「平成ベストセレクション」マガジンを作りました
2017年に有料マガジンをはじめて、早くも2年近くが経ちました。
『余談的小売文化論』に格納した記事数も200本を超え、少しずつ少しずつ、読んでくださる方の数が増加していくことに嬉しさを感じながら、これまで続けてくることができました。
ただ、アーカイブが増えてくると最近マガジンを読み始めてくださった方から『過去の記事は読めないのですか』とお問い合わせいただくことも増え(今月購読をはじめた場合先月以前の記事は読めないのです)、心苦しい思いもしてきました。
そこで、過去記事の中でいまだによく購入されるもの、個人的なおすすめ記事などをまとめた平成総集編のマガジンを作りました。
消費文化の研究(平成ベストセレクション)
初期はニュースなど時事性の高いものを中心に取り扱っていたので比較的最新の記事多めではありますが、『5年後読んでも価値がある(はずの)もの』を基準に選んだので、3年後、5年後も読み返していただけると嬉しいです。
ちなみに記事のラインナップは下記の通り。
ノンアル志向の時代に、「ハレの日」をどう作るか
以前『これからの時代、洋服を売る上で必要なこと』でも書いた通り、ハレの日は消費において重要な役割を担っていると私は考えています。
一方で、ヘルシー&ウェルネス志向という大きな流れの中で、ナイトエコノミーというハレの場が縮小していく可能性も感じています。
そんなことを考えていたとき、たまたま札幌で新時代のハレの場の作り方のヒントを得た話を書きました。
体験の創出にもつながる話なので、店舗やブランドに興味がある方におすすめです。
プラットフォーマーの持続的成長に必要不可欠なもの
SpotifyやNetflixがAppleへ抵抗しはじめた流れを見ながら、コンテンツメーカーとプラットフォーマーの関係性について考えたことを書きました。
以前『ブランドとメディアの境目がなくなっていく時代に』というnoteを書いたのですが、コンテンツメーカーとプラットフォーマーの境目も曖昧になりつつある時代、共存共栄していくために何が必要なんだろう、ということは常に考えているテーマでもあります。
あと、小売店がPBを作るのもまったく同じ構造ですよね。
明確な答えがある領域ではないと思いますが、ここに書いたことが今のところの私なりの解です。
サービスづくりをされている方にとって何かしらの参考になれば幸いです。
『きたないは便利で、きれいは役に立たない』
実はこのnoteはそんなにたくさん購入されていないのですが(笑)、購入いただいた方からの『おすすめ』率が高かったのと、自分としても気に入っているnoteなので入れてみました。
具体的なHow toではなく抽象的な思想に近いので、こういうnoteこそ個別に買うよりまるっと買っていただいた中でたまたま読んでもらうような機会を増やしたいという思いもあり。
美意識とか思想とか哲学とかの領域に興味がある方には、そこそこ面白く読んでいただけるのではないかと思っています。
個人としてのメディアとの付き合い方
購入履歴をみていたら未だにコンスタントに購入され続けているこちらのnote。
たしかに、個人がメディアと付き合う時に気をつけるべきことって誰も教えてくれないですもんねえ。
1年前に書いたものなので自分の中ではアップデートしている部分もありますが、基本的にここに書いたことから大きく変わっておらず、これから発信をがんばりたい!という人にはよく話している内容でもあります。
ただ、けっこうぶっちゃけて書いているので『(これはひみつ!)』と表記しているところは外部に漏らさないと確約できる方だけ読んでいただければと。
自分の世界観を育てるためのルーティーン。
軽い気持ちで書いたら思いのほか購入者が多くて驚いたnote。(笑)
私はもっぱらテキストの世界の人間ですが、やはり言葉では限界を感じることも多く、最近非言語で世界観を表現するための訓練としてやっていることを書きました。
この記事を公開した直後になぜか不具合がおきて焦ったのですが、他の人は支障なく使えているようなので私の環境設定の問題なのかな。
もしかすると人によって『あれワークしない・・・?』ということあるかもしれませんが、プラットフォーム側の問題の可能性もあるので不具合レポート送るなどで対処していただければ…!
『実際にやってみた!』という方にはけっこう好評なので、デザインや空間づくり、ブランディングなどに興味がある方はぜひ試してみてください。
いい体験には「横の感動」がある
これは直近の記事。
『体験』というワードが盛んに使われていますが、必要なのは『店舗ー顧客』の縦の体験ではなく、『横の体験』だよね、という話を3つの分類にわけて解説しました。
最近中国で盛り上がっているソーシャルコマースやニューリテールの文脈もここに当てはまると思うので、UXやCXに興味がある方向け。
海外サービスのストーリーズに見る「ここがすごいよ、インスタ活用」
オフラインで人と会った時によく見せるnote。
海外サービスのストーリーズを頻繁にチェックしているのですが、特に最近ユニコーンの仲間入りを果たしたRent the RunwayとGlossierはインスタ活用が抜群にうまくて、伸びるブランドやサービスはやはりストーリーズの使い方がこれからポイントになってきそうだなと思っています。
個人だと実際に取り入れられる範囲は限られると思うのですが、海外サービスのインスタ活用を学ぶと、そもそものインスタとの向き合い方が変わるはず。
ブランドを運営している方におすすめのnoteです。
「私」を作った魂の10冊 #私の必読書10選
これはわりと鉄板でずっと購入され続けているnote。
よくTwitterやnoteでも引用しているものばかりですが、それぞれの本から私が何を学び、どこに魅力を感じたか、という点を掘り下げて書いています。
有名な本や定番本はあえて外して、本屋さんでもそうそう見かけないラインナップにしてみたので、ちょっと人と違う本を読んでみたいというときにどうぞ。
これからの小売を考える上で読んでおきたい基本の10冊 #私の必読書10選
必読書の小売版!
おすすめの10冊と別に、最後に『これから読む本』にあげた5冊のうち1、3、4番目は読了したのですが、この3冊もめちゃくちゃよかった!
なので実質13冊がおすすめ本です。(笑)
小売に特化して選んだものの、トレンドやHow toではなく消費者心理や小売業ならではの経営哲学など時間耐久性のある本を中心にピックしたので、いつ読んでも学びがあるラインナップだと思います。
ここにあげた本は『消費文化総研』の定例読書会でも取り上げていく予定。
今月の #あさみのまなび ベストセレクション
最後に、コミュニティ内での私のつぶやきを抜粋してまとめた『あさみのまなび』もお試し読みしていただければと思いこちらのマガジンに入れてみました。
Twitterは自分の気づき、noteはそれをある程度熟成させて成形したものなのですが、Slackのつぶやきは『問いとしてかたまる前のカオス』みたいな感じなので、思考の変遷を垂れ流している感じもあります(笑)。
抜粋ver.は有料マガジン『余談的小売文化論』で毎月更新、投稿全ては『消費文化総研』のSlackでほぼ毎日更新しています。
興味があればそちらもぜひあわせてどうぞ!
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来月から令和という新時代が始まる実感はまだまだ湧きませんが、元号が変わっても日々変わらずコツコツと学んだこと、気づいたこと、考えたことを書き留めながら社会を前に進める糸口を探していきたいと思います。
ではでは、新時代も引き続きよろしくお願いします!
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