけが作れる未来を共に考えたいと思ったため応募したと綴りました。また、アジア研究とジェンダー研究を二重専攻していたので、アジアにおけるジェンダーとビジネスの関係性について研究したく、特に男女差別の中でしなやかに生きる、同世代のインドの女性と日夜議論に明け暮れたいと、少しポエマーっぽいことも書いていました笑
夜中に夢について言語化しようと必死になると、ポエマーになってしまうのが自分の短所です笑
どちらも文字数が少なかったので、インドへの熱量を最大限かつコンパクトにするのに苦労しました。それでも、インド愛をどうぞ語ってくれと言わんばかりの機会。インド愛は誰にも負けないし、絶対にインドに帰りたいという思いは確実に文章に溢れさせられたと思ったので、自信はありました。ただ、このプログラム自体初めての試みで、倍率や受験者層も全く予測できなかったので、落ちても「まあそん時はしゃあない」という少しの保険は自分の中に残しておきました笑
今回ダメでも、これは何かしらの伏線になって、なぜあの時不合格だったかが、今度はどこかの成功体験に繋がるだろうと考えていたことも、いい意味で力が抜ける要因にもなっていたと思います。
二次審査は、「自身を他の参加者に理解してもらう際に最適と思うスナップショットを一枚とその説明」と「日印の今後にどのように貢献していきたいか、また、こうした将来の目標も踏まえ、本イベントでどういった経験をしたいと考えているのか、意気込みをご記入ください。」を800字という制限の中、書くというより詳しい内容の書類審査でした。私は、一次審査の内容に沿わせながら、書きたくても文字数的に触れることができなかった内容を、ここで書きました。その時の自分は、とにかく、インドについて語ってくれと指示されること自体が、「アゲ」だったので楽しんで取り組んだことを記憶しています笑
三次審査は、グループ面接でした。一回におそらく15人ぐらいで、4日程ぐらいあったかと思います。一人一人自己紹介と意気込みを1分半ぐらいで行い、その後協賛してくださっている会社の方や事務局から質疑応答がありました。これも、自分と同じ熱量をインドに対してもつ同年代がこんなにいることが嬉しくて、私はいい意味で面接どころではありませんでした笑とにかく「熱意」と「理解しやすく」を中心に、リラックスして挑みました。
数日後、合格通知があり、インドへの切符を無事手にすることができました。
5.事前準備(計3回のオリエン、ビザ、PCR、持ち物etc.)
事前に、3回のオリエンテーションが準備されました。ビザの申請方法やPCR検査の案内、そしてとてつもなく丁寧な内容のしおりが配布されました。持ち物欄やインドという国にいった際の注意事項など、所々に、「いや、これインドに住んだことある人じゃなきゃわからんネタがある笑」という内容が散りばめられており、懐かしんだ思い出があります笑とにかく、事前準備は事務局の方が全面サポートをしてくださり、自分の場合は、かなりスムーズに行うことができました。
PART2では、ついにHIFの旅自体について書いていこうと思いますので、お楽しみに!
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