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旅の記憶 芸術【鹿児島篇Ⅰ】

今年1月から2月末にかけて毎週末飛行機乗って(ときどきバスと電車と新幹線)見たい景色・食べたい郷土料理・泊まりたい宿のために全国飛び回ってたなぁ...

それは3月までに47都道府県全国まわりたい!っていう4年前の新卒のときに決めた目標のため。

そう思うと行動力って、ほんとうに凄い。
目標決めて、行動すると、その先は必ず広がる。
やっぱり何かをやろうとすると、思い通りのことばかりではなくて問題にも直撃する。それでも、諦めずにチャレンジすることで得ることはたくさんある。問題に直撃して、別の道を選ぶことになってもその先がハッピーであればそれもいい選択かなと思う。目の前のことだけにこだわらず、先のことを見据えていくこともときには必要よね。なんて、MIU404を観た後で色々思うことがあって。(10年あれば何でもできる!)

さて、1月の3連休に飛びだった九州の旅行のお話。
1年前、47都道府県残り10県ほどだったのだが
ほとんどが九州と中国地方だった。

何故か昨年は九州出身者がまわりにとっても多く、九州に行きたい欲が高まり3連休をつかって未踏の九州の地へ!

旅の日程
1日目熊本→2日目鹿児島→3日目宮崎

3連休初日ということもあり、空港・保安検査場がびびるほど混んでいたり(1時間近く並ぶこととなり並んでるときに飛行機の時間が迫り、焦って相談したところ今はまだもっと早くに出発予定の便を案内してるのであなたは大丈夫と放置された余計に焦ったが何事もなく飛行機に乗れた)、熊本着いた途端東京の知り合いに遭遇したり予期せぬことの連続でスタートした九州の旅。翌日から現地合流したので鹿児島までは一人旅。

鹿児島出身の子に、鹿児島行ったよというとアミュプラザしかなかったでしょ?と言われたがわたしがアミュプラザの観覧車より、イルミネーションより、鹿児島すげーな!と思ったのは霧島アートの森だった。

霧島アートの森は、鹿児島県湧水町(旧栗野町)の栗野岳(霧島山)麓の標高約700メートルの高原に位置する鹿児島県立の野外美術館。自然の地形や樹林をできるだけ生かして整備している。指定管理者の公益財団法人鹿児島県文化振興財団が管理運営している。2000年(平成12年)10月12日に開園。美術館の設計は早川邦彦による。出典:wikhpedia

簡単にいうと、野外に作品が展示されている空間なのだが入園料なんと320円!高校・大学生210円、小・中学生150円となんともびっくりなアート空間。
ちなみに大人の年パスは640円だ。え?本気?

参考までに箱根の野外美術館 箱根彫刻の森美術館は入館料1600円だ。箱根彫刻の森美術館は、日本ではじめての野外美術館だそう。霧島アートの森と比較すると高く感じてしまうが箱根という観光地の中で十分に行く価値のある美術館だ。

さて、そんな破格にもほどがある霧島アートの森。
車がないわたしたちはいつもどおりに公共バスで向かう。(このバスが予定の時間より早くに出発したかと思えば帰りは10分ほど遅れたりとローカルな感じなのだが、1日数本しかないので終始ハラハラ。車で行くのがお薦めされているはず。)

パスを降りると、異空間な森!そして、草間さんの作品が見えかける!わー!期待を胸に入口へと向かうと小学生くらいの少年から"中も凄く面白かったよ!""ここすごく面白い場所!"とさらなる期待を予感させる言葉。

入口に辿り着く前からもう草間さんのエネルギーをひしひしと感じ、いざ中に入ると赤い靴!勿論草間さんの作品なのだが、めっちゃくちゃに可愛くてこれだけでチケットの価値ある ....

草間さんの赤い靴があるのは、屋内スペース。
わたしが訪れたときは台湾の作家Lai Chih-Shengの作品が展示されてた。

屋内だけでも十分すぎるアート空間ですでに感動しきっていたが、まだまだ霧島アートの森は屋外空間こそが見どころがある。

先ず最初にとび込んでくるのが、イスラエル出身ダニ・カラヴァンによるベレシート(初めに)。
外観はトンネル。一方通行なのだが、中に入ろうとすると出てきた大学生集団に、"ここめっちゃいいよ!""感動する!"とまた感想を教えてくれた。

入口前で出会った子どもといい美術館で思わず誰かに感想をいいたくなる場所って、素敵すぎないか。
それとも、九州の人と雰囲気がそうさせているのか。

べレシートは、大学生たちがいうように素敵な空間でした。丁度晴れていたのでそれも尚更。明暗の対比による作品。

他に印象に残っている作品は、韓国出身チェ・ジョンファによる"あなたこそアート"全身が映るの丸い鏡くらいの大きさの装飾額縁。
いくつか点在した空間なのだが、皆思い思いにポーズをとって写真におさめている姿も印象的だった。

雑誌などでもよく使われている作品なので、知っている人も多いだろう。

他にも紹介したいところだが、作品紹介はこれくらいで。敷地は広いが、彫刻の森美術館に比べると、 ルートが単純なのでまわりやすくも感じた。空間のイメージは、金津創作の森美術(福井)の屋外展示に似ている気もした。


最後に再び草間作品からパワーを得て、バス停へ。

バス停の前にはなんと、馬!!!
え?牧場があったのだ。なんとも、異空間すぎる。

そしてそんな牧場の向かいには、森の珈琲スタンド。素敵すぎないか。暖かいドリンクとともにパスを待つ。

あまりに、素敵な空間だった霧島アートの森。
バスに揺られ栗野駅に到着。電車まで時間があるので栗野駅前の喫茶店へ。


ここまた異空間で暖かく、ココアと絶品のチーズケーキをいただいた。

どこに行っても、人が温かくて最高だった鹿児島。

実は、合流する前に午前中。
駅周辺のかごしま近代館とかごしまメルヘン館にも訪れた。ここも魅力があって素敵な空間だったのは、また次回。

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