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時間をかけたいとき。かけないとき。


料理をするときに、なるべく時間をかけたくないときと、ゆっくり時間をかけて料理に集中したい時がある。
夏の昼ごはんは、なるべく時間をかけたくない。キッチンに長く立つのは暑いし、サラッと食べられるものを体が欲する気がする。

先日友人が家に来て、冷や汁とか食べたいよねって話になり、わかるわかる。わたしも実家で食べたな……。ハイ、今すぐ食べたい。となったので、昨日の夜中散歩ついでにサバの水煮缶を買ってきた。キュウリは夏のレシピの絶対的エースだし、家にあったものでパパッと作れる。今すぐ食べたい気持ちを抑えて、今日の昼を楽しみに寝た。そして気持ちいい目覚めと共にやって来た、今日。そして昼。

あったかいご飯にすりごまと味噌、薄切りしたキュウリとサバの水煮を適当に乗せる。あとは氷水をかけてサバをほぐしながらサラッと食べる。

余ったサバの水煮は、キャベツと炒めたものを、
鶏がらスープの素、塩胡椒、醤油、ごま油で和えて
無限キャベツにしました。🎐

朝じゃない。昼にサラサラッと食べるのがいい。朝じゃない。このくらい適当にいきたい日でした。

日本の郷土料理である冷や汁。本来は、味噌と青魚を炒って、だし汁で食べるそう。今日のわたしが作ったものほど手抜きではないけれど、そこまで面倒な料理ではなさそうじゃありませんか?昔を生きた人たちも、夏バテで食欲がなくても食べられて、尚且つなるべく火を使わないものを作りたいと思っていたのかな。冷や汁は鎌倉時代から食べられているそうです。もうちょっと涼しくなって、キッチンに立つのが億劫じゃなくなって、しっかり手をかけたい気分の日には、手間かけて作ってみます。日本各地で食べられているみたいなので、色んな冷や汁の作り方が知りたいです。こうして時間をかけて知りたいこともありますよね。
見た目がおしゃれな食べ物にどうしても惹かれがちですが、私たちが産まれるずっと前から食べられて来た料理こそ、一度は口にして、知るべきですよね。郷土料理って、初めて食べるものでもなぜか懐かしさを感じるから、これからもっと作っていきたいです。季節を感じるものは特に。

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材料

【冷や汁】1人分
キュウリ 1本
味噌 大さじ1.5
水 250ml
サバの水煮
すりごま


※サバの水煮、すりごま、氷は好きな分だけいれる
※味噌はなんでも◎

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●Instagram   @xsie.p

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